「樹声の聴き手」エイシー_include
属性補正
炎属性
86%
水属性
86%
風属性
86%
光属性
170%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
エイシー「メルク、久しぶりだな!」
メルク「エイシーさん、お久しぶりなのですよ~!お待たせしてしまって申し訳ないのです。」
エイシー「いや、あたしがちょっと早く着きすぎただけだって。待ち合わせの時間にはまだ早いしな。ったく、ティグにも見習ってほしいもんだ。」
メルク「みゅ?ティグさんは遅刻がひどいのです?」
エイシー「ひどいってほどじゃねえけど……、なんでかいっつもほんのちょっとだけ遅れてくるんだよ。」
エイシー「長くて5分くらいだし、そんなに気になるわけじゃないけど、遅れてくるくせにやけにご機嫌なんだよな。」
エイシー「一応、謝ってくるんだけどさ。」
メルク「髪の毛をうまくセットするのに時間をかけてるとか……。」
エイシー「なるほど。それでうまくセットできて、機嫌がいいってことか。」
エイシー「って、あいつから待ち合わせを持ち掛けてんだからちゃんと時間に間に合わせろよ!」
メルク「ま、まあまあ!今のは単なる想像なのです!決まったわけではないのですよ!」
エイシー「それもそうだな。メルクに言ってもしょうがないし、悪かったよ。」
メルク「それはいいのですが、ティグさんとうまくいっているのかどうかちょっと心配になってきたのですよ。」
エイシー「えった?いや、遅刻はほんとにたいしたことじゃねえんだ。」
エイシー「たしかにちょっと気になるけど、なんとなく、あいつにとって大事なことのような気もするんだよ。」
エイシー「それに、遅刻はするけど、毎回、笑顔で現れられるのは、その、結構、気分いいしさ。」
メルク「たしかに、笑顔で待ち合わせ場所に来てくれたらすごくうれしいのですよ!」
メルク「……でも、遅刻をしていなければもっと嬉しいのです。」
エイシー「それはな……。」
エイシー「まあでも、しばらくは今のままでいいや。それに、ティグには別のことで世話になってるし。」
メルク「そうなのです?」
エイシー「あいつ、意外と読み書きうまくてさ。兄貴の影響だって言ってたけど……。最近、字とかいろいろ教えてもらってるんだよ。」
メルク「そうなのですね~!勉強するきっかけがなにかあったのです?」
エイシー「まあな……。原初の森から戻ってきて以来、緑精が見えなくなったってことは話しただろ?」
エイシー「前までは見えなくなりたいってずっと思ってたのにさ、いざそうなると……、なんかさみしいんだよな。」
メルク「……ずっと見えてたものがなくなったら、それもそうかもしれないのですよ。」
エイシー「それもあるけど、たぶんそれだけじゃなくて……、あたしが町の人たちに馴染めなかったのは緑精が見えてたせいだ。」
エイシー「だけど、そんなあたしが本当に独りにならなかったのは、きっと緑精が見えてたおかげなんだ。」
エイシー「いきなり出てくるし、うるさいと思ったこともあったけど、あいつらがのんきな顔で歌いかけてくれたから。」
メルク「そうなのですね……。」
エイシー「もうあたしには見えねえけど、あいつらは変わらずそこら中にいると思うからさ。」
エイシー「だから……、別の形であいつらと関わっていけたらなって思ったんだ。別にお礼、とかじゃないけどさ。」
メルク「それで勉強を始めたのです?」
エイシー「そ。植物の医者になれたらいいなって思ってる。ティグにはその手伝いをしてもらってんだ。」
エイシー「……まあ、実現は遠そうだけどな。長い間、文字呼んでると頭が爆発しそうになるし、ティグが何言ってんのかわかんねえことも多いし。」
メルク「でも、エイシーさんならきっと素敵なお医者さんになれるのですよ!」
エイシー「へへ、ありがとな。」
メルク「それにしても、ティグさんが教師役とは少し意外だったのですよ。」
エイシー「あたしもあいつが思った以上に勉強ができるって知ってびっくりしたけどさ、案外、面倒見がいいんだよな。」
エイシー「ほら、これとか作ってくれたんだ。」
メルク「単語帳なのです?」
エイシー「そうそう。これで意味と読み方を覚えていくんだ。」
メルク「では抜き打ち問題なのです!」
エイシー「お、おう!」
メルク「この文字は何と読み、何という意味なのですよ!」
エイシー「え、えーっと……、ソ……、違う。シア、シアノ!」
メルク「正解なのです!」
エイシー「意味、意味は……、」
エイシー「花だ!」
メルク「大正解なのですよ~!」
メルク「……それにしても、字がやたら丸い上に可愛く装飾されててちょっと読みづらいのですよ。」
エイシー「あいつの字は全部それなんだよな……。別の意味でちょっと頭が痛い。」
備考
入手方法
Lv50以上の★3エイシーがパーティに入っている状態で、フォレストトン出現クエストをクリアすると、一定の確率で進化