「憤嫉秘す繰縫」ムリュリル コメント一覧 (2ページ目)
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さすらいの癒術師さん
92019年04月07日 07:35 ID:pq6eo0pgムリュリル「昨日の人はあなたのことをじろじろ見たりして、 一緒に旅なんて無理だったもの……。」
ムリュリル「ちゃんと注意したから、 今日会ったときは反省してたみたいだけど、 第一印象が悪かったらもうダメよね。」
ムリュリル「今日会った2人もまだ安心はできないわ。 あなたのことを好きにならないって確信は ないんだもの。」
ムリュリル「もちろん、それは仕方ないことなのは分かってるのよ? だってあなたはそれくらい魅力的なんだから!」
ムリュリル「けれど、あなたは私だけのもの。 他の誰にも私たちの邪魔なんかさせない……、」
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さすらいの癒術師さん
82019年04月07日 07:34 ID:pq6eo0pg―――――――――――場面転換・夜の紹介所―――――――――――
ムリュリル「ふふふ、ええ、明日からいよいよ出発よ。」
ムリュリル「王国に来るまでも短くなかったし、 到着してからもしばらく滞在することになったけど、 やっと本当に旅行が始まるわね。」
ムリュリル「小さなころ、初恋が叶わなくて泣いていた時に あなたに出会って慰められてから、私はずっとあなたのことだけを愛してきた……。」
ムリュリル「あなたは恥ずかしがり屋で奥手だったから、 時間はかかっちゃったけど、こうして大好きなあなたと 長期旅行に出られて本当に幸せよ!」
ムリュリル「……うふふ、そうね。 素直ないい子たちでよかったわ。」
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さすらいの癒術師さん
72019年04月07日 07:33 ID:pq6eo0pgメルク「それだけ、なのです?」
ムリュリル「ええ、それだけよ。」
主人公(今の人、ムリュリルさんに気づいてから ずっと表情が変だったな……)
メルク(なのです。 そして、ムリュリルさんの抱いている人形には 触れるなという注意を受けたことを重ね合わせると……)
主人公(多分、ああなった原因は人形だよな……)
メルク(いったい何があったのか、 怖いけどよけいに気になってしまうのですよ……!)
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さすらいの癒術師さん
62019年04月07日 07:32 ID:pq6eo0pg町のお兄さん「すいませーん。 改めて護衛の紹介を……!」
ムリュリル「あら、昨日はどうも。」
町のお兄さん「ややや、やあ! 旅の仲間が見つかったみたいだね。 ほんとによかったよー。」
町のお兄さん「あ、ちょっと大事な用を思い出したから しばらくしてからまた来ることにするよ。 それじゃあ!」
町のお兄さん「ひぃぃぃ〜……!」
主人公「……、」
主人公「あ、あのームリュリルさん、今の人は?」
ムリュリル「実は昨日、彼の護衛を紹介されたんだけど、 色々あってお断りしたの。」
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さすらいの癒術師さん
52019年04月07日 07:30 ID:pq6eo0pg主人公(それにしても、 注意されたときはムリュリルさんって どんな人なんだと思ってたけど……)
メルク(お話ししている感じでは ごく普通の明るいお姉さんなのです!)
主人公(だよなあ。紹介所のお姉さんが せっかく注意してくれたんだから 人形には触れないようにするけど……)
主人公(そのせいで逆に気になっている自分がいる……)
メルク(その気持ち、よく分かるのですよ……)
主人公(あの人形にはいったい何が……)
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さすらいの癒術師さん
42019年04月07日 07:29 ID:pq6eo0pgムリュリル「ええ。仕立て屋になる前からの趣味で、 服を仕立てるよりも自信があるくらいよ。」
ムリュリル「大きさとか見た目とか、 希望を言ってくれればできる限り再現するけれど、 どうかしら?」
メルク「それはすごそうなのです! せっかくなので考えてみるのですよ〜。」
ムリュリル「わかった。待ってるわね。」
メルク(みゅう、一瞬お人形という単語が出たときは びっくりしてしまったのですよ)
主人公(紹介所のお姉さんから、ムリュリルさんが手に持ってる人形を見たり話題に出したりしないようにって、 言われたからな……)
メルク(なのです。それで変に意識して 必要以上に反応してしまったのですよ)
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さすらいの癒術師さん
32019年04月07日 07:27 ID:pq6eo0pg主人公「そうなんですね。 だったらちゃんとお金を……、 えっと、いくらですか?」
ムリュリル「ふふふ、そんなこと気にしなくていいのよ。 これから一緒に旅をするんだから遠慮しないで?」
主人公「えっ、でも……、」
主人公「……分かりました。 ありがとうございます。 それじゃあ後でお願いしますね。」
メルク「ムリュリルさんが明るくて優しい人で よかったのですよ〜。」
ムリュリル「あら? ふふふ、そんな風に言ってもらえて嬉しいわ。 お礼に、メルクちゃんには後でお人形を作ってあげようか?」
メルク「お、お人形、なのです?」
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さすらいの癒術師さん
22019年04月07日 07:26 ID:pq6eo0pgムリュリル「旅にご一緒させてもらうことになったムリュリルです。 主人公くん、メルクちゃん、よろしくね。」
主人公「こっちこそ、 ムリュリルさんが仲間になってくれて嬉しいです。」
ムリュリル「あら? 主人公くん、 服の袖が少しほつれてるわよ?」
主人公「えっ? あ、ほんとだ。」
ムリュリル「よかったら私が後で縫ってあげましょうか?」
主人公「いいんですか?」
ムリュリル「もちろんよ。 私、空の国では仕立て屋をやってるの。 それくらいならあっという間に直してあげられるわ。」
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さすらいの癒術師さん
12019年04月07日 07:22 ID:pq6eo0pgストーリーです。文章の形がこれでいいのかわからなかった為、編集される際に文章の再形成やご確認などお願い致します。お手数をおかけいたします。