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「万頼なる鉄鴉」ヴィントス

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「万頼なる鉄鴉」ヴィントスの基本データ

出身機械の国
年齢52歳
性別
レアリティ★4
属性
成長タイプ晩成
武器十字連弩
武器種別弓矢
同時攻撃数2体
攻撃段数-

初期体力初期攻撃力
1,8103,030
最大体力最大攻撃力
3,8016,363
覚醒体力覚醒攻撃力
6,27610,563
スキル進化体力スキル進化攻撃力
--
移動速度攻撃間隔
522.56
リーチタフネス
16056
DPS総合DPS
24864971
覚醒DPS覚醒総合DPS
4,1268,252
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
--

進化進化後ユニット
進化前*「鴉面の万屋」ヴィントス
スキル1-
-
スキル2-
-
追加日2021.05.13
5月進化開放2021
入手方法-
-


属性補正

炎属性

 89%

水属性

 89%

風属性

 89%

光属性

 150%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

<町中>

ヴィントス「そろそろ約束の時間か……。二人共、俺は少し別行動を取らせてもらう。」

メルク「みゅ? 何か用事があるのです?」

ヴィントス「君たちの護衛とは別件で、少しな。そう時間はかからないと聞いているから、そこの喫茶店で待っていてくれ。」

主人公「わかりました、あの店で休んでますね。」

「それではまた後でなのですよ~!」

ヴィントス「……さて。駄々っ子の相手をしに行くか。」

ヴィントス(手紙では『見せたい貴重な代物がある』といっていたな。待ち合わせ場所も、人目を避けやすい廃棄場……。『神の設計図』に関係のある何かか?)


<廃棄場>

ミスチフ「伝説の食パンを食べてくれ!」

ヴィントス「……それが追加依頼だと?」

ミスチフ「そうだ! まさか、食べないなんて言わないよな!」

「嫌だ嫌だ嫌だああぁ!」

ミスチフ「食べてくれなきゃ嫌だ!」

ヴィントス「おっと、いきなりそう地べたを転がるな。」

ヴィントス「しかしどんな追加依頼がくるかと思えば……。どうしたんだ、パン屋でもはじめたのか?」

ミスチフ「そんなわけないだろ。俺は日々、夢とロマンを追うので忙しい!」

ミスチフ「伝説のパンはな、俺がレシピを言い値で買い取り、とびっきりの材料をかき集めて、ここの近所のパン屋に作ってもらって手に入れたんだ。」

ヴィントス「それほどの力作なら、君が食べたほうがいいと思うんだが?」

ミスチフ「俺はパンが食べたいのではない! 伝説のパンを、伝説の万屋が口にするのを見たいんだ!」

ミスチフ「すごいものとすごいものの足し算だぞぉ……、実現させずにいられるか!」

ヴィントス「はあ……。君の地頭の良さは知っている。その割に発想が柔軟なのも悪くないことだ。だが時々、全部が柔らかくなりすぎる。」

ミスチフ「夢とロマンがわからないカタブツよりはいいじゃないか。それで? お前はカタブツなのか、マスクマン。」

ヴィントス「カタブツはカタブツだがね。その柔らかさは身に覚えがある。……付き合うとしよう、パンはどこにある?」

ミスチフ「あっちだ! 完璧にセッティングしておいた。」

ヴィントス「ふむ、なかなかこじゃれたテーブルセットだ。コーヒーも用意したのか。」

ミスチフ「ふはは、手抜かりはない! さあ早く、伝説の瞬間を見せてくれ!」

「やれやれ。伝説の万屋なんて言われるのも難儀なもんだな。」

「手早く済まそう。食べるぞ。」

ミスチフ「そのマスク、脱がなくても飲み食いができるのか。伝説の万屋の道具はさすが、便利だな。」

「ほら、俺のマスクに感心している場合か? 三つ数えたらパンを口に入れる。さん、に、いち……、」

ミスチフ「おお……!」

「……ほう、こいつはいけるな。ジロジロ見られてさえなければ、おかわりをしたいぐらいだ。」

ミスチフ「やった……、」

ミスチフ「やったぞおぉ~!」

ヴィントス「満足したようで何よりだ。」

「すばらしい! うわああぁ!」

ミスチフ「俺は伝説の瞬間に立ち会ったのだ!」

ヴィントス「喜び方まで大げさなやつだな。他人がパンを食べただけでそんなにはしゃげるとは……。」

ヴィントス(手はかかるが、まぶしいもんだ。ここまでじゃないが昔は俺も……)

ヴィントス(……いや、まったく、年を取った。若者を見てほほえましく思うなんてな。それもあの頃の自分に似ているなんて理由で)


