「啓開なる騎士」シェスディ
「啓開なる騎士」シェスディの基本データ
出身 | 王国 |
---|---|
年齢 | 18歳 |
性別 | 男 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 光 |
成長タイプ | 早熟 |
武器 | 槍 |
武器種別 | 突撃 |
同時攻撃数 | 2体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
2,650 | 2,650 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
5,035 | 5,035 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
8,035 | 8,035 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
58 | 2.57 |
リーチ | タフネス |
35 | 66 |
DPS | 総合DPS |
1959 | 3918 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
3,126 | 6,253 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | 進化後ユニット |
---|---|
進化前:「啓世の騎候補」シェスディ |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2018.07.13 |
---|---|
7月進化解放2018 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
92%
水属性
92%
風属性
92%
光属性
100%
闇属性
130%
モデル
ストーリー
主人公「こ、これからよろしくお願いします。」
主人公「シェスディさん!」
シェスディ「こちらこそ。」
シェスディ「護衛任務についたのは俺ひとりですが、その理由が俺ひとりで不足がないからだとこの身をもって証明します。」
主人公「(真顔ですごいこと言うな)」
シェスディ「……。」
シェスディ「すみません。いくら護衛対象に安心してもらうためとはいえ、俺ひとりで十分とはあなたに失礼でしたね。」
主人公「えっ!?いや、すごい自信満々だなって思ってただけで、失礼とかは……、」
シェスディ「ああ、それはわかってます。今のは俺が自己反省した点です。」
主人公「そ、そうですか……。」
主人公「(タビーニャ以来、初めて話したけどローエルさんに聞いてた通り、独特なペースを持つ人だな……)」
シェスディ「すみません、混乱させてしまいましたね。ローエルさんにもたまに注意されるのですが、自分ではあまり自覚がないもので。」
主人公「あ、シェスディさんもローエルさんって呼んでるんですね。俺たちもそっちの名前で呼んでほしいって言われてて……、」
シェスディ「いえ、それは……、」
?「うわあああっ!」
主人公「なんだ!?」
シェスディ「あなたは後ろに。俺が先に行きます。」
―町の路地裏―
主人公「暴れモンスターだったか……。どうにかなだめられてよかった。」
町の子供「助けてくれてありがとう~……!」
町の子供「あっ、お兄ちゃん、大丈夫!?俺をかばってくれたでしょ!?」
シェスディ「大丈夫です、無傷ですから。」
町の子供「よかった……!」
町の子供「それで、あのさ。お兄ちゃんって癒術士だよね?あちこちを旅してるっていう!」
主人公「そうだけど……、」
町の子供「お願いします!僕も旅に連れて行ってください!雑用でもなんでもするから!」
主人公「えええっ!?」
主人公「いやいや、ちょっと待とう!いきなりどうした!?この町で暮らしてる子だろ!?」
町の子供「だって……、」
町の子供「だってもう僕を知らない町に行くしか、友達を作る方法がないんだもん!」
シェスディ「……、」
―間―
主人公「なるほど……。つい見栄を張って、嘘をついちゃったのか。それがバレてから誰も仲良くしてくれないと……。」
町の子供「初めは冗談のつもりだったんだ。でも、みんな信じちゃって、そしたら嘘だって言えなくて!」
町の子供「気づいたら僕の親戚は騎士団長で、友達は大癒術士で、祖先は王様になってたんだ。」
主人公「ああ……、嘘を隠すために嘘を塗り重ねていくパターン……。」
町の子供「僕、ちゃんと謝りたいのに、もう嘘なんてつかないって決めたのに……、でも、嘘つきだって話も聞いてくれないんだ。」
町の子供「……みんなの気持ちもわかるよ。僕だって嘘つきなんかと仲良くしたくないよ!」
町の子供「でも、もうひとりで遊ぶのやだよ……。だから僕のことを誰も知らない町に行って、友達が作りたかったんだ。」
シェスディ「しかし。それはそれで、おそらく寂しいですよ。」
