「香翅の妖精」シャルメ
「香翅の妖精」シャルメの基本データ
出身 | 妖精の国 |
---|---|
年齢 | 15歳 |
性別 | 女 |
レアリティ | ★3 |
属性 | 炎 |
成長タイプ | 早熟 |
武器 | 花 |
武器種別 | 回復 |
同時攻撃数 | 2体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
1,240 | 2,040 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
2,356 | 3,876 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
4,006 | 6,651 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
56 | 2.46 |
リーチ | タフネス |
165 | 29 |
DPS | 総合DPS |
1576 | 3151 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
2,704 | 5,407 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | - |
---|---|
進化前:「透翅の術士」シャルメ |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2018.06.14 |
---|---|
6月進化解放2018 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
130%
水属性
110%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
110%
モデル
ストーリー
メルク「あの……、」
シャルメ「あら、あなた……、もしかして、メルク?」
メルク「みゅ? 私のことを知ってるのですよ?」
シャルメ「ああ、やっぱり! 主人公から聞いていたの。ビンに入った女の子だって。」
メルク「そうだったのですよ!」
メルク「私もあなたのことは主人公さんから聞いていたのです。シャルメさんなのですよ?」
シャルメ「ええ、その通り。ふふ、主人公はきっと今日の集まりで紹介しようと思っていたのでしょうけれど、奇遇にもこんなところで先に出会ってしまったわね。」
メルク「奇遇……、ま、まあ、奇遇といえばそうなのですよ。」
メルク「でもその、どうしてこんな紹介所の片隅にいるのです?」
シャルメ「……。」
シャルメ「そうね、妖精だからかしら。こういうところが落ち着くのよ。」
メルク「そ、そうなのですよ。」
シャルメ「まだ待ち合わせの時間まで少しあるわ。もしよければ、わたしとおしゃべりはいかがかしら?」
メルク「それはいいのですが……、」
シャルメ「あら、わたしではご不満?」
メルク「みゅっ!? ち、違うのです、そんなことはないのですよ!」
シャルメ「ふふ、ごめんなさい。冗談よ。ありがとう、ちょうど退屈していたところだったの。」
メルク「みゅ……、主人公さんから聞いていた通りの人なのですよ。」
シャルメ「まあ、そうなのね。彼が私のことをどんなふうに話したか気になるわ。」
シャルメ「そういえば、あの一件のことは主人公から聞いたのかしら?」
メルク「あの一件というと……、町が狭間に落ちてしまったことなのです?」
シャルメ「ええ。それにまつわる一連のことね。」
メルク「すっかり聞いたのですよ。それから造花やフィーユさんのことも……。」
シャルメ「そう。そうして、彼にとってのあの秋は綴じられたのね。」
メルク「みゅ?」
シャルメ「ふふふ。でも、終わった話に続きを想像するのは自由だわ。ねえ、あなたは探偵小説が好きだそうね。」
メルク「そうなのですが、それがどうしたのです?」
シャルメ「探偵小説をたくさん読んでいるあなたなら、主人公の語った内容から、真実を推理できるのではないかしら?」
メルク「はっ! た、たしかにシチュエーションは安楽椅子探偵モノに似てるような……!」
メルク「とはいえ、なんの真実を推理するのですよ?」
シャルメ「それはもちろん、誰が花を盗んだか、よ。」
メルク「……。」
