「濃激な蒸気」タイロス
「濃激な蒸気」タイロスの基本データ
出身 | 機械の国 |
---|---|
年齢 | 20歳 |
性別 | 男 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 水 |
成長タイプ | 晩成 |
武器 | レンチ |
武器種別 | 打撃 |
同時攻撃数 | 5体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
2,910 | 1,730 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
6,111 | 3,633 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
10,161 | 6,033 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
47 | 3.21 |
リーチ | タフネス |
25 | 61 |
DPS | 総合DPS |
1132 | 5659 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
1,879 | 9,397 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | - |
---|---|
- |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2019.10.31 |
---|---|
11月新ユニット追加フェス2019 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
135%
水属性
100%
風属性
74%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
タイロス「しゅしゅっ、ぽっぽ! しゅしゅっ、ぽっぽ!」
タイロス「ぽぉー! 次はー、セントギアー! セントギア中央駅ー!」
タイロス「……ふうー、こんなもんかな。いや、もう一本ぐらいやっておくか? いつ機関車に乗れるか、まだわからねぇしな。」
タイロス「よっしゃ、じゃあもう一本! しゅしゅっ、ぽっぽ! しゅしゅっ、ぽっぽ!」
タイロス「ぽぉ……、」
主人公「……。」
タイロス「はっ!?」
主人公&タイロス「……。」
主人公「お姉さぁ……!」
タイロス「やめろぉ!」
タイロス「頼むから、紹介所のお姉さんに報告するのはやめろ! 今、口説いてる真っ最中なんだよ!」
主人公「それはそれでお姉さぁあああん!」
タイロス「だからやめろっての!」
主人公「すみません! でも無理です! いい大人が一人で機関車ごっこをしているなんて、俺一人じゃ抱えきることができません!」
タイロス「うごっ! く、口に出されるときつい……!」
タイロス「ち、違うぞ、主人公! オレは別に趣味とかで今のをやってたわけじゃない! れっきとした理由があるんだよ!」
主人公「理由のある機関車ごっこ……。」
タイロス「機関車ごっこって言うのやめてくれない?」
タイロス「まぁ、そう言われちまうのはわかるんだけどな……。今のは一応、特訓の一環なんだよ。」
主人公「特訓、ですか?」
タイロス「イメージトレーニングっていうのか? 機関車に乗らねぇ時は絶対にやれって、うちのジジィに言われてんだよ。」
主人公「そ、そういうことだったんですね。俺てっきり、タイロスさんが強めのホームシックに、かかってしまったのかと……。」
タイロス「相当強めだな、オイ……。ホームシックの中でも最上位じゃねぇか?」
主人公「す、すみません……。」
タイロス「心配いらねぇよ。王国は機械の国に負けず劣らず居心地もいいし、綺麗な女の人も多い。」
タイロス「ま、油と蒸気の匂いがまったくしねぇ街並みは、ちょっとばかり違和感があるけどな。ホームシックってほどじゃねぇや。」
タイロス「大体、オレっちみたいな、クールな大人の男がホームシックなんて、かかるわけがねぇだろ~?」
主人公「な、なるほど……。失礼しました。」
タイロス「わかればよぉーしっ!」
タイロス「ついでというか本題だが、オレは機関車ごっこをしてたわけじゃねぇってのも、ちゃんと理解したか? おう?」
主人公「は、はい……。」
タイロス「よしよし、お前はいい奴だ。後でナンパの仕方を教えてやろう。」
主人公「困ります。」
主人公「でも、すごいです。機械の国を離れても特訓を欠かさないなんて。まさにプロって感じがして……、」
タイロス「へっへっへ、そうだろう、そうだろう。オレっちはストイックな大人の男だからなぁ!」
タイロス「……とは言えねぇな。これは機関車に乗る奴なら当然やってること。なんの自慢にもなりゃしねぇよ。」
主人公「そうなんですか?」
タイロス「おうよ。常に機関車のことを考えてねぇ奴に、ワシらの機関車を触らせん!」
タイロス「……ってのが、うちのジジィの口癖でよ。」