<紹介所>

主人公「すみません、ヴィントスさん。機械の国からの帰り道だけじゃなく……、」

メルク「次の旅の護衛まで引き受けてくれるなんて、助かったのですよ~。」

ヴィントス「他に頼れるやつがいないと聞いて、見過ごすわけにもいかないからな。」

ヴィントス「まあ気にするな。もともと俺も機械の国を離れる予定だった。」

メルク「そうなのです?」

ヴィントス「別件で依頼を抱えているんだが……。それに関する情報を持ってるやつが、旅行中みたいでな。」

ヴィントス「しばらく戻らないようだし、それなら他に情報がつかめないか、君たちと旅しながら探ったほうがいい。」

主人公「なるほど……。機械の国でも忙しくしてましたし、万屋の仕事って、大変そうですね。」

ヴィントス「大変なこともあるが、自分で受ける依頼は決められるからな。……前の仕事より、俺の性にはあっている。」

メルク「そういえば、前の仕事って何をしていたのですよ? ずっと聞きそびれていたのです。」

ヴィントス「じゃあ少し、ジジイの昔話に付き合ってもらおうか。」

ヴィントス「かつては俺も……、夢やロマンを追うような、青臭い若造だったんだ。だから前はトレジャーハンターの仕事をしていた。」

ヴィントス「宝を見つけるのはうまいほうだったんでな。その内コレクターから宝探しの依頼がくるようになって、順調に依頼をこなして、金持ちにもなったよ。」

メルク「まさに天職だったのですね!」

ヴィントス「それがそうでもなかった。仕事を続ける内に、夢やロマンを感じなくなって苦しむ羽目になったからな。」

主人公「仕事で何かあったんですか?」

ヴィントス「宝の見方が変わっていったんだ。絶対に依頼人のために手に入れるべきものになり、心が躍るなら架空の存在でも良いなんて言えなくなった。」

ヴィントス「気付けば、宝を見てもそれが依頼料に見合う価値があるか、頭の中で冷静に計算するだけになっていた。」

ヴィントス「依頼を断りたいと思ったこともあったが、成功して金持ちになればなるほど、人付き合いが増えて、断れなくなるものでね。」

メルク「自分の気持ちより、周りの方の事情を優先していたのですよ?」

ヴィントス「ああ。付き合いの長かった情報屋の女に騙されて、あの生活が終わらなければ……、俺は心を全て失うまで働いていたかもしれない。」

メルク「みゅっ、その情報屋の女性とはもしかして……、」

主人公「前に言ってた、ヴィントスさんの全財産を奪って、人脈の半分を失わせた人ですか?」

ヴィントス「そうだ。……あいつは賢い女だったよ。それに俺が駆け出しの頃から付き合いがあったからな。」

ヴィントス「俺のしがらみの本当の正体にも、気付いていたんだろう。」


<回想>

「ごめんなさいね、ヴィントス。デタラメ教えちゃって。」

「でもね、情報代として全財産ちょうだいなんて、普通は断り文句だって受け止めるものよ?」

「君は……。いつも気分屋だし、金好きだからな。必要経費かと思ったんだが。」

「あらら、いつもの軽口にもトゲが感じられるわ。……まあ怒って当然だとは思うけれど。」

「……すまない。俺はただ、混乱しているんだ。町の重鎮からの依頼だったんだぞ。周りのためにも、君のためにも確実にやる必要があった。」

「じゃあ気分を変えてもらうために、ビッグニュースよ。実は今朝、あたしは全財産を孤児院に寄付してきたの。」

「君まで1ゴルドなしになっただと? どうしてだ。俺はともかく、君まで生活に苦労することになるだろう?」

「ふふっ、全財産を本当にくれるなんて……、気持ちはうれしかったわ。」

「でもあたし、その気持ちに応えられないから。甘えるわけにはいかないと思ったの。ねえ、お互い、別々に再出発といきましょう?」


<紹介所>

ヴィントス「しがらみの本当の正体は、彼女との未来だった。」

ヴィントス「ま、なかなか強烈に持っていかれはしたが、あれで心を失うような空虚な生活は終わったからな。この年まで、それなりに充実した生活を送ってこれた。」

メルク「自分の気持ちを見つめることも大事なのですね。」

主人公「俺も気を付けます。自分の気持ちを通すってなると、難しいこともあると思いますけど……。」

ヴィントス「困った時には頼るといいさ。俺も若者が気ままに生きる手伝いぐらいはまだ受けられるからな。」

ヴィントス「まったく、人生はどうなるかわからない。だからこそ、君たちの心のままに生きるといい。」


備考



※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
  • iOS
  • Android
カテゴリ
  • カテゴリー
  • アクション
    ストラテジー
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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