「午睡の弓士」ユディ_include
属性補正
炎属性
91%
水属性
91%
風属性
91%
光属性
135%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
ユディ「うぐ、ぐぐ……。」
メルク「みゅ、主人公さん。あちらにユディさんがいるのですよ。」
主人公「ああ、ほんとだ。紹介所でみかけるなんて、めずらしいな。」
ユディ「ん~、うう、うぐ……!」
メルク「でも、ちょっと様子がおかしいというか、なにやらうなってるようにもきこえるのですよ。」
主人公「た、たしかに。いったいどうしたんだろう……。」
ユディ「ん、んふ、んふふ……。」
メルク「みゅ……。こんどはいきなりにやけはじめたのです……?」
主人公「うーん。話しかけるのはすこし気がひけるけど。まあ、とりあえず挨拶くらいはしておこうか……。」
ユディ「ふふ……。」
主人公「ユディさんもきていたんですね。あの、今日はここでなにか用事でも……?」
ユディ「ん……、う?」
ユディ「主人公くんに、メルクちゃん?ふふふ、奇遇だねえ……、ふたりもきてたんだ。」
主人公「ええ。ちょうどいまきたところですけど。まさかユディさんがいるとは思いませんでした。」
ユディ「ふうん、そっかあ。それならわたしといっしょにお昼寝しよ?」
ユディ「と、いいたいところだけど。ううう、そういえばいまはお昼寝禁止なんだった~。」
メルク「お、お昼寝禁止……?ええっと、なにかあったのですよ?」
ユディ「じつはわたし、ちょっとした特訓をしてるんだ~。でも、なかなかうまくいかなくて……。」
主人公「へえ、特訓ですか。さっきもここでなにかやってましたよね。」
ユディ「えへへ、みてたの~?あれはね、お昼寝を我慢してたの。もうはんぶん夢のなかにいたけどねえ。」
主人公「ひ、昼寝を我慢って……。なんだか変わった特訓ですね……。」
ユディ「うん、そうなんだあ。この時間になると、うとうとしてきちゃうから。わたし、負けないようにがんばってたの。寝たけど。」
主人公「な、なるほど。いわれてみればユディさんって、いつも昼寝をしてるような気がします。」
ユディ「だってねむいんだからしかたないでしょ~。」
メルク「でも、どうして我慢する必要があるのですよ……?」
ユディ「だってえ。みんな、わたしを子どもあつかいするんだもん。」
ユディ「村では年長の部類にはいるし、子どもたちには頼れる存在でありたいの~!」
ユディ「でも、みんなをひっぱっていこうとするひとが、お昼寝ばっかりしてたら、なんだか頼りないでしょ?」
主人公「ええっと、まあ。そういうものなんでしょうか……?」
ユディ「だから村の子どもたちのまえでは、必死に眠気をこらえるようにしてるんだけど。」
ユディ「けっきょくいつも寝ちゃうんだあ。ふふふ、いまさっきみたいにね?」
主人公「頼れる人をめざすのはいいと思いますけど、べつに昼寝はあんまり関係ないような……。」
ユディ「でね、主人公におねがいがあるの!」
主人公「俺に、ですか……?なんでしょう?」
ユディ「わたしがもしまた寝ちゃったら、叩き起こしてほしくて。」
主人公「た、叩き起こすって……。」
ユディ「ふふふ、容赦なくおねがいねえ?でも、わたしだって寝るつもりないから安心して~!」
主人公「は、はい……。わかりました、ユディさんがそういうなら……。」
ユディ「ふふ、ありがとう主人公……、ん、ふふ……。」
主人公「ユディさん……?」
主人公「……。」
メルク「寝たのですよ。」
主人公「ああ、寝たな。」
メルク「一瞬たりとも我慢できなかったのですね。」
主人公「だな。」
(暗転)
メルク「あの、主人公さん。」
主人公「ん……?」
メルク「ユディさんを起こさないのです?私たちはいつまでここにいるのですよ……?」
主人公「いやまあ、そうなんだけど。このあどけない寝顔をみてると。起こしたくても起こせなくて……。」
メルク「みゅ。たしかに、幼子のように愛らしい寝顔なのですよ……。」
備考
「小悪魔の弓手」フィネットの幼馴染