「想寂の微笑」ティグ_include
属性補正
炎属性
89%
水属性
89%
風属性
89%
光属性
100%
闇属性
150%
モデル
ストーリー
ティグ「主人公!ごめんね、待った?」
主人公「あ、ティグ!いや、さっき来たところだ。」
ティグ「ふーん、そっか。」
主人公「……?なんかやけに機嫌がいいな?」
ティグ「べっつに!普通だし。」
主人公「そ、そうか?」
ティグ「それより、久しぶりに会ったって言うのに何もないの?相変わらず輝いてるね、とかますます可愛くなったね、とかさあ!」
主人公「恋人じゃないんだから……。」
ティグ「恋人じゃなくても褒めたくなるほどかわいいでしょ?」
主人公「ティグは相変わらずだなあ……。」
ティグ「ふふん、そうでしょ。相変わらずかわいいでしょ。」
主人公「いや、そっちの意味じゃ……、まあいいか。」
主人公「でも、元気そうでよかったよ。俺たちが旅立った後はどうしてたんだ?」
ティグ「僕、家出中だったしね。ちょっとの間、エイシーの家に転がり込んでたよ。でも、今は自分の家に帰ってる。」
主人公「そうなのか。てっきりエイシーの家に居候してそうかもとも思ってたけど。」
ティグ「あのね、いくら僕が可愛いからってさすがに文無しでやっかいになり続けられるほど顔の皮は厚くないから。」
ティグ「むしろ薄くて色白ですべすべだから。」
主人公「そ、そうだな。でも、そもそもどうして家出してたんだよ?」
ティグ「ああそれは……、ちょっと噂を聞いてたんだよ。緑精を見ることができる人がいるらしいって。」
主人公「それって……、」
ティグ「そう、エイシーだよ。といっても、かなりあやふやな噂で、その時は性別も年齢も確かなことはわからなかったんだけど。」
ティグ「でも、どうしてもその人に会いたくて、勝手に家を抜け出して探しに出てたんだ。兄さんと同じ、緑精を見ることができる人だから。」
主人公「そっか……。」
ティグ「エイシーと会った時は、まさかエイシーがそうだなんて思えなかったけどね。」
ティグ「あんまりにも兄さんと雰囲気が違ったから。緑精が見える人は、みんな兄さんみたいに物腰が穏やかで、優しくて、温厚だと思ってたんだ。」
主人公「それ、反対に言えばエイシーが粗暴で、怒りっぽいってことになるぞ……。」
ティグ「内面じゃなくて、そういう雰囲気ってこと!」
ティグ「……でも実際、エイシーと兄さんは違ったよ。似てるところもあるけどね。」
ティグ「……兄さんは、すごく優しかったよ。そんな兄さんが自慢で、大好きだったけど……、でも、それはエイシーの優しさとは違う。」
ティグ「兄さんは優しかった、……誰にでも。誰かにとりわけ優しくすることもなく、誰かにとりわけ冷たくすることもなかった。」
ティグ「誰も兄さんの特別じゃなかったし、兄さんも誰の特別にもなろうとしてなかったんだ。」
ティグ「兄さんの夢見るような瞳、焦がれるようにトンネルに向かう足取り、森に呼ばれた兄さんを見た時に気づいたよ。」
ティグ「僕が遊んでほしいと言えば、遊んでくれるけど、兄さんから誘ってくれたことはほとんどなかった。僕は兄さんにとって特別じゃない。」
主人公「ティグ……、」
ティグ「昔の話だよ。僕にとっても、兄さんにとってもね。」
主人公「……今はエイシーもいるもんな。」
ティグ「ま、まあね。」
ティグ「……、」
ティグ「エイシーはね、優しいよ。でも、それだけじゃない。よく呆れるし、たまに怒る。」
ティグ「それがさあ……、なんだか嬉しいんだよねえ。」
主人公「そっか。」
ティグ「……さっきのこと。」
主人公「え?」
ティグ「主人公とメルクだってそうだからね。……今日は、待ち合わせに来てくれてありがと。」
主人公「それは誘った俺のセリフ……、」
ティグ「僕のセリフでもあるの。」
ティグ「まあでも、確かに主人公のセリフかもね。こんなにかわいい僕と一緒に旅ができるんだから。モンスターだって3割増し癒されやすくなるでしょ。」
主人公「いやならないよ!」
ティグ「じゃあ、主人公が3割増し癒されやすくなる。」
主人公「俺が癒されるの!?そうだとしてもたぶん、かわいさは関係ないから!」
ティグ「まったく、主人公ってば審美眼がないんだから!」
ティグ「……ふふふっ。でも、追いかけるよ。今度は僕が、あんたたちが悩んだ時に。」
主人公「……、」
ティグ「僕のかわいさによるヒーリング作用を思い知ってもらわないといけないしね!」
主人公「そ、そっちでは癒されたくない!」
備考
入手方法
Lv40以上の★2ティグがパーティに入っている状態で、シューリー出現クエストをクリアすると、一定の確率で進化