シャルメ「ふふふ、単なる遊びよ。わたしが遊び好きだって、主人公から聞いていないかしら?」
メルク「……、たしかに、可能性ならたくさんあるのですよ。犯人がシャルメさんだという可能性も。」
シャルメ「そうね。わたしはキーリが扉守の一族であることを知っていた。そして、あの隠し通路のことも。」
シャルメ「もとの生活に戻ることを嫌がるキーリに町を狭間に落とせるほどの力を与えるため、盗んだ花をクッキーに仕込んで渡すこともできた。」
シャルメ「もともとクッキーを作ることはよくあったことだもの。」
メルク「……でも、あくまで可能性でしかないのです。趣味で探偵小説を読んでいる私程度では、なにが真実かはさっぱりわからないのですよ。」
シャルメ「ふふ。それに、たとえ真実をつかんだとしても証拠ももう、なにもないわけだものね。」
メルク「なのですよ。」
メルク「……なにより。たとえ真実がどうであれ……、」
メルク「今、目の前にいるシャルメさんが主人公さんたちを大事な友だちだと思っていることは確かだと思うのです。」
メルク「だから、それでいいような気もするのですよ。」
シャルメ「あら。2人揃って、ずいぶんとお人好しな探偵さんね。」
メルク「不正解なのです?」
シャルメ「いいえ、正解よ。」
メルク「……。」
シャルメ「寄宿学校の日々は、特別だった。キーリたちが元の翅に戻りたくないと思うように、わたしもいつしか、そう思うようになっていた。」
メルク「元の翅、なのです?」
シャルメ「ええ。寄宿学校では素性を隠すしきたりだから、誰も知らないことだったけど……、」
シャルメ「わたしの出身は香り翅の一族なの。」
メルク「香り翅……。どんな一族なのです?」
シャルメ「その名の通り、香る翅を持つのよ。」
シャルメ「それは他者の心を惑わす、特別な香り。ひとりひとり、異なる香りの力を持つけれど、わたしの場合は相手を惹きつける力だった。」
シャルメ「そして……、翅が透明だった間、その力は失われていた。」
メルク「……だから、寄宿学校の日々が特別だったのです?」
メルク「元の翅、なのです?」
シャルメ「ええ。寄宿学校では素性を隠すしきたりだから、誰も知らないことだったけど……、」
シャルメ「わたしの出身は香り翅の一族なの。」
メルク「香り翅……。どんな一族なのです?」
シャルメ「その名の通り、香る翅を持つのよ。」
シャルメ「それは他者の心を惑わす、特別な香り。ひとりひとり、異なる香りの力を持つけれど、わたしの場合は相手を惹きつける力だった。」
シャルメ「そして……、翅が透明だった間、その力は失われていた。」
メルク「……だから、寄宿学校の日々が特別だったのです?」
シャルメ「ええ。はじめは、ゲームの難易度が高くなったことを楽しんだ。でも今となっては……、」
シャルメ「翅の力に関係なく友だちができたあの頃が、とても、かけがえのないものだったと思えるの。」
メルク「そうなのですよ……。」
メルク「……その、寄宿学校を出てから、今日が初めての集まりだと聞いたのです。もしかして、何か関係があるのですよ?」
シャルメ「……、」
シャルメ「そうね。わたしはキーリと……、彼らと会うことを避けていたの。」
メルク「香りの力が、戻ったからなのです……?」
シャルメ「ええ。」
シャルメ「……長らく能力を失っていたせいね。戻ってきた力を制御することが難しくて、誰彼構わず香りを振りまいてしまう。」
シャルメ「この力で、キーリたちの感情を変えたくない。翅の力は関係なく、わたしの友だちであり続けてほしい。」
メルク「シャルメさん……。」
シャルメ「こんなこと、キーリには言えなかった。だって、信じてないってことだもの。勿忘草の誓いで立てた、永遠の友情を。」
シャルメ「……でも。」
シャルメ「いつまでも逃げているわけにはいかないものね。」
メルク「それで、今日の集まりに……?」
シャルメ「ええ。ようやく力のコントロールもできるようになったの。今なら、キーリたちと会えるわ。」
シャルメ「会って、そして……、」
シャルメ「キーリに叱ってもらわなくちゃ。そんなことで避けてたなんてって。」
メルク「……。」
シャルメ「ああ、そろそろ時間ね。行きましょう、名探偵さん?」
メルク「みゅっ、私が名探偵なのですよ?」
シャルメ「ええ。だってわたしと会ったばかりだったのに、さっきは見事に正解を言い当てたもの。」
メルク「それは……、」
シャルメ「ふふ。じゃあ、もう行かなくちゃ。」
