【白猫】セツナ・思い出
セツナ・アラヤ cv.斉藤千和 <清めの宮>で学ぶ、拳を頼りにする巫女。 荒ぶる御霊・テンジンを封じている。 |
メインストーリー
思い出1
こんにちは~♪
あらセツナじゃない。
トワさんは一緒じゃないんですか?
てことは、やっぱり、トワ、ここに来てないんだね……
実はトワとはぐれちゃってさ。ここにいるかな?って思って来てみたんだよ。
見てないですね。
そっか~……要するにトワは迷子ってわけか。
大丈夫なの?
大丈夫だと思うけど、心配は心配かな。トワって、世間知らずだから。
だったら、さがしに行かないと!
手伝ってくれるの?
はい、任せてください。
ありがとー♪じゃあ、トワがどこにいるか占ってみよっか♪
へぇ、アンタ、占いもできるんだ?
まーねー。一応、これでも巫女だから。
そういうわけで、キャトにゃんの力が必要なのだよ。パッと見、キャトにゃんの運気ってすごいんだよ。
その豪運があれば、ト占の精度が上がる!
運がいいって言われて悪い気はしないわね。で、どうすればいい?
なんかテキトーな石を選んでよ。大きさは、あたしの拳大くらいかな。
この石なんかどう!?
オッケー♪からの巫女パンチッ!!
ぎにゃー!いきなり、なにすんのよ!
今のが石占い。砕けた石の破片で吉兆や未来を占うんだ。
破片っていうか……粉々じゃない……
なにか、わかりました?
ふむふむ……アレ!?トワがクジョウの島にいる?どういうことだろう……
……なんですと!?
どうしたんですか!?
……トワは<帰らずの森>にいるみたい。
青い顔してるけど、危ないところなの?
だ、大丈夫よ。さ、さあ、さがしにいこっか……
思い出2
悪いねー。トワ探しにつきあってもらちゃってさ。
気にしないでください。それより、その<帰らずの森>ってなにかあるんですか?
クジョウの島で鬼門の方角に位置する場所でねー。いろいろと訳ありなんだよ。
鬼門?
ざっくり言うと、良くないことが起こる方角。でも、トワのやつ、なんで、あんな場所にいるんだろ?
直接本人から聞くしかないわね。
そうだねー。あーあ。本当なら今日はトワと買い物行こうと思っていたのに……
それにしても、アンタたちって仲がいいわね~。
でも、最初は超仲悪かったよ。前にも言ったかもしれないけどお互いに嫌いあってらしさ。
想像できないかも……
まあ、あたしの実家のアラヤ家とトワの実家のクオン家って仲悪くてさー。
親族の誰それが殺された、とか。アラヤ家積年の恨みがー、とかあることないこと吹き込まれたわけよ。
それはトワも同じでさ。互いにバチバチやってたよ。
どうして、そんな二人が仲良くなったの?
う~ん……トワがいい子だからかな。
家とか因縁とか、そーゆーのを関係なしに話をしてみたらトワっていい奴だったんだ。
そんな子を嫌うのってバカらしいし、そーゆー自分が嫌な奴に思えてさ。
なるほどねー。古い家にしばられてたってわけね。
まあ、うちは反物屋なんだけど。
どういうことよ!話の流れからして、霊験あらたかな家じゃないの!
一応、霊力とかそーゆーのはあれし、ご先祖様は祟り神様を封じた由緒ある家系みたいだけどねー……
正直それだけで食っていけないんだよ。ちなみにあたしも将来は反物デザイナーになるつもりだし。
伝統ってなんなのかしら……
思い出3
ここが、その<帰らずの森>ね。
昼間なのに暗い……
そうね……空気もヒヤッとしてるし……今にもおばけとか出てきそう……
お、お、おばけ!?出たの!?やっぱり出たの!?
出てきそうって言っただけよ。って、今、『やっぱり』とか言わなかった!?
そ、そうね……実は、この森には、幽霊的ななにかが出るって噂が……
えっ!?アタシもおばけは……
確かに、ちょっとこわいかも……
でも、あたしは幽霊とか、そういう非科学的なもの、信じちゃいないけど!