町の子供「え?」
シェスディ「これから先ずっと、己の過去に嘘をつき続けなくてはならないということですから。それでもなお、ということであれば止めませんが。」
町の子供「……、」
町の子供「……そう、だね、ありがとう。僕、嘘をつかないって決めたのに。相手が友達になってくれる奴ならなおさら。」
町の子供「僕、また謝りにいくよ!許してもらえるまでずっと!信じてもらえるまでずっと!」(去っていく)
主人公「大丈夫かな……。」
シェスディ「心配そうにこちらを覗き込んでいた子どもたちがいたので、仲直りできると思いますよ。」
主人公「えっ、そうだったんですか?それならよかった……」
シェスディ「彼は確かに見栄を張りすぎる欠点があるようですが、それだけの人間ではありません。先ほどの子どもたちも、そのことを知っているんでしょう。」
シェスディ「……。」
シェスディ「……ローエルさんが盗賊団を抜けて町に訪れたとき、あんな風に心配してくれる誰かがいれば、俺と出会わない世界もあったんでしょうか。」
主人公「それは……、」
シェスディ「いえ、当時の情勢を考えれば警戒があって当然ですし、それに……、」
シェスディ「どのような理由があれど、被害を被った側が相手を許さなくてはならないという義務はない。もちろん、レッテルとはまた別の問題ですが。」
シェスディ「……、あなた方が、いてくれてよかったと思います。」
主人公「え?」
シェスディ「罪を犯すのは己の責任でもありますが、それでいて環境の問題でもあります。」
シェスディ「王国が豊かになり、かつてのローエルさんのような境遇の人が減っているのは、癒術士の力が大きいのでしょうから。」
主人公「シェスディさん……。」
主人公「(この人……)」
主人公「(ローエルさんんが絡まなければ本当にかっこいいことしか言わないな)」
シェスディ「どうかしましたか?」
主人公「うわっ、いや、すみません!えっと、その、シェスディさんってすごく立派だなって!それに比べて俺は時と場合を考えないツッコミ職業病で!」
シェスディ「そんなことはありませんよ。あなた方は、ローエルさんにとって得難いことをした。」
主人公「え?」
シェスディ「あの人は、嘘をついて生きてきた。先ほどの子どもが望んだように、罪を犯した過去を隠して、己を偽って。」
シェスディ「そんなあの人にとって、どのような過去があったとしても共に過ごした時間が嘘になるわけではないと、あなた方はそばにいようとしてくれたことは喜びだった。」
シェスディ「だからこそ……、今でもローエルの名を呼び続けてほしいと望むのだと思います。」
シェスディ「ローエルとしてあなた方と過ごした時間も大切にしたいと思っているからこそ。」
主人公「シェスディさん……。」
シェスディ「俺は、ローエルと呼んでほしいとは言われませんでした。別にそれでかまわないはずでした。」
シェスディ「俺はあの人と共に痛みを背負い、そして新たな世界を切り拓きたかった。それだけをあの夜の盗賊に見ていた。」
シェスディ「ただ……、」
シェスディ「あの一夜を繰り返し思い返した頃とは違い、実際にローエルさんと言葉を交わし、寝食を共にし、時には一緒にアーティスたんのライブへ行って……、」
シェスディ「いつの間にか、ただの友人関係に憧れていたのかもしれません。あなた方が、少し羨ましいような気がしました。」
主人公「(そうか。シェスディさんとローエルさんはもともと、被害者と加害者の関係だから……)」
シェスディ「しかし、あの人が俺の家を襲ったという事実がある限り、あなた方と同じような友人関係にはなれないでしょう。」
シェスディ「そして俺も、そんな関係は望まない。」
主人公「え?」
シェスディ「俺はこれから、騎士として生きていく。新たな世界を知ったことを、後悔することはないでしょう。」
シェスディ「その姿を見て、己の過去が誰かの糧になっているのだと思ってくれればいい。あなたの過去が、今の俺を形作ったのだと。」
シェスディ「もしかしたら……、これがあの夜に対しての俺の仕返し、なのかもしれませんね。」
主人公「シェスディさん……、」
紹介所のお姉さん「あっ、いた!これ、シェスディさんに届いてたわよ!ローエルさんから舞台のチケット。」
主人公「そういえば、今度、ローエルさんが名前付きの役で舞台に出るって……、」
シェスディ「……はじめてです。チケットを送って頂いたのは。」
主人公「えっ!?い、今までのは端役だったから、ですかね?」
シェスディ「いえ、それはありえません。端役の重要性を知る人ですし、役のよしあしで恥じることはしないでしょう。」
シェスディ「それがなぜ、今になって送ってくださったのか。」
シェスディ「あの人からは、痛みを伴う喜びばかりもらってきましたが……、」
シェスディ「今回は、どのようなものなんでしょうね。」
主人公「(……、運命の人とは、友達になれない。それがこれからもずっとそうなのか、友達になれた方がいいのかも、俺にはわからないけど)」
