「紫燐灰の誘惑」アメシスト_include
属性補正
炎属性
89%
水属性
89%
風属性
89%
光属性
150%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あれ?なに食べてるんですか、アメシストさん。」
アメシスト「ああ、主人公。紹介所前に新しくできた店のシュークリームさ。」
主人公「朝からいないと思ってたら、まさかあの長蛇の行列にならんで!?」
アメシスト「夜明けから並んでぎりぎりだった。ふふ、なかなかスリルを味わえて楽しかったよ。」
主人公「そ、それならよかったです……。」
主人公(はじめて会った時は浮世離れしたミステリアスな人だったけど、王国に来て、ものすごく庶民じみてきたな……)
アメシスト「ふふ、こういう僕はお嫌いかな?君にはこっちの方がいい?」
主人公「ちょっ、近いです!」
アメシスト「くくく、あははははっ!」
主人公「またからかいましたね!?」
アメシスト「なんてね、ごっこ遊びだよ。あの国から出られないと思っていた頃は……、姉さんも僕も、……そう、必死だったから。」
主人公「…………、」
主人公「まだ長期間は外にいられないとはいえエレメント依存症の治療法ができてよかったですね。」
アメシスト「ふふ、偶然の導きに……、いや、ひいては君たちのおかげだね。」
アメシスト「感謝しているよ、まさか姉さんや親を悲しませずに外に出られるようになるとは思ってもみなかった。」
主人公「そういえばアメトリンさんはまた別のことをしてるんでしたっけ?」
アメシスト「もともとはさっぱりした人だからね。癒術士と一緒だし、依存症での命の危険がないとわかれば、心配しつつも国を送り出してくれたよ。」
主人公「そうなのか…………、やっぱりアメシストさんのことをすごく心配していたんですね。」
アメシスト「退屈を愛で埋められる人だからね。僕と違って。」
アメシスト「………僕だって、愛がなかったわけじゃない。ただ、愛だけじゃ満たされなかった。」
アメシスト「こうしていろんな土地を回って、たくさんの新しいものに触れて……、改めて確信したよ。」
アメシスト「僕は、知らないものを知ることが好きだ。異なる環境で生まれ、育った人たちの生み出す文化の多様性は僕を夢中にさせる。」
アメシスト「時に戸惑い、困惑することさえも僕にぞくぞくするような刺激を与えてくれる。あの国では久しく感じていなかったことだ。」
アメシスト「だからこそ………、」
主人公「アメシストさん?」
アメシスト「ふふ、君には隠す必要もないか。」
アメシスト「…少し怖いんだ。もし、この世界にも飽きてしまったらどうしようってね。」
主人公「………、」
アメシスト「主人公?笑う理由を教えてほしいな?」
主人公「あはは…、すみません。すごく気の長い話だなあって思って。」
主人公「俺は、旅に関してはアメシストさんよりも少しだけ先輩ですけど……、そんな心配、たぶんいらないですよ。」
主人公「俺も村を出る前は全然わからなかったけど、この世界は本当に広くて……、」
主人公「きっと全部見るには、ひとりぶんの人生だけじゃ足りないくらいです。」
アメシスト「……、」
アメシスト「くくく、それはそれで困ったな。それじゃあ、1分1秒を惜しんでたくさん見て回らないとね。」
主人公「って、今から!?」
アメシスト「後でね、主人公。カルセと近況報告と情報交換の待ち合わせをしているんだ。」
主人公「あ、はあ……、」
アメシスト「………、」
アメシスト「主人公、ありがとう。僕は生きていられる。君たちや、君を取り巻く全てのおかげで。」
備考
入手方法
ダイヤスカウト