「粋衣の獅子族」テッド_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
71%
風属性
140%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「へー、キュウリに美容効果が。」
紹介所のお姉さん「そうなの、それで最近ハマっちゃってて……、」
「ぎゃあああっ!」
主人公「うわっ、なんの悲鳴だ!?」
紹介所のお姉さん「ああ、いつものことよ。」
メルク「みゅ、あそこにいるのは……、」
テッド「いいい、いきなりモンスターの鳴き真似なんかすんじゃねぇっ!危うくぶっとばしちまうところだったろうが!」
町のお姉さん「やだ~、かわいい~っ!」
テッド「かわいいじゃねぇ!いいか、オレを怒らせたらなあっ……、ん?」
町のお姉さん「テッドくんの尻尾ってホントかわいいわよねえ。ズボンにしまわずに、いつも外に出してたらいいのに。」
テッド「うわあああっ!み、見るなバカ、ヘンタイ!」
町のお姉さん「自分で尻尾、出したくせに~。」
テッド「あああ、あんたが驚かしたせいだろうが~っ!」
テッド「ううっ、ぐすっ、あ、あんた、なんだんだよ!オレになんの恨みがあるっつーんだ!いつもいつもちょっかいかけてきやがって!」
町のお姉さん「ああ、その顔その顔!そんな顔されたら、ぞくぞくしてもっといじめたくなっちゃう……!」
テッド「ひいっ!」
テッド「く、くそぉ~、せっかく国を出てあいつから解放されたと思ったのに、まさか王国にも似たやつがいるとは……!」
主人公「ああ、またテッドさんが町のお姉さんにからかわれてるのか……。」
メルク「いつもつんけんしてるテッドさんが、お姉さんにかかればまるで子猫のようなのですよ~。」
紹介所のお姉さん「ふふふ、微笑ましいわよね。」
テッド「微笑ましいじゃねぇっ!オレが救いを求める視線を送ってもことごとく無視しやがって~っ!」
主人公「紹介所のお姉さん……。」
紹介所のお姉さん「だって確かにかわいいんだもの……。もう、そんな目で見るなら、主人公くんが止めてあげればいいじゃない。」
主人公「ふっ、俺も2匹目の子猫にされて終わりですよ。」
メルク「自慢げに言うことじゃないのですよ。」
主人公「それにしてもあのテッドさんが助けを求めるとは……。」
メルク「それほどまでに追い詰められていたのですね……。」
テッド「うぐっ!ま、まあホントは助けなんかいらねーけどな!別にビビってなんかねーし!」
町のお姉さん「あら、そうだったの?それじゃあとっておきのことを教えてあげる。」
テッド「ひいいいいっ!く、首に息を吹きかけんじゃねぇっ!オバケかと思ったじゃねぇか……、」
町のお姉さん「そう。最近、夜中の紹介所に出るらしいのよ。」
テッド「えっ?」
町のお姉さん「オバケ。」
テッド「……。」
町のお姉さん「もうそろそろ日が暮れるし、会えちゃうかもしれないわね。」
テッド「……。」
「あ、ああ~っ、オレ、今日はもう帰るわ!服の手入れをしないといけねーんだった!ってわけで、それじゃあなっ!」
主人公「お姉さん、またテッドさんをからかって……。」
町のお姉さん「だってかわいいじゃない~!あんなに怖がりな子が精いっぱい虚勢を張ってる姿……、怒ったふりをしててもズボンの中で尻尾は正直……。」
町のお姉さん「内心ビクビクしてるからこそ、先んじて怒ってるのよ。そう、あれは彼なりの防衛本能。」
町のお姉さん「そしてそれが崩れた時に見せる、恥ずかしそうだったり悔しそうだったり、泣き出しそうな顔がいいのよ~!」
メルク&主人公「うわあ……。」
紹介所のお姉さん「だからってわざわざあんな作り話はしなくていいでしょ。人が近づかなくなったらこまる……、」
町のお姉さん「あら、あの噂は本当よ。」
メルク&主人公&紹介所のお姉さん「え?」
町のお姉さん「あなたたちも気をつけてね。それじゃあ、ばいばーい。」
主人公「……。」
メルク&主人公&紹介所のお姉さん「……。」
「あっ、俺、メルクのビンを磨かないといけないんだった。」
紹介所のお姉さん「えっ!」
「わ、私も、読まないといけない本が……、」
紹介所のお姉さん「えっ!」
紹介所のお姉さん「……。」
紹介所のお姉さん「な、なにこの展開……。」
(場面切り替え・夜の街)
テッド「くそっ、今日は散々だったぜ!紹介所の姉さんも止めてくれりゃあいいのによぉ!」
テッド「あい、いや、別にビビってたわけじゃねーぞ!?ただ義理人情ってモンもあるだろって話で……、」
テッド「って、誰に言い訳してんだ、オレは。」
テッド「ちっ、さっさと宿に戻って寝るに限るぜ。くそ、最後にいらねぇこと言いやがって!オバケなんかいるわけねぇし!」
テッド「……そういや姉さん、今日は夜中まで仕事だって言ってたな。」
テッド「……。」
テッド「あああああっ、くっそぉおおおっ!」
(暗転)
「おい、いねーのか!ちなみにオレは忘れ物を取りに来ただけ……、んあ?」
「……。」
「ぎゃああああああっ!」
(場面切り替え・紹介所)
テッド「ん……、朝……?たしか、オレは姉さんの様子を見に昨日の夜……、」
テッド「だ、ダメだ、それ以上なにも思い出せねー!だが、なにか恐ろしいものを見たような気が……、」
紹介所のお姉さん「起きたのね、テッドくん。安心して、もうオバケは現れないわ。」
テッド「もしかして姉さんがオバケを!?」
紹介所のお姉さん「……。」
(暗転)
主人公「そういえば、あのオバケの噂ってなんだったんだろうな。」
メルク「最近はめっきり聞かなくなったのですよ。」
主人公「あ、あと、最近……、」
町のお姉さん「そこをどいて!テッドくんの尻尾が私を呼んでるのよ!」
紹介所のお姉さん「そういうわけにはいかないわ。テッドくんが嫌がってるでしょ!」
テッド「ね、姉さん……、いや、姉御ぉ……!」
主人公「なにがあったんだろうなあ。」
メルク「なのですよ~。」
紹介所のお姉さん「(テッドくん、安心して。あなたのことは私が守るわ!)」
紹介所のお姉さん「(あの夜、テッドくんだけが私を心配して紹介所に来てくれたことに報いるため!そして……)」
紹介所のお姉さん「(オバケの正体が、キュウリパックをしてた私だったことへのお詫びに……!)」
備考
関連ユニット
画像 | ページ名 |
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「究愛の覇拏嫁」プリテリオナ | |
「縁の仕立て猫」ロロ |