「恋探す踊り子」サルタート

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またＸＸＸのままで投稿しました……。申し訳ないが反映するときに「ＸＸＸ」を「主人公」に変えて反映することをお願いします！

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　サルタート：ふふっ、気にしなくていいのよ。さあ、早く帰ってお母さんのそばにいてあげなさい。

　はいっ！

　サルタート：……はあ、またお金が減っちゃった。まあ、それはもう１回貯めればいいだけのことよね！

　メルク：（……さっきの話は、つまりこういうことだったのですね）

　ＸＸＸ：（サルタートさん……、なんて、なんていい人なんだ……！）

　サルタート：ＸＸＸくん、メルクちゃん、ほったらかしにしてごめんね。

　サルタート：ん？どうしたの？

　ＸＸＸ：俺たち、サルタートさんが幸せになれるよう、全力で応援します！

　メルク：なのですよぉぉぉ！

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　サルタート：……よーし！そういうことならお姉さんに任せなさい！

　少年：えっ、お姉さんがボクのこと雇ってくれるの？

　サルタート：ううん、雇ってはあげられない。けど……、

　サルタート：はい、これ。

　少年：えっ、これって……お金！こんなに！？

　サルタート：これで、しばらくは困らないでしょ？今はケガしたお母さんのそばにいてあげなさい。

　少年：で、でも、知らない人からこんなお金、もらえないよ！

　サルタート：気にしなくていいの！お姉さん、きみみたいに困ってる子を放っておけないだけだから。

　少年：お姉さん……ありがとうございます！

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　メルク：みゅ？男の子なのです。なんだかとっても必死な表情なのですよ……って、サルタートさん？

　あの子……！

　サルタート：きみ、どうかしたの？もしなにか困ってるんだったら、お姉さんにも話してくれないかな？

　少年：えっ、お姉さん、いったい誰なの？

　サルタート：いいからいいから、ほら、話してみて。

＜画面切り替え・紹介所＞

　サルタート：……そう、ケガをしたお母さんに代わって自分で働いてお金を……。

　少年：うん、お母さんがケガしたのだって、ボクのために無理してたからなんだ……。

　少年：だから早く自分でお金を稼いで、お母さんを楽にしてあげたいんだ……！

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　サルタート：それで、なにか聞こうとしてなかった？

　ＸＸＸ：え、えっと、どうしてまだお金が貯まってないのかなって……、

　サルタート：うーん、それはまあ、なんていうか、私の好きになるタイプの人って、みんな何かに一生懸命なのよね。

　サルタート：それこそ、恋愛するってことも考えてないから、好きになったところで、当然うまくいかないってわけ。

　サルタート：それでも私としては何かしてあげたくて、ついつい援助しちゃうのよね。

　ＸＸＸ：ええっと、それって具体的にはどういう……、

　少年：お願いします！ボクのことを雇ってくれる人を探してください！

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　ＸＸＸ：サルタートさんは、もう何年も旅をしてるベテランだって聞いたんですけど……、

　サルタート：……！

　ＸＸＸ：それでいてお金もまだ貯まってないのは、なにか理由が……って、あ、あれ？

　サルタート：ベ、ベテラン……。

　ＸＸＸ：（サルタートさん、なんだか落ち込んでる？）

　メルク：（……ＸＸＸさん、乙女心をわかっていないのですよ……）

　ＸＸＸ：（ええっ！？俺、なんか変なこと言ったのか……？）

　メルク：（みゅう、後で私が厳しく指導するのですよ……！）

　ＸＸＸ：あの、サルタートさんすみません。なにか変なこと言っちゃったみたいで……、

　サルタート：い、いいのよ、事実だから……。

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　メルク：これまで１人で旅をしていた間も、きっとたくさんの人がサルタートさんに魅了されたはずなのですよ！

　サルタート：たしかに言い寄られることも少なくなかったけど、私がいいなって思った相手とは全然うまくいかないのよね……。

　メルク：サルタートさんは頼りがいもあって美しい人なのに、不思議なのですよ～。

　サルタート：ふふっ、ありがとう。メルクちゃんだって、とってもかわいらしくて素敵よ。

　メルク：みゅふふ～、そんなことないのです。サルタートさんこと素敵なのですよ～。

　サルタート：私のほうこそそうでもないわよ～。運命の出会いはまだないし、お金だって思うように貯まってないんだもの。

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　サルタート：まあ、きみの場合は支えてあげたくなるけど、私がって感じがしないから、ちょっと違うんだけどね。

　ＸＸＸ：え、えっと、よくわかりませんけど、仲間になってもらえれば、それで構わないというか……。

　メルク：私たちの場合、モンスターからの護衛として物理的に支えてもらわないと、ひとたまりもないのですよ。

　サルタート：それは心配しなくていいわよ。お姉さんに任せておきなさい。

　サルタート：踊り子だけど、弓の扱いにも自信あるんだから。

　メルク：みゅわ～、可憐でかっこいい頼れるお姉さんなのですよ！

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　サルタート：お金についてははっきりしないとね。

　メルク：みゅー、愛のためであれば仕方ないのですよ！

　サルタート：あら、メルクちゃんはわかってくるのね。

　メルク：乙女として、そういうことは応援して当然なのですよ！

　サルタート：ふふっ、メルクちゃん、ありがと。

　メルク：それで、サルタートさんはどんな人がタイプなのです？

　サルタート：そうねぇ、がんばってて、支えてあげたくなるような子かな。

　サルタート：そういう意味じゃ、ＸＸＸくんも悪くないわよ。見た目はじゅうぶんだし、年齢も１１歳差なら将来的には気にならなくなるしね。

　ＸＸＸ：えっ、ええっ！？

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　サルタート：理想の結婚相手を探すためよ。

　サルタート：それと、その人との幸せな生活を送るお金を貯めるためでもあるわね。

　メルク：みゅわ～、理想の相手との幸せな生活……！

　サルタート：そういうわけで、護衛として一緒に旅する仲間になるけど、関係ない頼み事は、別料金ってこともあるからね。

　ＸＸＸ：うっ、お金については、あんまり期待しないでもらえると……。

　メルク：私たちの旅は、そんなに贅沢な旅ではないのですよ……。

　サルタート：ふふっ、心配しないで。私だって仲間からがめつく取るつもりは、あんまりないから。

　ＸＸＸ：ゼロではないんですね……。