「沈まぬ翁月」レノンポルド_include
属性補正
炎属性
90%
水属性
90%
風属性
90%
光属性
100%
闇属性
140%
モデル
ストーリー
主人公「仲間になってくれてありがとうございます。ええと、レノンポルドさん、でしたよね。」
レノンポルド「……。」
主人公「あっ、す、すみません! もしかして違いました!?」
レノンポルド「いや、その通りだ。改めて名を尋ねられたのが久しかったものでな。」
主人公「え?」
レノンポルド「レノンポルドだ。よろしく頼む。」
主人公「あ、はい!」
主人公「(常夏の国ではみんなが名前を知ってるような有名な人なのかと思ったけど……、よく考えたらそんな人が俺の仲間になってくれるわけないよな)」
主人公「(あれ……、ってことは、名前を聞かれないっていうのは……)」
レノンポルド「どうした?」
主人公「あっ、いえ、なんでもないです!」
主人公「(ち、違う! 一瞬、寂しいひとり暮らしの老人説がよぎったけどこの人ただものじゃないぞ!)」
主人公「(俺でもわかるほどのすごい人オーラがレノンポルドさんから漂ってる……!)」
主人公「(いったい何者なんだ。たしか紹介所のお姉さんの話では……)」
レノンポルド「顔色が悪い。癒術士として連日、モンスターを癒していると聞く。少し休んだほうが……、」
主人公「だ、だいじょうぶです! ええとそれより、レノンポルドさんって海軍、にお勤めって聞いたんですけど……、」
レノンポルド「ああ、そうだ。」
主人公「お仕事の方はいいんですか……?」
レノンポルド「今は休暇を取っている。」
主人公「休暇……。」
主人公「(こんな仕事一筋そうな人が休暇!? とてもそうは思えない……)」
主人公「(はっ! 休暇は口実で、なにか重要な秘密任務があるのかも)」
主人公「(でも、それならどうして俺の仲間になってくれたんだ? 俺を選ぶ理由といえば……、癒術士であること、か?)」
主人公「……。」
レノンポルド「主人公?」
主人公「レノンポルドさん……。モ、モンスターのこと、どう思います!?」
レノンポルド「……。」
レノンポルド「海をめぐって戦う宿敵だ。」
主人公「しゅ、宿敵ですか……。」
レノンポルド「海賊との戦いも多いが、本来、海軍が戦う相手はモンスターだ。」
レノンポルド「人々が海に出られるよう、漁の海域からモンスターを追い払ったり、浜辺へ襲い来るモンスターを撃退したりしていた。」
主人公「そうだったんですか……。」
レノンポルド「意外そうな顔をしている。」
主人公「あっ、その……。偏見なんですけど、海軍って人と……、いえ、海賊と戦ってるイメージの方が強かったので。」
レノンポルド「そうか。」
主人公「え、えっと……。」
レノンポルド「そう案ずるな。今は休暇中であることにくわえ、君と旅路を共にしている。」
レノンポルド「君がモンスターを癒すことに協力を惜しむことはない。私自身、モンスターに対して深い憎しみを抱いているわけでもない。」
主人公「そ、そうなんですか。」
レノンポルド「……もうこんな時間か。すまないが、話はまたあとにしてくれ。」
主人公「あっ、ほんとだ! す、すみません、ただの顔合わせだったのに話しこんでしまって……。」
レノンポルド「かまわない。それではここで失礼しよう。ああ、そうだ。」
主人公「は、はい?」
レノンポルド「探りを入れるなら、もう少しましな聞き方をしなさい。」
主人公「……!?」
主人公「ば、ばれてたのか……。っていうか、海軍の実態に驚いて途中からレノンポルドさんの目的を探るの忘れてた……。」
主人公「海軍って法に従って悪人を捕まえるだけのところじゃなかったんだな。モンスターから国を守ってもいたのか……。」
主人公「それにしても結局レノンポルドさんの目的ってなんだったんだ~!」
紹介所のお姉さん「旅行の下見ですって。奥さんとの新婚旅行を数十年越しでやりたいそうよ。愛妻家よね~。」
主人公「ほんとにプライベートだった!」
主人公「愛妻家のいい人だったのに、変に探るような真似をして申し訳なかったな……。」
レノンポルド(子どもの頃とくらべれば、海軍のイメージもずいぶんと変わったものだな)
レノンポルド「……。」
レノンポルド「(やってきたことが本当の意味で正しかったのか。それは後の世を生きる者たちが決めるだろう)」
レノンポルド「(たとえどんな評を下されたとしても、それを後悔するような覚悟で生きてきたつもりはないが……)」
レノンポルド「(いつか私を元帥の座からひきずり降ろそうとする者が現れたなら。それが革命の時なのだろう)」
備考
入手方法
ダイヤスカウト