「誠追の補者」ハイネ コメント一覧 (2ページ目)
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さすらいの癒術師さん
42016年02月15日 23:40 ID:rnjhrbwvハイネ「普段通りを装いつつ、僕に対して
少しぎこちなくなったことはすぐにわかりました。
嘘が下手な人ですから。」
「でも、あの時の僕には
どうしてそうなったのかよくわかっていなくて」
「ただ、もっと勉強して、弓の腕を磨けば、
兄はまた以前のように戻ってくれるのではないかと、
思っていました。」
「そんな僕でしたから、
兄の態度は余計にぎこちないものになりました。」
「それでも、僕は兄の気持ちにも気づかずに、
僕がいたらないせいで、
兄は僕を嫌っているのかもしれないと考え始めました。」
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さすらいの癒術師さん
32016年02月15日 23:35 ID:rnjhrbwvハイネ「は、はい。
ありがとうございます……。」
主人公「どうしたんだ?」
ハイネ「いえ……、
少し、兄のことを思い出して。」
主人公「ラーテルの?」
ハイネ「はい。
……兄がまだルエントにいた頃、こんなことがあったなって。
兄は僕のことを、少し避け始めていた頃でした。」
主人公「避けてた?」
ハイネ「はい。 今思えば、
兄は僕に対して引け目を感じていたのだと思います。
僕が、兄に勉強で追いついてしまった頃でしたから。」
主人公「そうか……。」
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さすらいの癒術師さん
22016年02月15日 23:29 ID:rnjhrbwv主人公「ハイネはどこに……、
って、いたいた。
あんなところで何してるんだ?」
ハイネ「うぐぐ……、
も、もう少し……、」
主人公「ああ、上の棚にある本に手が届かないのか。
しっかりしてるから忘れがちだけど、
俺より小さくて、年下だったんだよな……、」
「ハイ……、」
ハイネ「わっ!?」
主人公「ハイネ!」
ハイネ「いたた……、」
「わっ、すみません、主人公さん!
僕、主人公さんを下敷きに……、
大丈夫ですか?」
主人公「大丈夫だって。
ハイネは軽いからさ。
怪我はないな?」
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さすらいの癒術師さん
12016年02月15日 23:19 ID:rnjhrbwvストーリーです。