「紅愛す傍絆」フリアロ
「紅愛す傍絆」フリアロの基本データ
出身 | 死者の国 |
---|---|
年齢 | 16歳 |
性別 | 不明 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 炎 |
成長タイプ | 晩成 |
武器 | 杖 |
武器種別 | 魔法 |
同時攻撃数 | 3体 |
攻撃段数 | 2段 |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
2,040 | 2,740 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
4,284 | 5,754 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
7,134 | 9,579 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
50 | 2.99 |
リーチ | タフネス |
140 | 36 |
DPS | 総合DPS |
1924 | 5773 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
3,204 | 9,611 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | - |
---|---|
- |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2021.02.28 |
---|---|
3月新ユニット追加フェス2021 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
100%
水属性
55%
風属性
185%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
<紹介所>
フリアロ「……なぁ、さっき紹介所の人と、話してるのをたまたま聞いたんだけど、お前、癒術士なんだって?」
フリアロ「で、旅の仲間を探してる、と。」
主人公「え? ああ、そうだけど。」
フリアロ「ふーん。歳も近そうだし、態度も悪くない。筋肉はなさそうだけど……。」
フリアロ「それに、そこの小瓶少女との関係も良好そうだな。仲間との付き合い方も知ってる。……まぁ、及第点は越えてるか。」
フリアロ「よし、僕が仲間になってやる。」
主人公「いきなり!?」
主人公「確かに仲間は探してるし、そう言ってくれるのは嬉しいけどさ……、」
主人公「まずはその、名前を教えてくれると嬉しいんだけど。」
フリアロ「……ああ。そっか、そうだな、忘れてた。僕はフリアロ。」
主人公「フリアロか。俺は主人公、よろしくな。」
メルク「私はメルクなのですよ。」
フリアロ「うん、覚えた。」
フリアロ「肉弾戦が得意ってわけじゃないから、そういう戦闘要員としてはあまり期待しないでほしい。」
フリアロ「一応、魔法でなら戦えるけどさ。」
フリアロ「……で、目的地はどこ? ここから遠く? こっちもなにか準備した方がいい?」
メルク「ど、どんどん話が進んでいくのです。」
主人公「そんなに旅に出たかったのか?」
フリアロ「そういう事。でも、僕だけじゃ……、なんていうかいろいろと不都合があってさ。」
フリアロ「難しいんだよね。むしろ、この紹介所に来られたのも奇跡というかだましうちに近い感じだし……。」
フリアロ(とはいえ、さすがに逃げ道塞いでおけば、あいつも諦めるだろ。それくらいしか、僕にはしてやれないし)
主人公&メルク「……?」
フリアロ「とにかく、頼むよ。」
メルク「主人公さん、人の出会いは一期一会というのです。ここは一緒に旅をしてみるのもアリなのですよ。」
主人公「それもそうだな。仲間を探してたのは事実だし……、わかった。これから、よろしくな。」
フリアロ「ああ……っと、そうだ。1つだけ、こっちからお願いがあるんだけど。」
主人公「なんだ?」
フリアロ「すごく、簡単な事。今から言う事に、はい、または首を縦に振るのどちらかで応えてくれればいいだけだから。」
主人公「それ、どっちも同じ意味じゃ……、」
フリアロ「……この先たとえ何があっても、見捨てずに連れて行って。どんな事があっても。」
主人公「……? もちろんそのつもりだけど……、」
メルク「みゅっ、もしかして何か事情があるのですよ?」
フリアロ「それは……、」
フリアロ「……イヤ。」
主人公「え?」
フリアロ「……外になんて出ない。私は家に帰るの!」
メルク「みゅみゅっ? 急にどうしたのです? それに何やら口調と雰囲気が……、」
「……! 私は……、あなた達とは行かない、から!」
主人公「お、おい、フリアロ!?」
メルク「行ってしまうのですよ! 主人公さん、追いかけるのです!」
主人公「あ、ああ!」
<森>
フリアロ「アロくん、どうして勝手な事ばかりするの? 私が寝ている間に、癒術士たちと一緒に行こうとするなんて。」
フリアロ「そんなにあの癒術士たちと旅がしたかったの? それとも、また私のためだっていうの?」
フリアロ「……アロくんは誰よりも私の事をわかってる筈だよ。私は旅になんて出たくない。ずっと生まれ育った家にいたいのに……、」