メルク「(それは私じゃなくても言い当てられる内容だったのです)」
シャルメ「……行かなくちゃよね。」
メルク「(なぜなら……)」
シャルメ「……。」
シャルメ「ああっ、やっぱりまだ不安!」
シャルメ「こんなことになるなら、寄宿学校でちゃんと魔法の勉強をしてればよかった! そうすれば力のコントロールなんてもっと簡単に……!」
メルク「(こうして物陰でおろおろしてるシャルメさんをかれこれ1時間ほど見ていたからなのですよ)」
備考
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レアリティ別 | |||||
★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 | |
属性別 | |||||
炎 | 水 | 風 | 光 | 闇 | |
武器種別 | |||||
斬撃 | 突撃 | 打撃 | 弓矢 | 魔法 | |
銃弾 | 回復 | ||||
出身別 | |||||
王国 | 妖精の国 | 機械の国 | 和の国 | 空の国 | |
西部の国 | エレキの国 | 魔法の国 | 恐竜の国 | 砂漠の国 | |
死者の国 | 少数民族の国 | 動物の国 | 常夏の国 | 植物の国 | |
科学の国 | お菓子の国 | 雪の国 | |||
コラボユニット |
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
122018年07月15日 02:58 ID:nbtbhpp4シャルメ「ああっ、やっぱりまだ不安!」
シャルメ「こんなことになるなら、寄宿学校でちゃんと魔法の勉強をしてればよかった! そうすれば力のコントロールなんてもっと簡単に……!」
メルク「(こうして物陰でおろおろしてるシャルメさんをかれこれ1時間ほど見ていたからなのですよ)」
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さすらいの癒術師さん
112018年07月15日 02:58 ID:nbtbhpp4シャルメ「会って、そして……、」
シャルメ「キーリに叱ってもらわなくちゃ。そんなことで避けてたなんてって。」
メルク「……。」
シャルメ「ああ、そろそろ時間ね。行きましょう、名探偵さん?」
メルク「みゅっ、私が名探偵なのですよ?」
シャルメ「ええ。だってわたしと会ったばかりだったのに、さっきは見事に正解を言い当てたもの。」
メルク「それは……、」
シャルメ「ふふ。じゃあ、もう行かなくちゃ。」
メルク「(それは私じゃなくても言い当てられる内容だったのです)」
シャルメ「……行かなくちゃよね。」
メルク「(なぜなら……)」
シャルメ「……。」
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さすらいの癒術師さん
102018年07月15日 02:57 ID:nbtbhpp4シャルメ「……長らく能力を失っていたせいね。戻ってきた力を制御することが難しくて、誰彼構わず香りを振りまいてしまう。」
シャルメ「この力で、キーリたちの感情を変えたくない。翅の力は関係なく、わたしの友だちであり続けてほしい。」
メルク「シャルメさん……。」
シャルメ「こんなこと、キーリには言えなかった。だって、信じてないってことだもの。勿忘草の誓いで立てた、永遠の友情を。」
シャルメ「……でも。」
シャルメ「いつまでも逃げているわけにはいかないものね。」
メルク「それで、今日の集まりに……?」
シャルメ「ええ。ようやく力のコントロールもできるようになったの。今なら、キーリたちと会えるわ。」
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さすらいの癒術師さん
92018年07月15日 02:57 ID:nbtbhpp4シャルメ「ええ。はじめは、ゲームの難易度が高くなったことを楽しんだ。でも今となっては……、」
シャルメ「翅の力に関係なく友だちができたあの頃が、とても、かけがえのないものだったと思えるの。」
メルク「そうなのですよ……。」
メルク「……その、寄宿学校を出てから、今日が初めての集まりだと聞いたのです。もしかして、何か関係があるのですよ?」
シャルメ「……、」
