「練星の黒影晶」ゼハネル_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
100%
風属性
100%
光属性
110%
闇属性
140%
モデル
ストーリー
主人公(ユージュ)「(拝啓、メルクさま……、
俺は今、選択を強いられています。どうか、どうかお助けください……)」
ゼハネル「ユージュの動き、最高でした。死んだ目をしながらも、愛と希望を込めて手を振る姿。まさしく原作ユージュの解釈ですよね。
「舞台は映えるようにちょっとオーバーに作られてますけど、あ、いえ、あれはあれで、好きなんですよ。」
「でも僕は原作から入ったので、どっちかというと原作よりのテンションの低いユージュがなじみがあって。ユージュといえば、ダルそうな動きでしょ、みたいな。」
「あ、すみません、つい長々と。原作よりの解釈のユージュのファンアクトしてる人ってあんまり出会えないんでうれしくて。」
主人公(ユージュ)「……ゆじゅ。」
「(アアアアア!
どうしたらいいんだ、誰か助けて!まさがゼハネルさんがプリ♡ファイの大ファンだとは!これ知っちゃいけないやつだよ、隠してるやつじゃん!)」
「(いや待て、まだ俺だということは知られてない。ユージュに中の人などいないでどうにか切り抜けて……)」
紹介所のお姉さん「あ、主人公くん。服が乾いたわよ。災難だったわね、着替えがそれしかなくて。」
主人公(ユージュ)「(終わった)」
「あ、あの、その……、これはですね!」
ゼハネル「……着替えてこっち来て。2人きりになれるところに。」
主人公(ユージュ)「はい。」
***
主人公「このたびは申し訳ありませんでした!誰にも言いませんので、なにとぞお許しを……!」
ゼハネル「ちょっと、僕にどういう印象持ってるわけ?別に怒ったりしないから。だいたい、僕が勝手に自爆しただけだし。」
主人公「す、すみません……。」
ゼハネル「僕としたことが、気づかなかったなんてね。くっ、あの時、エレキファイトだけじゃなくて、ショーのふりをしてたところから見れていれば……!」
「というか、普通に見たかった……!」
主人公「えーと、その、プリ♡ファイ好きだったんですね。」
ゼハネル「……4、5年前かな。調石師の勉強がつまらなくてしょうがなかった頃、宅配ミスで届いたのがプリ♡ファイでね。」
「ちょっと自棄になってたのもあって、読んだんだよ。そしたらそこから人生が変わった。」
主人公「そこからプリ♡ファイライフが……、」
ゼハネル「そう。すぐに原作全巻集めて、ショーにもイベントにも行って……、そのうち自分でもファン作品を作りたくなって……、」
主人公「ファン作品?」
ゼハネル「あ……。あー、まあ、いいか。」
「フィギュアを作ってるんだ。調石師の勉強をしてて、その応用で造形ができたから。」
「でも、調石師の勉強がつまらなくてプリ♡ファイに出会ったのに、フィギュア作ってた結果、メキメキ調石の腕が上がったのには笑えたよね。」
主人公「へ、へえ……。そういえば、ステルラートさんは知ってるんですか?」
ゼハネル「知らない。知れば、プリ♡ファイを見つけるたびにいちいち言ってきてウザそうだし。」
主人公「そ、そうですか。それじゃあ、俺はこのへんで。今日のことは互いに忘れるってことで……、」
ゼハネル「待って。」
主人公「ひいっ!」
ゼハネル「君のそのすばらしいファンアクトに敬意を表して、これを渡すよ。」
主人公「ユージュ人形と小説……!」
ゼハネル「エレキファイトの時に、控室にいたのを見ただけだけどあの時から思ってたよ、君は……、ユージュの素質があるって。」
主人公「(いらねえ……!)」
ゼハネル「だからそんな君にぜひプリ♡ファイの良さを知ってほしいんだ。」
「ははは、秘密を分け合った仲だろう?同じユージュの中の人として、語り合おうじゃないか。」
主人公「(この時の俺は知らなかった……。なんだかんだで原作を読破し、ユジュマルZさんの推薦でプリ♡ファイショーにユージュとして参加する未来を……)」
備考
入手方法