「満し救う慈菓」パルトスク
「満し救う慈菓」パルトスクの基本データ
出身 | お菓子の国 |
---|---|
年齢 | 46歳 |
性別 | 男 |
レアリティ | ★5 |
属性 | 光 |
成長タイプ | 晩成 |
武器 | 酪菓王杖 |
武器種別 | 突撃 |
同時攻撃数 | 4体 |
攻撃段数 |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
3,920 | 2,690 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
8,232 | 5,649 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
12,882 | 8,799 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
14,172 | 9,741 |
移動速度 | 攻撃間隔 |
44 | 2.96 |
リーチ | タフネス |
20 | 81 |
DPS | 総合DPS |
1908 | 7634 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
2,973 | 11,891 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
3,291 | 13,164 |
スキル1 | リジェネレート+「全てが救われるために」 |
---|---|
1.0〜0.6秒毎に自分の体力を4.1〜5%回復する(バック中は無効)。 |
追加日 | 2023.09.30 |
---|---|
10月新ユニット追加フェス2023 | |
入手方法 | レターピース・各種ダイヤスカウト他 |
各種ダイヤスカウト・☆5レターピースから入手可能 |
属性補正
炎属性
88%
水属性
88%
風属性
88%
光属性
100%
闇属性
160%
モデル
ストーリー
主人公「俺たちに道案内を頼みたい……、ですか?」
パルトスク「ああ。少し、この近くの山に行きたいと思っていてな……。」
パルトスク「だが、王国はお菓子の国とは色々と勝手が違う。君たちに同行してもらえると、とてもありがたい。……どうだろうか?」
メルク「パルトスクさんにはいつもお世話になってるのです!パルトスクさんの頼みなら、お安い御用なのですよ~!」
主人公「早い、早い。」
主人公「でも、パルトスクさんに何度もモンスターから守ってもらってるのは本当だし……。俺たちにできることなら、手伝わせてください。」
パルトスク「ありがとう。とても助かるよ。」
主人公「でも、この近くの山に登って一体何しに行くんですか?」
パルトスク「そうだな……。」
パルトスク「……平たく言えば、冒険をしに行くのだ。」
<場面転換>
主人公「はあ……。この山、結構坂道がきついですね……。」
パルトスク「そうだな……。この辺りで、少し休憩にしよう。」
メルク「みゅわっ!美味しそうなお菓子が出てきたのですよ!」
パルトスク「私はバターサンドにしよう。君は何がいい?」
主人公「じゃあ、マフィンで……!」
パルトスク「なるほど、マフィンか。」
主人公「おお、かぐわしいバターの香りが……!」
パルトスク「さあ、どうぞ。」
主人公「ありがとうございます。じゃあ……、」
パルトスク、主人公「いただきます。」
主人公「はあぁ~……。つ、疲れた体に濃厚なバターが染み渡る……!」
パルトスク「ああ。やはり甘いものを食べると、腹も心も満たされるな。」
パルトスク「おや、この花は……。」
主人公「これは……、月光スミレかな。この辺にはよく生えてますよ。」
パルトスク「なるほど。」
メルク「王国ではよく見る花なのですが、パルトスクさんには見慣れないかもしれないのですね~。」
パルトスク「お菓子の国の土地には、普通の土に生える植物は生えないからな。」
パルトスク「ああ……。やはり、知らない土地を旅するのは楽しいな。」
パルトスク「ふむ、ふむ。この植物の根は風邪薬に……。しかも、実は簡単な火薬になるのか。」
主人公「茎も虫よけに使いますよ。それから……、」
主人公「わわっ!」
パルトスク「おっと……。このあたりは、枝同士が絡み合って鬱蒼としているな。」
パルトスク「主人公君、頭上に注意して進みなさ……、」
パルトスク「あいたっ!」
メルク「みゅわっ!パルトスクさんが先に頭をぶつけてしまったのですよ!」
パルトスク「ははは……。主人公君より注意すべきは、私だったかもな。」
主人公&メルク「……。」
パルトスク「どうした?」
主人公「いや、パルトスクさんって、こういう一面もあったんだなあ……、って。」
主人公「いつもは落ち着いてしっかりした人だから、何と言うか……、」
主人公「……いっぱい笑ったり、照れたりするのは、正直意外です。」
パルトスク「ふふ……。もしかして、あの子がそんなことを言っていたか?」
パルトスク「意外、と言われる方が意外な気がするよ。こういうことは、子供の頃から好きだったから……。」
メルク「そうなのですよ?」
パルトスク「ああ。初めて向かう場所、人が初めて立ち入るような土地などはどこでも、丹精込めて作られたデコレーションケーキに見えるよ。」
パルトスク「こういった気持ちは、若い頃も、これから先も……、」
パルトスク「どんなに自分の先が見えなくなっても、失くしたくはないものだ。」
<場面転換>
主人公&メルク「着いた~!」
メルク「のですよ~!」