主人公「ワシらの? うちのジジィ?」
タイロス「っと、説明してなかったか。うちのジジィってのは、オレっちの祖父ってことだ。で、機関車を作ったのがそのジジィなんだよ。」
主人公「えっ! 機関車って、タイロスさんのおじいさんが作ったものなんですか!?」
タイロス「もちろん、一人でじゃないぜ? ただ、機関車を作る時の中心人物だったのは事実だ。」
タイロス「だから機関車については詳しくてよ。それを生かせる、機関車操縦士になったってわけだ。機械の国で一番最初の操縦士なんだぜ?」
主人公「すごい人なんですね……。」
タイロス「まぁな、経歴と肩書だけなら立派な人間だ。事実、オレっちだって最初はそう思ったからなぁ。」
主人公「最初は……?」
タイロス「昔はジジィと離れて暮らしててよ。ジジィのことを噂でしか知らなかったんだ。」
タイロス「で、その噂は、ジジィがすげえって内容のものばっかりでよぉ。オレっちはそれでしかジジィを知らなかった。」
タイロス「そりゃあ、尊敬するしかないわな?」
主人公「たしかに、そうなりそうですね。」
タイロス「だろ? だから純粋だったオレっちはだ。会ったこともないジジィを、ずっと尊敬してたわけさ。……実際に会うまではな。」
主人公「い、一体、何があったんですか……?」
タイロス「なんてことはねぇ。思い描いてたジジィと、実際のジジィが、あんまりにも乖離しすぎてたってだけの話だ。」
タイロス「そう! ずっと優しくて、温厚なジェントルマンを想像してたのに、本物は短気ですぐ怒鳴るし、おまけに女に滅法弱い!」
タイロス「こんなのがオレっちのおじいちゃんかと、当時は絶望したねぇー!」
主人公(ばっちりタイロスさんのおじいさんだなぁ……)
タイロス「それからはもう、顔を合わせる度に反抗的な態度を取ったもんよ。仕事を継げって言われても全力で拒否したね。」
タイロス「誰があんたの跡なんか継ぐかよって感じで。それ言ってまた怒鳴られて、更に嫌いになって……、なんて言うんだ? バクテンマン?」
主人公「悪循環のことですか?」
タイロス「そう、それ!」
主人公「それ……。」
主人公「……ん? でもタイロスさん、今は機関車操縦士をやってるってことは……、」
タイロス「おう、仲直りしたぜ。」
主人公「随分あっさりですね!?」
タイロス「まぁ、冷静になってみれば、原因も単純なものだったしなぁ。」
主人公「鼻をほじりながら言わないでください……。なんだったんですか、原因って。」
タイロス「要は、オレっちが勝手に幻滅してただけってことだ。別にジジィがそうしてくれって言ったわけでもねぇのに、勝手に自分の中で理想のジジィ像を積み上げてよ。」
タイロス「それで、理想と一致しなかったからってオレっちはキレてたわけだ。ジジィにとっちゃあ、いい迷惑でしかないわな。」
タイロス「それに気づいてからは、もうトントン拍子よ。元々機関車は好きだったし、速攻で操縦士になるって言いにいったね。」
主人公「う、動きが早い……。タイロスさんらしいけど……。」
主人公「それじゃあ、今はおじいさんのこと、尊敬してるんですね?」
タイロス「4割ぐらい。」
主人公「あれぇ!?」
タイロス「そう単純な話じゃねぇんだよ。今でも尊敬できない部分があるし、喧嘩はしょっちゅうだ。すぐ女の人にデレつくのも我慢ならねぇ!」
主人公(同族嫌悪ってやつなのか……?)
タイロス「けどよ。ガキの時に聞いた噂通りの……、オレが思い描いた立派な祖父な部分も、確かに持ってやがんだよなぁ、あのジジィは。」
タイロス「特に機関車に関しては全面的に尊敬してる。オレはあの人みたいな機関車乗りになりてぇし、あの人に認めてもらうことが目標だ。」
主人公「……。」
タイロス「つまりよ、完璧な人間はいねぇし、最悪の人間もいねえってことだ。」
タイロス「すっげえ見つけにくい部分かもしれねぇけど、人間なら誰だって、良い所ってのがあるもんさ。」
タイロス「それを見つけることができれば、どんな人間とも、それなりにうまくやっていける……。オレっちはジジィを通してそう思ったね。」
主人公「……俺も、そうだと思います。」
タイロス「はっはっは! まぁ、偉そうに講釈垂れてみたがオレっちもまだまだ、できちゃいねぇんだわ! 未だに初対面の印象で決めてかかっちまうことがある!」
タイロス「人間そう簡単には変われねえなぁ?」
主人公「でも、まず変わろうとしようとすることが、重要なんだと思います。」
主人公「タイロスさんのそういうところ……、俺も、参考にさせてもらいます。」
タイロス「……へへ。」
タイロス「まぁ、オレっちは極めて完璧に近い人間だからなぁ! 尊敬を集めちまうのはしょうがねぇことか! もっと参考にしていいぞ、主人公!」
主人公「ははは……、そうさせてもらいます。」
タイロス「よーしよしよし! 賢い判断だ! それじゃあ早速、女の子を口説くための技術を……、」
主人公「あ、そういうのはいいです。」
タイロス「主人公の嘘つきぃ!」
備考
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