【白猫】カスミ(サマー)・思い出
凛とした水着 カスミ・アサミヤ cv.三澤紗千香 夏の海にやってきた黒髪の美少女。 水着は大切な友人からもらったお気に入り。 | ||
2015/07/06 |
メインストーリー
思い出1
あ……暑い……暑すぎる……
そりゃアンタ、真夏にそんな厚手の服着てれば誰だって暑いわよ
うるさいわね……
私の一族の正装にケチつけようっていうの?
そういうつもりじゃないけど……
他に薄手の服とか持ってないの?
そんなものないわ。
うーん、困ったわねぇ……
カスミさーん、フローリアさんから暑中見舞いが届きましたよー。
え、フローリアから?もう、そんなものわざわざ送ってこなくてもいいのに……
なーんて言いつつも嬉しそうに包みを開くカスミでしたとさ。
茶化さないでよ。まったく、もう……
<カスミが丁寧に包みを開く。その中に入っていたのは……>
……って、な、なんなのよこれ……
ん~?これって……水着?
まあ、可愛らしいデザインね。カスミさんに似合いそう!
はぁ~……まさか水着を贈ってくるなんて……やっぱりあの子、変わってるわ……
まあ、そう言わずにさ。試しに着てみたら?
は!?い、イヤよ!なんで私がそんなこと……!
さっき暑いって言ってたじゃない。それを着れば涼しくなるわよ。確実に。
イヤと言ったら、イ・ヤ!
でも、フローリアさんがせっかく贈ってくれたんですから……
うっ! で、でも……
フローリアの好意を無駄にしちゃだめよ~。親友なんでしょ~?
くっ! そんなこと、あんたに言われなくなってわかってるわ!
うううう…………………………
…………………1回だけよ……
うむ、素直でよろしい。
き、着替えたわよ……
おおー、よく似合ってるじゃん!
わあ、やっぱりカスミさんにピッタリな水着ですね!すごくカワイイですよ!
そ、そう……ありがと……
主人公も似合ってるってさ。男の子受けもバッチリみたいね!
――っ!
ど、どどこ見てるのよ、あんた!ヘンタイ!スケベ!
思い出2
暗き底へといざなう手、邪霊のたゆたう厄災の海……
その海に入った者は、見えざる影に引き込まれ、深淵に沈められる、か……
氏神様のお告げ通りなら、これは十中八九
<まがこと>の仕業だわ。
お~い、カスミ~!こっちこっち~!
私が祓わなくちゃ……これは私にしかできないことなんだから……!
カスミさーん!水が冷たくて気持ちいいですよー!
…………
ちょっとぉ~、カスミ~?そんなところで立ってないで、みんなで遊びましょうよ~!
あんたたち、いい加減にしなさい!
どうしたのよ、カスミ。顔真っ赤にして。甘酒でも飲み過ぎちゃった?
ねえ、私の話、聞いてた?ここには遊びに来たんじゃないのよ?
……でも、カスミだって水着に着替えて準備万端ってかんじじゃん?
その水着、気に入ったんですね。
こ、これは……
あの子がくれたものだし、着ないともったいないなって思っただけで……!
だったら、なおさら遊ばなきゃ!水着ってそういうためのものじゃない!
ふふ、隙ありよ、キャトラ!
わあ!冷たっ!やったわね、アイリスー!きゃはは!
はぁ……付き合ってらんない。あんたたちだけで勝手に遊んでいればいいわ。
ひゃっほー!くらいなさい!主人公!
……なによ、みんなで楽しそうにして。
これじゃまるで私が仲間はずれみたいじゃない。
…………
…………
……
ぎゃふん!しょ、しょっぱ!ぺっ、ぺっ!
もう~、カスミ容赦なさすぎぃ~!
あらら、主人公もびしょ濡れね……
やるからには本気でいくから。
あんたたち全員、水浸しにしてやるわ。
覚悟しなさい!
ひいいい!自分は水着だからって横暴よ~!
<それからカスミたちは、日が暮れるまで水遊びに興じていたのだった――>
思い出3
……あれ? カスミは?
そういえば朝から見かけてないわね。
どこかにお出かけかしら?
…………
……
……この前は、ついあいつらに乗せられてなにもできなかったけど……
今日こそは、この海にひそむ
<まがこと>を祓ってみせるわ。
お告げによれば、海に入った者を海底に引きずりこむらしいけど……
……岸にいてもはじまらないわね。まずは海の中を調べないと。
…………
(……あいつらの助けなんかいらない。私一人でやってみせる……!)
<沖合付近へと来たカスミは、泳ぎながら海中を調べる。しかし……>
<まがこと>の気配は感じられない……。海はどこまでも静かなまま……
この辺りじゃないのかしら……はあ、なんだかキリがないわね。
……こんなときに、誰かいてくれたら……
はぁ……いったん岸に戻ろう。
――っ! この気配……まさか<まがこと>が……
きゃっ!!
