「灼鋼の解体屋」ヴェルメラ_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
74%
風属性
135%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「解体屋……?」
ヴェルメラ「廃棄場には役目を終えた機械がたくさん集まってくる。そいつを片っ端からさ、うちの相棒でバラしてくんだ。」
メルク「ヴェルメラさんはどうしてそのような仕事を始めたのです?」
ヴェルメラ「ま、大した動機ではないんだが。そうだなあ、ひとことで説明するなら……、」
ヴェルメラ「気に食わねえモンは、ぜんぶぜんぶぜ~んぶ、ブッ壊す……!」
メルク「みゅみゅ……!?」
ヴェルメラ「ってのはもちろん冗談だ。あははっ。」
メルク「……。」
主人公「ヴェルメラならありえそうな気もしたけど……。」
ヴェルメラ「あのな~。ヒトをどんな荒くれ者だと思ってんだ。」
ヴェルメラ「うちはこれでも、ちょっとした社交場に呼ばれたことだってあるんだぞ!」
主人公「そ、そうなのか……?」
ヴェルメラ「まわりのご婦人もみんな口を揃えて言うんだ。『あらあら、可憐で品のあるお嬢さまだこと。きっといいトコの生まれに違いないわ』って!」
主人公「……。」
ヴェルメラ「信じてねえだろ?ドレスだってきちんと着こなせるんだ!こんど披露してやるから待ってろよー!」
主人公「いや、疑ってはないって……。」
ヴェルメラ「ほ~う?」
主人公「あの……、顔が近いんだけど。」
ヴェルメラ「お、どうやらホントみたいだな。」
主人公「なんでそう思うんだ?」
ヴェルメラ「なんとなくだ。でも、わりかし当たるんだぞ!」
ヴェルメラ「そうかそうか、主人公はいいヤツだなー。どいつもこいつも、なかなか信じねえんだよなあ。あはは!まあ、この身なりだと想像つかねえか。」
主人公「どうなんだろう……。話し方とかも関係あるんじゃないか?」
ヴェルメラ「う、うちはこれが素なんだから仕方ないだろ!」
ヴェルメラ「あ!言っとくけど!丁寧な言葉遣いもできるんだからな!」
主人公「へ、へえ……、」
ヴェルメラ「う~ん、披露してやりたいが、この格好だと、サマにはならねえかな~。」
ヴェルメラ「廃棄場に寄ることがあったらさ、うちに来いよ。ついでにエチケットやテーブルマナー教えてやるから!」
ヴェルメラ「そうだ、なんならドレスやメイクも試してみるか!」
主人公「そ、それは別にいいから……!」
ヴェルメラ「あははっ!残念だなー。」
ヴェルメラ「覚えるのは大変だけど、楽しいんだぞ!主人公にも知ってもらえたらいいなあ。」
主人公「楽しそうなのはじゅうぶん伝わったよ。でも、ドレスとメイクは遠慮しておくな……。」
ヴェルメラ「それにしても、結局、どうしてヴェルメラは解体屋をしてるんだ?」
ヴェルメラ「話を聞く限り、あんまりそういったものとは縁がなさそうに思えるんだけど……。」
ヴェルメラ「まあ、なりゆきだ。」
主人公「え、それだけ?」
ヴェルメラ「うちの住んでる廃棄場で、ほかに適任者がいなかっただけなんだ。解体ってのはつまり、製造の一環だからな。」
ヴェルメラ「たとえば硬貨だってそうだろ。ボロボロになったら溶かして再加工する。」
ヴェルメラ「なにかを造るために、なにかを壊す。廃棄場ではこうして使い古されたものに、また新たな命を吹き込んでいくんだ。」
主人公「なりたくてなったわけじゃなくて、その仕事が空いてたから解体屋になったってことか?」
ヴェルメラ「まあな!機械生産はたいてい分業だ。うちはたまたま解体屋に向いてたみたいだ。」
主人公「(あっけらかんと笑ってるけど、そうそう決断できることじゃないよなあ……)」
メルク「(度量のある人なのですよ……)」
紹介所のお姉さん「ヴェルメラちゃん……?ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
ヴェルメラ「紹介所のおばさん!どしたんだ、解体の仕事か?」
紹介所のお姉さん「お、おば……、」
紹介所のお姉さん「まあいいわ。建物の裏口にあった机や椅子、知ってるわね。」
ヴェルメラ「あの壊れた家具な!あれだと運びにくいから、捨てやすくしといたんだ。」
紹介所のお姉さん「修理に出す予定のものが、なぜか粉々に砕かれていたのだけど、やっぱりあなたの仕業だったのね。」
ヴェルメラ「……!?」
ヴェルメラ「う、うちは……うちは、その……っ!」
紹介所のお姉さん「話はあちらの部屋で聞くから、一緒に来てもらえるかしら……?」
ヴェルメラ「いだっ、いだだだっ!は、はなせっ耳をひっぱるな~!」
主人公&メルク「……。」
主人公「まあ、なんていうか……、」
メルク「決断力がありすぎるのも、考えものなのですよ……。」
主人公「だな……。」
備考
入手方法