主人公「(だけどなにかが、変わってきてるのかもしれないな)」
備考
「心奪なる真実」アーティスのファン
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炎 | 水 | 風 | 光 | 闇 | |
武器種別 | |||||
斬撃 | 突撃 | 打撃 | 弓矢 | 魔法 | |
銃弾 | 回復 | ||||
出身別 | |||||
王国 | 妖精の国 | 機械の国 | 和の国 | 空の国 | |
西部の国 | エレキの国 | 魔法の国 | 恐竜の国 | 砂漠の国 | |
死者の国 | 少数民族の国 | 動物の国 | 常夏の国 | 植物の国 | |
科学の国 | お菓子の国 | 雪の国 | |||
コラボユニット |
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さすらいの癒術師さん
202020年06月28日 02:53 ID:o0p2sp5n[心啓く微笑] シェスディ
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
172018年07月14日 12:54 ID:sc1m87av被ダメージモーション 進化前よりさらに輝いてて思わずにこにこしてしまった
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
152018年07月14日 12:22 ID:nbtbhpp4主人公「(……、運命の人とは、友達になれない。それがこれからもずっとそうなのか、友達になれた方がいいのかも、俺にはわからないけど)」
主人公「(だけどなにかが、変わってきてるのかもしれないな)」
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さすらいの癒術師さん
142018年07月14日 12:22 ID:nbtbhpp4シェスディ「……はじめてです。チケットを送って頂いたのは。」
主人公「えっ!?い、今までのは端役だったから、ですかね?」
シェスディ「いえ、それはありえません。端役の重要性を知る人ですし、役のよしあしで恥じることはしないでしょう。」
シェスディ「それがなぜ、今になって送ってくださったのか。」
シェスディ「あの人からは、痛みを伴う喜びばかりもらってきましたが……、」
シェスディ「今回は、どのようなものなんでしょうね。」
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さすらいの癒術師さん
132018年07月14日 12:21 ID:nbtbhpp4シェスディ「俺はこれから、騎士として生きていく。新たな世界を知ったことを、後悔することはないでしょう。」
シェスディ「その姿を見て、己の過去が誰かの糧になっているのだと思ってくれればいい。あなたの過去が、今の俺を形作ったのだと。」
シェスディ「もしかしたら……、これがあの夜に対しての俺の仕返し、なのかもしれませんね。」
主人公「しぇすでぃさん……、」
紹介所のお姉さん「あっ、いた!これ、シェスディさんに届いてたわよ!ローエルさんから舞台のチケット。」
主人公「そういえば、今度、ローエルさんが名前付きの役で舞台に出るって……、」
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さすらいの癒術師さん
122018年07月14日 12:20 ID:nbtbhpp4シェスディ「あの一夜を繰り返し思い返した頃とは違い、実際にローエルさんと言葉を交わし、寝食を共にし、時には一緒にアーティスたんのライブへ行って……、」
シェスディ「いつの間にか、ただの友人関係に憧れていたのかもしれません。あなた方が、少し羨ましいような気がしました。」
主人公「(そうか。シェスディさんとローエルさんはもともと、被害者と加害者の関係だから……)」
シェスディ「しかし、あの人が俺の家を襲ったという事実がある限り、あなた方と同じような友人関係にはなれないでしょう。」
シェスディ「そして俺も、そんな関係は望まない。」
主人公「え?」
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さすらいの癒術師さん
112018年07月14日 12:20 ID:nbtbhpp4シェスディ「だからこそ……、今でもローエルの名を呼び続けてほしいと望むのだと思います。」
シェスディ「ローエルとしてあなた方と過ごした時間も大切にしたいと思っているからこそ。」
主人公「シェスディさん……。」
シェスディ「俺は、ローエルと呼んでほしいとは言われませんでした。別にそれでかまわないはずでした。」
シェスディ「俺はあの人と共に痛みを背負い、そして新たな世界を切り拓きたかった。それだけをあの夜の盗賊に見ていた。」
シェスディ「ただ……、」