(くっ! 苦しい……息が……!)
(ま、まずいわ!このままじゃ……引きず、込ま……)
(だめ……意識が……誰か……たす……け……)
(――? いま……の……は……)
<次の瞬間、カスミの意識は闇に閉ざされたのだった――>
思い出4
<海へと向かった主人公は、疲れた様子のカスミとともに飛行島へ帰ってきた。>
カスミ!主人公!
今までどこいってたのよ~!心配したじゃない!
……別に。どこでなにしようが、私の勝手でしょ。
あ、いや……その……心配かけて、ごめんなさい……
カスミさん……?
え、えっと、ずいぶん素直ね……主人公となにかあったのかしら……
…………
<時はさかのぼり、主人公とカスミがアイリスたちのもとに戻る前のこと――>
げほっ! ごほっ! ごほっ!
ごほっ! はぁ……はぁ……
ふう……だいじょうぶ、
もう落ち着いたから……
あんた……どうしてここにいるの?
<主人公はカスミのことが心配になって追いかけてきたと説明した。>
……信じられない。
そんなどうでもいい理由でこんなところまで来るなんて。お人好しにもほどがあるわ!
……って、助けてもらっておいて言うことじゃないわよね。その……ごめんなさい。
……ねえ、あんた、私を海の中に引きずり込んだヤツを見た?
そう……ということは、この海にはまだ<まがこと>がひそんでいるってことね。
……あのさ、今さらあんたにこんなこと頼むのも変な話なんだけど……
おねがい……もう一度だけ、私を助けてもらえないかしら。
思い出5
えぇ!?主人公と一緒に沖に出るですって!?
そう。協力して今度こそ<まがこと>の元凶を討つわ。
で、でも、だいじょうぶなの?この前、危険な目にあったばっかりらしいじゃない……
それでも、やらなきゃいけないの。
これ以上、<まがこと>の犠牲を出すわけにはいかないから。
うーん……だったらアタシたちも一緒に……
カスミさんを信じよう、キャトラ。きっとだいじょうぶ、そんな気がするの。
主人公、カスミさんのこと、お願いね。
ん~、アイリスがそこまで言うなら……わかったわ。
二人とも、ちゃんと無事に帰ってくるのよ!
ええ、今度は絶対に油断しない。
必ず<まがこと>を討つわ。
あのとき、私が襲われたのは……
……このあたりね。
あんたは少し離れたところでヤツが現れないか見張ってて。
私が、囮になる。
大丈夫だから。
あのときは不意を突かれたけど、今はちゃんと心の準備ができてる。
ヤツが姿を見せたそのとき、あんたと私で倒すのよ。いいわね?
<主人公は、少し躊躇うような素振りを見せたが、すぐに強く頷いた。>
……あんたのこと、アテにさせてもらうから。
<それからしばらくして……>
――っ! 来た!
(くっ! ……大丈夫、ここまでは予定通り……)
(お願い……早く……!)
(! 来た!)
<海底へ沈みゆく中、主人公に向かって手をのばすカスミ。
主人公とカスミの距離が段々と縮まっていく。
そして二人は――>
思い出6 (友情覚醒)
<主人公とカスミが手を取り合った瞬間、眩い光が海中の闇を照らす!>
!!!!
(いたわ、ヤツよ!)
<二人は目配せし、武器を構える!>
(祓いたまえ……清めたまえ!)
―――!!!
……あ! アイリス!二人が帰ってきたわ!
おかえりなさい!……うまくいったみたいね。
ええ。
<まがこと>は浄化されたわ。これでこの海も元通りよ。
よーし、それじゃあ、これで心おきなく遊べるわね!
みんな、ついてらっしゃい!
あ、キャトラ! 待って~!
はぁ……やっぱりこうなるのね。ほんとお気楽な連中だわ。
カスミ! 主人公!この前の続きやるわよー!早く来なさーい!
あ……待って!
えっと……その……あのさ……
そういえば私……
あんたに助けてもらったこと、ちゃんとお礼言ってなかったなって……
ほら、私って誰かを頼ったりとか、助けを求めたりとか、そういうの苦手だから……
正直言うと……嬉しかった。あんたが助けに来てくれて。
その……あ、ありがとう。
い、今の話、キャトラたちには黙っててよ?絶対茶化されるに決まってるんだから!
ちょっと~?二人ともなにしてるのよ~?なんかの内緒話ぃ~?
な、なんでもないから!今いくわよ!
まったく……まあ、いいわ。
行きましょ、みんなのところへ。
カスミ・アサミヤ
その他
サマー!サマー!!サマー!!! Story