「機杖の御曹司」セドリック_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
100%
風属性
130%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
セドリック:ああ、もうこんな時間だ。
セドリック:ごめんね。
もっとゆっくり話していたいところなんだけど、
待ち合わせている人がいるんだ。
主人公:あ、そうだったんですね。
別に俺たちのことは気にしなくても大丈夫ですよ。
セドリック:ありがとう。
これからお世話になるけど、よろしくね。
メルク:みゅう……、
メルク:待ち人とはもしや、恋人なのでは……?
セドリック:え……?
主人公:(いきなりどうしたんだよ)
メルク:(ことあるごとに懐中時計をチェックしては
照れくさそうにそわそわしていたのです。
やっぱり誰に会うのか気になるのですよ……)
セドリック:はは……。
まあ、別に隠していることじゃないんだからいいんだけど。
メルク:みゅみゅ、ということは……、
セドリック:そうだね。
僕の大切な婚約者だよ。
メルク:そうなのです!?
どんな人なのか気になるのですよ~!
セドリック:話したいことはたくさんあるんだけど、
ええっと、今はその…、
主人公:約束があるんですよね。
セドリック:う、うん。
よければ今度、君たちにも紹介するよ。
メルク:セドリックさんの恋人なのです。
きっと素敵な方なのですね~。
セドリック:そうだね。
とても素敵で優しくて……、
そして芯の強い人なんだ。
セドリック:そういえば、僕が君たちと冒険に出ようと思ったのも、
彼女に出会って、その影響を受けたからなんだけど。
主人公:(あ、なんかスイッチ入ったぞ……)
セドリック:僕の家は昔から機械の国で商売をしていてね。
その、これがまたいやに格式張ったところで……、
メルク:……。
セドリック:僕は子どもの頃、
父さんのもとで帝王学を教わっていたんだ。
セドリック:人の上に立つものとして、
見につけておかねばならない最低限の教養は、
そこで叩き込まれたよ。
主人公:あの……、
セドリック:でも、それはそういう教えだから従っただけで、
僕自身は一度たりとも夢中になれなかった。
セドリック:身のまわりのことは使用人がやってくれるし、
何一つ不自由のない生活を送ってきたけど、
ずっと満たされていなかった。
メルク:(前置きが長いのですよ……)
主人公:(長いな……)
セドリック:そんな時、彼女に出会ったんだ。
セドリック:初めて顔を合わせたのは、
やっぱりその、親の意向だったんだけど……、
メルク:そ、それは……、
もも、もしや、政略結婚的な……!?
セドリック:父さんはそのつもりだったよ。
まあでも、そんなこと気にならないくらい、
堂々とした立ち振る舞いだったかな。
セドリック:初めは戸惑うばかりだったけどね。
だって、清々しいまでに人の話を聞かないんだから。
主人公:(セドリックさんも、
たまにそういうところあるけど……)
セドリック:自由な人なんだけど、
そんな彼女に振り回されているだけで、
これまでとは違ったものが見えて来るんだ。
主人公:違ったもの、ですか?
セドリック:ただ与えられるのではなく、
自分の手で掴みとるから楽しい、みたいな、
その、あんまりうまく言葉にできないな……。
メルク:セドリックさんを振り回すということは、
けっこう男勝りなところもあったりするのですよ?
セドリック:はは……、それなりにあるんじゃないかな。
セドリック:普段は僕を立ててくれてるんだけどね。
僕よりもずっと気丈でしっかりした人なんだよ。
本当は僕がリードするものなんだろうけど……、
主人公:ですけど、そういう関係も、
バランスが取れていていいのかもしれないですね。
主人公:(それにしても、時間、大丈夫なのかな……)
メルク:(みゅう……、そうだったのです。
そろそろ教えてあげた方がよさそうなのですよ……)
セドリック:そうはいってもやっぱり、
彼女に支えてもらうだけじゃなく、
互いに支え合えるような関係になりたいから。
セドリック:だから僕は、もっと見識を広めていきたいんだ。
机にかじりついてるだけでは学べないことって、
たくさんあると思うからね。
主人公:なるほど、それで俺たちの旅に
同行したいってことだったんですね……。
主人公:っと、それはいいんですが……、
メルク:大切な人を待たせているのではないですよ?
セドリック:ああっ!?
主人公:やっぱり遅刻、ですかね……。
セドリック:彼女のことになると、つい夢中になってしまって……!
ああ、君が魅力的なばっかりに、ごめんよヴィクトリカ。
もう少しの間でいいから、待っていておくれ!
セドリック:君たちも付き合わせてしまってすまなかったね。
今後ともよろしく頼むよ!
そ、それでは失礼っ!
主人公:あ、はい、こちらこそ……、
主人公:って……、
メルク:もう行ってしまったのです……。
主人公:……。
まあ、真面目でいい人そうなんだけど。
メルク:どこか抜けている気がするのですよ……。
主人公:だな……。
備考
「仕込傘の銃士」ヴィクトリカの婚約者
入手方法
ダイヤスカウト