「弧月の魔剣士」シンレット_include
属性補正
炎属性
92%
水属性
92%
風属性
92%
光属性
115%
闇属性
150%
モデル
ストーリー
シンレット「今日から旅にご一緒させていただくシンレットですっ!よろしくお願いしますっ!」
メルク「み、見事な一礼なのですよ。」
シンレット「未熟者の僕を旅に連れて行ってくださるのですから、ご無礼はあってはいけないと思いまして……。」
メルク「思った以上に礼儀正しい方でびっくりしたのです。これからよろしくなのですよ~!」
シンレット「はいっ!」
メルク「そういえば、シンレットさんは修行のために旅に同行したいのだと聞いたのです。なにか目標でもあるのですよ?」
シンレット「はいっ!将来は魔術協会の治安維持部に入りたくて、それに見合う実力をつけたいと思っています!」
メルク「みゅ~、夢のために頑張っているのですね~!素敵なのですよ!」
シンレット「えへへ、ありがとうございます……。」
メルク「でも、治安維持部といえば魔法の国の平和を守る部署と聞くのです。」
メルク「結構、危険な仕事のようなのですが、家族の方は賛成してくれてるのです?」
シンレット「はいっ、ありがたいことに。実は今回の旅の件も、背中を押してくれたのは家族なんです。」
シンレット「本気でその仕事に就きたいなら、危険な仕事もこなせるだけの実力を身に着けてくるようにと。」
シンレット「……我が家はキャンドルの専門店を営んでいるんですが、母も姉も店のことは気にしなくていいと言ってくれました。」
シンレット「特に姉は、母がいないところで店のことは自分が手伝うから僕は自分の夢を追いかけろとまで……。」
メルク「素敵なご家族なのですよ……!」
シンレット「はいっ、自慢の家族です!ただ、僕はそんな姉に……、」
メルク「みゅ?なにか困りごとなのです?」
シンレット「……メルクさん、少し相談に乗ってもらっていいでしょうか?」
メルク「もちろんなのです!お姉さんのことなのですよ?」
シンレット「そうなんです。姉は僕の夢を理解して、応援してくれたというのに、僕は……、姉のことがさっぱりわからないんです!」
メルク「というと……?」
シンレット「姉は普段は落ち着きのあるとても尊敬できる人なんですが……、」
シンレット「時折り、脈絡もなく不思議な踊りを踊りだしたり、老女のような話し方をしたり、訛りだしたりして、僕には姉の行動がさっぱりわからないんです。」
メルク「……たしかに私にもわからないのですよ。」
シンレット「しかし、よく店に来てくださるスコーラさんという方はそんな姉の意図が分かっているらしく、その方が帰られた後は、姉もなんだか満足そうなんです。」
メルク「スコーラさんはどんなことを話すのです?」
シンレット「いろいろと話されますが……、いちばん多いのは、どうしてそうなるのよ、ですね。」
メルク「なるほど……、謎が解けたのですよ。」
シンレット「えっ、本当ですか!?」
メルク「ずばりそれは……、ツッコミ待ち、なのですよ!」
シンレット「つっこみまち、ですか……。」
メルク「きっとお姉さんはかなりのおちゃめさんなのです。そして面白い会話で、シンレットさんともコミュニケーションを取りたいと思っているのですよ。」
シンレット「あの奇行にはそんな意図が!」
メルク「みゅっふっふ、解決方法があるのです。この私が伝家の宝刀……、ツッコミの極意を授けるのですよ。」
シンレット「で、伝家の宝刀!いいんですか、そんなものを!」
メルク「いいのです。その名も……、」
シンレット「ごくっ。」
メルク「なんでやねんっ!」
シンレット「なんでやねんっ!?」
メルク「とりあえずこれさえ言えれば、だいたいはどうにかなるのですよ!万能のツッコミなのです。」
シンレット「そんなものが……!」
シンレット「あ、ありがとうございます!必ずやなんでやねんを習得して、メルクさんによい結果をお知らせできるように励みます!」
メルク「みゅ、頑張るのです!」
※背景変わる
メルク「みゅ?あそこにいるのはシンレットさんなのですよ。こんな夜中に山に向かって何を叫んで……、」
シンレット「なんでやねんっ!なっんでやねんっ!なんでやねええええんっ!」
メルク「……。シンレットさんはツッコミよりボケの方が向いてそうなのですよ……。」
備考