「轟耀の魔時計」アクセレータ_include
属性補正
炎属性
90%
水属性
90%
風属性
90%
光属性
100%
闇属性
145%
モデル
ストーリー
アクセレータ「やっほお~。ふたりとも、こんなところでなにしてるの?」
主人公「アクセレータ……?
ああいや、べつにたいした用事ではないんだけど。
なんかまわりに、ひとだかりができてたから気になって。」
町の子供「ねえちゃんまだ?はやくそとのあいつにのせてくれよー!」
アクセレータ「うう~。きょうはもうムリなんだぞ~。」
メルク「みゅふふ。
こどもたちにかこまれていそがしそうなのですね。」
アクセレータ「へへへ。
でもボクより空舟のほうに興味があるみたい。遊具ではないんだけど、
やっぱりものめずらしいのかも?」
主人公「ああ、たしかに魔法の国ならではの技術だから。
子どもたちが夢中になるのも、うなずけるよな。
こっちでみかけることなんてまずないだろうし。」
主人公「アクセレータの住んでるところだと、アカデミーの
通学なんかで利用されるんだっけ?」
アクセレータ「そのと~り。へへっ結構普及されてるんだ。
ちなみにボクの運航便はコドモたちにも評判なの。」
アクセレータ「主人公も空舟にのったときは、言葉を
うしなっちゃうくらい感動してたよねえ。あんなに
よろこんでもらえたの、はじめてだったなあ。」
主人公「あれは恐怖のあまり放心してただけだからっ!
もうほんと、生きた心地がしなかったんだよ!
アクセレータのデタラメな暴走運転のおかげでな!」
アクセレータ「口ではみんなそういっても、肉体は自然と
病みつきになっちゃってるんだぞ~。主人公たちなら
またいつでものせてあげるねえ。」
主人公「いやもう勘弁してほしいくらいに堪能したけど。
ああどうせなら、こどもたちをのせてやったらどうだ?」
アクセレータ「さっきねえ。
どうしてものりたいっていうコがいたから、
ちょうどこのあたりをブラッと飛んできたところだよ~。」
アクセレータ「うう~。でもそしたらほかのコドモたちも
あつまってきっちゃって。気づいたころには
もうこんなありさまになってたんだ~。」
アクセレータ「みんな、空舟にのるまで帰らないんだぞ~って。
も~、ボクのいうことなんかぜんぜんきいてくれないの。」
主人公「うーん、いっけんただの馬車だけど。
飛んでいるところをまのあたりにすれば、
やっぱり気になってしかたないんだろうな。」
アクセレータ「だからどうしようと思って。
ほんとうなら、みんなのせてあげたいんだけど。」
メルク「ひとりやふたりならまだしも、これだけあつまると
さすがにたいへんなのですね~。」
町の子供「ねえ、おねえちゃん。
わたしたらのってもいいって、フクロウちゃんが。」
アクセレータ「ああっ。
ボクのペコとクウを勝手に手なずけちゃダメなんだぞ~。」
町の子供「ペコとクウ?
ふふふ、かわいいおなまえ。」
アクセレータ「白いのはペコで、黒いのがクウ!
ペコはさみしがりやのあまんぼうさんでえ。
クウはボクよりかしこいしっかりものなんだぞ~。」
町の子供「そうなんだ。おねえちゃんよりもちゃんとしてるクウが
いうんだから、わたしたちは空舟にのせてもらってもいいよね。」
アクセレータ「ううっ。そ、それはダメなのお~。」
主人公「ええっと、アクセレータ……?」
アクセレータ「主人公~っ。
コドモたちがボクのいうこときいてくれないんだぞ~。」
主人公「た、たいへんみたいだな。とはいえ、そろそろ日も暮れてきたし。
俺たちは町に向かおうとおもうんだけどっ。」
アクセレータ「主人公の薄情もの~っ。」
アクセレータ「……。」
アクセレータ「あ、そーだ。へへ、いいこと思いついちゃった。」
メルク「みゅ?アクセレータさん……?」
アクセレータ「ゴメンねえ、みんな。いまからこのひとをつれて町にいかないとダメなんだ~。
もっと遊びたかったんだけど、仕事だからしかたないの。」
町の子供「「ええー!」」
主人公「いや、空舟はじゅうぶん堪能したから!
今後いっさい利用する機会がなくても、もうぜんぜんかまわないくらいに!」
アクセレータ「へへ、またまたそんなこといっちゃってえ。
もっとすなおにならないとダメなんだぞ~。」
(場面転換)
主人公「はっ、はなしてっ!たすけてくれ、メルクー!」
メルク「アクセレータさん!?
あたりもすっかり暗くなってしまったのです!
これだけ視界がわるいとあぶないのですよっ!?」
アクセレータ「夜空はペコとクウが照らしてくれるよ?
もし落っこちても地面にたたきつけられるまえに、
ボクがひろってあげるからだいじょうぶ。へへ。」
主人公「なんかぜんぜん安心できないんだけど!?
というか、さすがにきょうは安全運転だよな!?」
アクセレータ「2名さまご案内なんだぞ~。
ペコとクウはランタンに点灯おねがい~。」
主人公「ああ、待って!まだ返答をきかせてもらってない!
やめてっ、おろして! いやだっ!」
メルク「みゅわわっ!客車が浮かびはじめたのですよ~!
あの、ちょっと、アクセレータさ……、」
アクセレータ「運行予定に変更なあ~し。
それではさっそく出発ど~ん。」
主人公・メルク「「あああああっ!」」
(場面転換)
アクセレータ「へへっ、おつかれさま~。
道にまよって、ずいぶんおそくなっちゃった。」
主人公・メルク「「……。」」
アクセレータ「あれえ?ふたりとも、ハリアープみたいにムスッとしてるぞ~。
ねえ、空舟からながめる夜景は壮観だったでしょ~?」
メルク「ええっと、アクセレータさん。景色なんてぐるぐるうつりかわっていくばかりで、
じっくりみている余裕なんてなかったのですよ。」
主人公「ただ振り落とされないように、無我夢中でしがみついてたからな。」
主人公「まあ、おかげでよけいなこと考えずに済んだから。
時間がたつのもびっくりするほどはやかったけど。」
アクセレータ「へへっ。たのしいときほど、あっというまに感じるんだぞ~。」
主人公「好きあらばごまかそうとしてないか……?
その暴走癖がなおらないかぎりはもうごめんだからな!」
アクセレータ「うう~っ。」
アクセレータ「ボクの絶叫スリルアトラクション、ダメだったかなあ。
アカデミーにかようコドモたちなんかはいつも、キャ~キャ~さわぎながら
たのしんでくれるのに。」
主人公「おいっ、いつのまにか趣旨かわってるだろ!
なんだよ絶叫スリルアトラクションって!?
どうりでまえよりいっそう乱暴な運転だと思ったよ!」
アクセレータ「へへへ。口ではそういっても、体は自然と病みつきに~。」
主人公「ないからっ!」
備考
「黒針の魔時計」ハリアープとは同期