「幸福招く舞師」きくまろ_include
属性補正
炎属性
92%
水属性
92%
風属性
92%
光属性
130%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
メルク「みゅ?紹介所の方に人が集まってるのですよ。」
主人公「ほんとだな。なにか催し物でも……、」
「ぐおおんっ!」
メルク「主人公さん!今、紹介所の中にモンスターが……!」
「うわああん、助けてーっ!」
主人公「今度は悲鳴が!?」
メルク「いったい何が……、行ってみるのですよ!」
(場面切り替え・紹介所)
きくまろ「そーれっ!」
村の子供「いわあああんっ!」
主人公「モンスター……、の、はりぼて?」
メルク「操ってるのは男の人なのですよ。村の子がはりぼてに噛まれて泣いているのにみんな微笑ましそうなのです……。」
きくまろ「いやっ、お2人さん!ようやく来はったんやね!待ちわびて、踊っとりました!」
主人公「へっ!?お、俺たちを待ってたんですか?あなたは……、」
きくまろ「その前に……、そーれっ!」
主人公「ぎゃああっ、噛まれたーっ!?」
主人公「って、あれ?痛くない……。」
きくまろ「あはは、牙も張子やさかい!」
きくまろ「驚かせてすんまへんな。あては、きくまろ!厄落としの旅をしとります、舞師どす。」
(暗転)
きくまろ「そやさかいに、この張子で頭を噛むと厄除けになりますんや。」
主人公「なるほど、そういう和の国の文化なんですね。でも、どうしてモンスターをかたどってるんです?」
きくまろ「本来の起源は、怖いもんにはこわいもんをぶつける、とゆうことどす。」
きくまろ「癒術士はんらが来はる前はモンスターゆうたら、妖怪やらと並んでの怖いもんや。」
きくまろ「そやさかい、モンスターのフリして、災いを追い返そう思いましたんやろ。」
主人公「へえ……。本来はっていうことは、今は違うんですか?」
きくまろ「ううん、癒術士はんに言うのは気が引けるけんど、癒されたモンスターがおるゆうても、まだまだモンスター恐ろし怖し思っとるお方は大勢どす。」
きくまろ「舞の大半も、昔ながらの考え方のもんやし……。」
きくまろ「でも!あてはそういう考え方を変えたい思うて、伝統とはちょっとちゃう舞を踊っとりますんや!」
主人公「えっ?」
きくまろ「本来の舞の多くは、人間がモンスターのフリして災厄を追い払ったり、脅かしたりするもんが多い。」
きくまろ「そやけど、あてはモンスターが人間に力を貸して、助けてくれるゆう舞を広めたいと思っとります。」
主人公「そうなんですか?……どうしてそこまで、モンスターのことを?」
きくまろ「よう聞いてくれはりました!何を隠そう、あては子どもの頃に、モンスターに救われたことがありますんや!」
きくまろ「あれは、あてがまだ舞の修行中やった頃……、練習に熱が入りすぎて、足をくじいてしまいましたんや。あたりは夕暮れ、場所は山奥。」
きくまろ「このありさまでは、夜行性のモンスターやら動物やらに襲われて危うし!といったところどす。」
きくまろ「そないな時に! ぬっとあらわれて、あてを守りながら家まで運び届けてくれたんが、クリカラゆうモンスターでありましたんや。」
主人公「そんなことが……。」
きくまろ「そやけど、あては探してくれはった人たちはそのモンスターを恐れて、追い返してしまったんどす。」
きくまろ「それ以来、あのモンスターを探せど探せど、見つかることはありゃしませんでした。」
きくまろ「あては、少しでもそないなすれ違いが起きんよう、舞を通して、モンスターへの新しい見方を知ってほしい。」
きくまろ「こうして癒術士であるあんさんらを待っとりましたのも、モンスターと人間が仲よう暮らせる手伝いをしたかったからどす。」
きくまろ「……もうあのモンスターとは会えへんかもしれへんけど、こうすることで、あのモンスターへの恩返しになれば思っとりますんや。」
主人公「そうだったんですか……。」
きくまろ「そやさかい……、あても、あんさんらの旅に協力させてもらえへんやろか?」
主人公「きくまろさん……、もちろんです!」
メルク「大歓迎なのです、一緒に頑張っていくのですよー!」
きくまろ「ほんまです!?あんさんらに会えてよかった。これからよろしゅうお頼申します!」
主人公「それは俺たちのセリフです。こちらこそ、これからよろしくお願いしますね。」
備考
イラストコンテスト入選ユニット
入手方法
メダル交換所600枚(2016年8月16日~