パルトスク「二人とも、お疲れ様。ここまで同行してくれてありがとう。」
パルトスク「……ここは景色もいい。君たちは、この花畑で休憩していってもいいかもしれないな。」
メルク「パルトスクさんはどうするのですよ?」
パルトスク「私には、別の目的がある。」
パルトスク「……大人になると、好奇心や冒険心と違う理由で冒険に旅立とうと思うものだ。」
「……珍しいな。こんなところに人が来るとは。」
老人「花畑でピクニックでもしにきたのかい。」
老人「……それとも、わしに会いに来たのかい?」
<場面転換>
老人「お前さんの目的というのは、わしじゃろう。」
老人「いや、正確には……、わしの魔法じゃな?」
パルトスク「ええ。」
パルトスク「植物から抽出される薬液を用いて、自然界の魔力を扱いやすくする秘術……。」
パルトスク「現代でその技術を継承しているのは、あなただけだと伺いました。」
老人「それで、はるばるお菓子の国からやってきたのか。バター・ワールド王、パルトスク殿。」
パルトスク「私のことをご存じだったのですね。」
老人「魔法の才能に恵まれた、異国の若い王子の噂……。長く生きていれば、小耳に挟むこともある。」
老人「そんなお人が何故、王国で隠遁しているわしなどのところへ?為政者にそのような暇などないだろうに。」
パルトスク「暇がない、などということはありませんよ。望んでいるが足りないものを求める、ということは王子時代から必要だと思ってやってきました。」
老人「ほう……。」
パルトスク「あなたならお気づきでしょうが、今の私には人並み程度の魔力しかありません。……『代償』として支払ったのです。」
パルトスク「力は道具です。あればあるほど、効率的に物事を進められる。そして、やりたかったことができるようになる。」
パルトスク「……王族の力だけでは、解決しえないことがあります。お菓子の国にも、お菓子の国の外にもそのような人々は確かにいる。」
パルトスク「私は、そういった課題で苦しむ人々をも救える力を取り戻したい。」
老人「ふむ……。」
老人「……。あんたの人柄は聞いている。うちの花を分け、秘術を教えてやってもいい。」
老人「だが、一つ聞かせてほしい。あんたは何故、一度失ってもいいと思ったものを求める?」
パルトスク「……。」
老人「今まで、多くの人間があんたと同じ理由でわしの下を訪れた。」
老人「その中には、一時の衝動に流されて来たのだろう、という者もいた。」
老人「……わしは、衝動的に何かを求める者が力を得ると後々後悔することになるだろう、と思っている。……力は、時に人を惑わせるからな。」
パルトスク「耳の痛いお言葉です。」
パルトスク「……あの子の父親にもどれないとしても、あの子との記憶まで失くしたくはなかった。それが、私が『代償』を支払った理由です。」
パルトスク「……私は過去を懐かしむために、未来を拓く力を捧げた。」
パルトスク「しかし私は、バター・ワールドの王として……、そしてあの子の父親として、再び戻ってきた。」
老人「……。」
パルトスク「必要な時に自分を切った判断を、過ちだとは思いません。ですが、未来を拓く力を欠いたまま惰性で前へ進む正当な理由はないでしょう。」
パルトスク「足掻くのに遅すぎるということは滅多にない。長く生きていれば、諦めたものが得られることもある……。」
パルトスク「この歳まで生きていて感じたことです。」
老人「お前さんは、わしから見ればまだ若造だがな。」
パルトスク「ごもっともです。私には、未だに経験していないことも、他人から学ぶことも多すぎる。」
パルトスク「だからこそ、何かを見限るには早すぎる。私はまだ、人生という冒険の途中なのですから。」
老人「……。」
「はっはっは!」
老人「分かった。お前さんには、わしの秘術を教えてやっていい。」
老人「そう思わされてしまったからには、仕方ないからのぉ……。」
<場面転換>
主人公「パルトスクさん!」
メルク「おじいさんと何のお話をしてたのですよ?」
パルトスク「私はまだまだ、これからだ、ということだ。」
パルトスク「……そうだ、二人とも。帰りは少し楽をしよう。」
主人公「えっ、楽って……?」
主人公「わっ!あ、足がちょっとだけ浮いてる!?」
パルトスク「浮遊魔法だ。下り坂を降りるのは辛いからな。」
パルトスク「村まで下りたら、とっておきのホットケーキを振舞おう。楽しみにしていてほしい。」
主人公「わぁ……!」
老人「……。」
<場面転換>
「すまなかった。あんたを見限ろうとしていたのは、わしだったかもしれん。」
老人「高い理想故に、気苦労の多い男だと聞いていたからのぅ。それとも、あんたが一度失踪したという話を聞いていたからか……。」
パルトスク「どちらも事実です。あなたが謝るべきことではありません。」
パルトスク「私自身、自分が至らない点の多い男だと思います。……あなたのいう『後悔』も経験してばかりだ。」
パルトスク「しかし……、いや、だからこそ……。」
パルトスク「誰かと共に、発見や困難を経ながら前へ進む。それはみんなを救うため、そして私自身を救うために、生涯欠かせない行いだと思っています。」
パルトスク「そうして進んだ先で得たものが、至らずとも、諦めず理想へ進むための糧になるのですから。」
備考
関連ユニット
画像 | ユニット名 |
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「明けの未熟者」トゥルータ |
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