主人公「見つけた……! こんなところにいたのか。」
フリアロ「……なんで、来たの?」
主人公「そりゃあ、仲間が急に飛び出していったら、誰だって心配するだろ?」
フリアロ「……そんなの、わからない。今の私にはアロくんしかいないから。」
主人公「アロくん?」
フリアロ「……僕の事だよ。」
メルク「みゅ? フリアロさんの雰囲気がまた変わったのです。」
フリアロ「種明かしはもっと先のつもりだったんだけど、完全に読み間違えた。まさか、アロの目覚めがここまで早いとはな。」
主人公「えーっと……、」
フリアロ「……さっき紹介所で話したのが僕。で、旅に行かないと駄々をこねてたのがアロ。まぁ、僕がそう呼んでるだけで彼女もフリアロなんだけど。」
主人公「どういう事だ?」
フリアロ「僕達は同じ名前と体を共有しながらも、精神が2つに分かれている。ちょっと特殊な体質なんだよ。」
主人公「さらっとすごいこと言われた!?」
メルク「私たちが聞いてよかったのですよ?」
フリアロ「こうなった以上は、仕方ないだろ。」
主人公「そ、そうか。それで、口調や雰囲気が変わったんだな。」
主人公「それについては納得したし、フリアロが一緒に来てくれるのは嬉しいけど……、」
主人公「アロは行きたくないみたいだし、アロの賛成を得られないと、このまま旅に出るのは難しいんじゃないか?」
メルク「そもそも、どうしてフリアロさんは、アロさんに黙って旅に出ようとしたのですよ?」
フリアロ「……アロは、引っ込み思案なところがある。」
フリアロ「だから、人前に出るのはいつも僕の仕事。それが苦なわけじゃないけど、いつまでもそれじゃいけないと思ったんだよ。」
フリアロ「多少強引な手を使ってでも表に出さないと、アロは一生このまま、狭い世界で生きていかなきゃならない。」
フリアロ「僕にはそれが正解だと思えなかった。だから、癒術士達と旅に出ようって思ったわけ。一度旅に出たら、すぐには戻れないから。」
メルク「なるほどなのです。アロさんを思ってのことだったのですよ。」
フリアロ「けど、癒術士達の言う通りやり方が強引過ぎたのは認める。アロも聞こえてんだろ? 悪かった。」
フリアロ「……うん、もういいよ。だから家に……、」
フリアロ「はぁ? 今の流れで帰るわけないだろ。ちゃんと理由も話したし、謝罪もした。これで心置きなく旅ができるってわけだ。」
フリアロ「ちょっ、ちょっと待って。」
フリアロ「待たない。待ってる間にせっかく見つけた、癒術士が逃げたら困るだろ。」
主人公「俺は獲物か!」
主人公「それより、もう少しお互い話し合った方がいいんじゃないか?」
メルク「そうなのです。話し合いは大事なのですよ。」
フリアロ「でも……、」
メルク「そしてそのあとで、私達ともお話ししてほしいのです。アロさんたちの事、知りたいのですよ。」
フリアロ「……わかった。」
<紹介所>
フリアロ「……で、話し合いの結果、旅に出る方向で進んでる。」
主人公「お、やった! フリアロもよかったな。」
フリアロ「ただ、やっぱり不安は強いみたいだ。だから出発までの期間、少しでも慣れるようあいつに時間を使ってやってほしい。」
メルク「もちろんなのですよ!」
フリアロ「よし、って事でチェンジな。」
フリアロ「……ちょっと、アロくん!」
フリアロ「急に代わられても、私、何を話せばいいの? ……えっ、好きなもの?」
メルク「どうやら、フリアロさんと会話しているようなのですよ。」
フリアロ「……ちゃんと話さないとずっとこのまま? それは、困る……わかった。」
フリアロ「……癒術士達、聞いてほしい。」
主人公「うん。」
フリアロ「好きなものは赤いもの。……終わり。」
メルク「頑張った、頑張ったのですよアロさん!」
主人公「赤いものか……。何か好きな理由があるのか?」
フリアロ「……その、私達がまだ小さい頃、食事は家族揃って食べるのが習慣だったの。」
フリアロ「……え、ええと。」
主人公「ゆっくりでいいぞ。」
フリアロ「……そ、それで、食事の時間になると母さんが、燭台の蝋燭に火を灯すんだけど……、」
フリアロ「そしたら、ぱっと食卓が明るくなって、父さんや母さんの笑った顔が良く見えた。」
フリアロ「……赤いものは、蝋燭の炎を連想させる。それと同時に、楽しかった思い出も一緒に蘇るの。」
メルク「そんな事があったのですよ。」
主人公「家族との思い出の時間か……、なんかいいな。話してくれてありがとう。」
フリアロ(……ありがとうなんて、家族以外で初めて言われた。それに、私の話を最後まで聞いてくれたのも……)
フリアロ(……やっぱり家が1番なのは変わらないけど、少しだけ外を見てもいいのかもしれない)
<場面転換>
フリアロ「途中でやっぱり家に帰るって言わないか、ひやひやしてたけど、取り越し苦労だったみたいだな。」
フリアロ「ちゃんと、話し合って決めたんだから言わないよ。」
フリアロ「僕が言うのもなんだけど、あの癒術士達、僕達に合ってるだろ? 僕達のこともわりと普通に受け入れてくれたし。」
フリアロ「結構、驚いてたと思うけど。」
フリアロ「でも、受け入れてくれた。」
フリアロ「……そうだね。」
フリアロ「さぁ、アロそろそろ行こうか。あいつらも外で待ってるはずだ。」
フリアロ「……うん。行くよ。アロくんと一緒にね。」
備考
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