「夢追いの銃士」ヨージェフ_include
属性補正
炎属性
130%
水属性
100%
風属性
77%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あの、すみません。
あなたがヨージェフさんですか……?」
ヨージェフ「そうとも。
ヨージェフとは私の名に違いない。
ということは、君が主人公くんかね?」
主人公「ええ、そうです。
これからよろしくお願いしますね。」
ヨージェフ「ほう、話には聞いていたが、
これはまたずいぶんとお若い旅人だ……!
よろしく頼むよ。そちらの麗しいお嬢さんもね。」
メルク「みゅふふ……、もちろんなのですよ~!」
(場面転換)
主人公「ヨージェフさんの武器ですけど、
なんだか珍しい形をしてますよね。」
ヨージェフ「ああ、花をモチーフにしているからね。
こちらのアクセサリーなんかも、ほら。」
メルク「お花が好きなのですよ?」
ヨージェフ「花は夢の象徴なんだ。
私の育ったところでは、そう教わった。」
メルク「どういうことなのです……?」
ヨージェフ「先生は子どもだった私をよく花畑に連れていった。
その満開の景色は、まるで大地に咲く星々のようでね。」
主人公「へえ、そんな花畑があるんですね……!」
ヨージェフ「子どもながらにその光景は鮮烈だったから、
今でもこの目に焼きついて離れないんだ。
夢を託す星のような花々が咲き乱れるあの光景が。
ほら、夜空を仰げば、星に願いごとをするだろう?
私にとっては、花も同じなんだ。
花は夢を叶えてくれるもの……、
そして、夢を与えてくれるものだったからね。」
主人公「じゃあ、花を身に着けてるってことは、
ヨージェフさんには夢があるんですか?」
ヨージェフ「わからない。
たぶん、大人になる過程で、
落っことしてしまったんだろうね。
でも、きっとどこかにあるはずなんだ。
だから君たちについていこうと思った。」
主人公「落っことしてしまった夢、ですか……。」
ヨージェフ「かつて私は、仕事に明け暮れるあまり、
夢だけじゃなく、他にもかけがえのないものを
たくさん失ってしまった。
代わりに富を得たが、身も心もすっかり疲弊した。
そして気づけばこの歳だ。
失ったものの大きさに気づくには、
さすがに遅すぎたのかもしれないね。」
主人公「遅いだなんて、そんなことは……。」
ヨージェフ「君はそう言ってくれるけど、
やはり、寄る年波には勝てないんだ。
今日できていたことが、明日できるとは限らないからね。
そう考えると怖くなって……、だから仕事も辞めたよ。
私がまだなにも恐れていなかった、
怖いものなしだった子どもの頃の気持ちを、
少しでも思い出したくてね。」
主人公「そうだったんですね……。」
ヨージェフ「君にだっていつか訪れるはずだ。
そんな時がきても慌てないように、
なにか1つきっかけを用意しておくといい。」
主人公「きっかけ……?」
ヨージェフ「ああ、そうだ。
私はそれが花だった。
花を身に着けていると、力が湧いてくる。
力の正体は、大人になると忘れてしまう、
かけがえのない夢のかけらなんだ。
たとえばそれは、林道に差し込む温かな木漏れ日や、
草を編んで作った寝床の青い匂いだったり……。
その全てが、
まだ夢中で森や原っぱを駆けまわっていた頃のものだ。」
主人公「……。」
ヨージェフ「だけどあの頃、いったいなにを、
あれほどまで夢中に追いかけていたんだろう。
それだけが、どうしても思い出せないんだ……。」
主人公「もしかしたら、
子どもの目にしか映らないものなのかもしれませんね。」
ヨージェフ「ふふ。
それだと私は落胆するほかないね。
けれど……、そうか。
なんだかその方が、しっくりくる気がするよ。」
備考
入手方法
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