「飴杖の魔術師」ヴァニラ_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
63%
風属性
160%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
ヴァニラ「主人公に、メルクだね。私はヴァニラ。今後とも、どうぞよろしく。」
ヴァニラ「お近づきのしるしに、いいモノをあげる。」
主人公「ありがとうございます。ほんのり甘いにおいがしますけど、お菓子ですか?」
メルク「なんだか可愛らしい形をしているのです。」
ヴァニラ「マカロンだよ。表面の生地は薄いクッキーのようだけど、中はしっとりとしていて、口溶けはなめらかだ。」
主人公「へえ、やっぱり食べられるんですか。彩りが鮮やかで、飾りものみたいですね……。」
ヴァニラ「あはは、王国のひとにとってはそうかもね。コーヒーとよく合う。今度、試してみなよ。」
ヴァニラ「それで、今日はこれからどうするの?もし遠出するなら、少しじゅんびさせてもらいたいな。」
主人公「ああ、いや……、別にその予定はないんですけど。」
メルク「ヴァニラさんがもしよければ、このあたりの案内をしようかと話していたところなのですよ。」
ヴァニラ「いいの?そんなに気を遣ってくれなくてもいいのに。」
主人公「もちろん。とはいえ、ヴァニラさんの都合が悪かったら、また今度でも大丈夫ですよ。」
ヴァニラ「そう。まあ、案内してくれるのなら、お言葉に甘えたいところだけど……、」
ヴァニラ「でもどうせなら、もっと君たちのことが知りたいな。だから、どこか落ち着けるところで過ごさない?」
メルク「は、はいなのですよ……。」
主人公「そうかしたのか……?」
メルク「(なんだかよくわからないのですが、ヴァニラさんの言葉ってドキドキするのですよ……)」
(場面切り替え・夜の街)
ヴァニラ「いつのまにか日も沈んでしまったね。」
主人公「もうこんな時間ですか……。結局、カフェから一歩も外に出ませんでしたね。」
メルク「でも、楽しいひとときだったのですよ~!」
ヴァニラ「うん、その通りだ。いいところを紹介してくれてありがとう。」
ヴァニラ「きっとこの街にはああいった、気立てのいい、温かい人ばかりなんだろうね。君たちはまた、ここのカフェにきたいな。」
主人公「ええ、そうしましょう。オーナーの老夫婦もヴァニラの焼き菓子を楽しみに待ってるみたいでしたし……。」
ヴァニラ「そういえば、主人公のために用意したものだったのに、君はほとんど手をつけられなかったみたいだ。」
主人公「ちょっとしたおすそわけのつもりだったんですけど、まさかあんなに持っていかれるとは思わなかったです……。まあでも、そのぶんサービスしてくれましたから……。」
ヴァニラ「それに粗挽きされた焙煎豆も分けてもらえた。自家製らしいけど、あとで淹れてあげるよ。ほら……、まろやかで芳醇は香りがする。」
主人公「そういえば、ヴァニラさんはコーヒーが好きなんですね。オーナーとも楽しそうに話してましたけど、詳しいんですか?」
ヴァニラ「あまり詳しいわけではないけど、カフェの経営には少し興味があるから。」
主人公「へえ、そっちですか……、なんだか意外です。」
ヴァニラ「もちろん、お客さんとして楽しむのも好きだよ。でも、いずれは私のデザインしたお店を構えて、気の合う友人たちと切り盛りしていければ、とか。」
ヴァニラ「気軽にボードゲームを楽しみながら、スイーツやコーヒーを楽しんだり、他愛もない話に花を咲かせたり。」
ヴァニラ「そんな、いつまでもくつろいでいられるような憩いの場をつくれたらいいなって、考えてるんだ。」
主人公「いいですね。ヴァニラさんがオーナーのカフェなら、行ってみたいです。」
メルク「お菓子の国出身のヴァニラさんなら、おいしいスイーツをたくさん用意できそうなのですよ。」
ヴァニラ「あはは、そうかな……、でも、ありがとう。」
ヴァニラ「ちなみにプレゼントしたマカロンも、メニューの候補として考えていたうちのひとつなんだ。だから喜んでもらえて、今日は本当に嬉しかったよ。」
ヴァニラ「私にとってカフェは、ステキなモノがたくさん詰め込まれた、宝石箱みたいなところだから……。」
ヴァニラ「ミルクをたっぷり入れた挽きたてのコーヒー。ほんのり焦げたハニートースト。色とりどりのスイーツ。もちろんどれも大好きなものばかりなんだけど……。」
ヴァニラ「でもやっぱり、主人公やメルクみたいな、ステキな人たちと過ごす時間が、なによりの宝物だな。」
主人公&メルク「……。」
主人公「(な、なんとなく、メルクの言葉の意味がわかった気がするよ……)」
備考
入手方法