シャルメ「そうね。わたしはキーリと……、彼らと会うことを避けていたの。」
メルク「香りの力が、戻ったからなのです……?」
シャルメ「ええ。」
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さすらいの癒術師さん
82018年07月15日 02:56 ID:nbtbhpp4メルク「元の翅、なのです?」
シャルメ「ええ。寄宿学校では素性を隠すしきたりだから、誰も知らないことだったけど……、」
シャルメ「わたしの出身は香り翅の一族なの。」
メルク「香り翅……。どんな一族なのです?」
シャルメ「その名の通り、香る翅を持つのよ。」
シャルメ「それは他者の心を惑わす、特別な香り。ひとりひとり、異なる香りの力を持つけれど、わたしの場合は相手を惹きつける力だった。」
シャルメ「そして……、翅が透明だった間、その力は失われていた。」
メルク「……だから、寄宿学校の日々が特別だったのです?」
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さすらいの癒術師さん
72018年07月15日 02:55 ID:nbtbhpp4メルク「……なにより。たとえ真実がどうであれ……、」
メルク「今、目の前にいるシャルメさんが主人公さんたちを大事な友だちだと思っていることは確かだと思うのです。」
メルク「だから、それでいいような気もするのですよ。」
シャルメ「あら。2人揃って、ずいぶんとお人好しな探偵さんね。」
メルク「不正解なのです?」
シャルメ「いいえ、正解よ。」
メルク「……。」
シャルメ「寄宿学校の日々は、特別だった。キーリたちが元の翅に戻りたくないと思うように、わたしもいつしか、そう思うようになっていた。」
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さすらいの癒術師さん
62018年07月15日 02:55 ID:nbtbhpp4シャルメ「そうね。わたしはキーリが扉守の一族であることを知っていた。そして、あの隠し通路のことも。」
シャルメ「もとの生活に戻ることを嫌がるキーリに町を狭間に落とせるほどの力を与えるため、盗んだ花をクッキーに仕込んで渡すこともできた。」
シャルメ「もともとクッキーを作ることはよくあったことだもの。」
メルク「……でも、あくまで可能性でしかないのです。趣味で探偵小説を読んでいる私程度では、なにが真実かはさっぱりわからないのですよ。」
シャルメ「ふふ。それに、たとえ真実をつかんだとしても証拠ももう、なにもないわけだものね。」
メルク「なのですよ。」
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さすらいの癒術師さん
52018年07月15日 02:54 ID:nbtbhpp4シャルメ「探偵小説をたくさん読んでいるあなたなら、主人公の語った内容から、真実を推理できるのではないかしら?」
メルク「はっ! た、たしかにシチュエーションは安楽椅子探偵モノに似てるような……!」
メルク「とはいえ、なんの真実を推理するのですよ?」
シャルメ「それはもちろん、誰が花を盗んだか、よ。」
メルク「……。」
シャルメ「ふふふ、単なる遊びよ。わたしが遊び好きだって、主人公から聞いていないかしら?」
メルク「……、たしかに、可能性ならたくさんあるのですよ。犯人がシャルメさんだという可能性も。」
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さすらいの癒術師さん
42018年07月15日 02:53 ID:nbtbhpp4シャルメ「まあ、そうなのね。彼が私のことをどんなふうに話したか気になるわ。」
シャルメ「そういえば、あの一件のことは主人公から聞いたのかしら?」
メルク「あの一件というと……、町が狭間に落ちてしまったことなのです?」
シャルメ「ええ。それにまつわる一連のことね。」
メルク「すっかり聞いたのですよ。それから造花やフィーユさんのことも……。」
シャルメ「そう。そうして、彼にとってのあの秋は綴じられたのね。」
メルク「みゅ?」
シャルメ「ふふふ。でも、終わった話に続きを想像するのは自由だわ。ねえ、あなたは探偵小説が好きだそうね。」
メルク「そうなのですが、それがどうしたのです?」