……アンタもおばけとか苦手なんじゃあ?
そ、そんなわけないでしょ!あたしは巫女!幽霊倒してなんぼなのよ!
きゃっ!巫女パンチッ!
ちょっとー!木を殴り倒さないでよ!
今のは除霊の練習、そう除霊よ!なんてたって、あたし、巫女だし。
アンタの除霊って徒手空拳なの?
そ、そうだよ。だって、あたし、巫女だし……
***
お、オバケなんて、いない!オバケなんて、迷信……
さっきからブツブツ言ってるけど大丈夫?
し、心配無用!あたし、巫女だから!
そんなこと言って、主人公の服の裾、つまんだままじゃない。
これは主人公さんの服がいい生地だから!
だいたい、キャトにゃんだって主人公さんにしがみついてるでしょ!
アタシはおばけが嫌いだからいいの!
でも、確かにこわいですね。いきなり魔物とか出てきそうで……
あ、アイリスさん、こわいなら主人公さんの裾をつまんでもいいよ。
えっと……主人公の服の裾、伸びちゃったね。
ご、ごめん……
きゃああああああ!!
ちょっと!セツナ!
走ってっちゃった……主人公、追いかけよう!
思い出4
(どうしよう……。みんなとはぐれちゃった……)
そうだ!こういう時こそ式神の出番!
…………
幽霊なんて式神みたいなもんだし!だから、こわくないっ!
ひっ!巫女パンチッ!!
な、なんだ……ただの風か……
?
だ、大丈夫よ。幽霊なんて式神と同じ……
ドラゴン
ガアアアアアアッ!
きゃあっ!巫女パンチッ!
巫女ブロー!巫女フック! 巫女アッパー!巫女バックブロー!!
――……
な、なんだ……ただのドラゴンか……もう、驚かせ……
え?ドラゴン……?
…………まあ、いっか……
…………
きゃあああーーッ!
巫女パンチ!巫女パンチ!倒れろ、倒れろ!倒れなさいよーーっ!
はあ、はあ、はあ……なんだ、ただの風の音か……
大丈夫、オバケなんていな……
みこっ!――もう、いい加減にしなさいよーッ!
…………
いいわよ!上等よ!表出なさいよ!やってやるわよ!
反物屋の巫女は簡単に沈まないんだから!
ねえ、あの子、どうして目をつぶってるのかしら?
なにと戦ってるんだろう?
思い出5
……ゆ、幽霊の知り合い?
き、きつい!強く抱き締めすぎ!
ご、ごめん……
はあ……
黙ってたけど、あたし、実は幽霊とか苦手なんだー。
言わなくてもわかってるわよ。
でも、巫女さんって、悪霊とかを祓うのがお仕事ですよね?
そうなんだけど、あたしは物理攻撃専門と言うか、たいがい、殴れば済むって言うか……
クジョウの街を守ってるけど、今では実家は反物屋だし……
幽霊って、殴っても手応えがないしなんか冷たいし、あたしのパンチが効いてる気しなくて……
でも、祓えてるんですよね?
一応、巫女だし……でも、やっぱり巫女としてどうかと思うわけで……
トワのほうが、その辺、しっかりしてて、きちんと巫女だし。
実家の人たちがいろいろうるさいだろうにあたしなんかと一緒にいてくれるし。
完全に足手まといだよねえ……
そんなことないと思います。
でも、巫女なのに幽霊が苦手だし、なんでも殴って解決するし……
あれ?今気づいたけど、あたしって全然巫女っぽくない!?
…………
はあ……へこむ……もう巫女、やめよっかなー……
思い出6 (友情覚醒)
ひっ!お、驚かせ……不思議な光だね。
なるほどなー。確かに、こわいものはこわい。どうにもならない!
でも、それはそれでいいのか。まあ、誰にだって得意不得意はあるよね。
やめやめ!ウジウジ悩むのなんてあたしらしくないっ!
わかったよ。あたしは、これからも巫女として自分の拳を鍛えていく。
物理が効かない系の相手はまあ、トワに任せればいいし!
とにかくトワを見つけないと……
あたしの後ろに立つなーーっ!
あんたはトワの式神……
セツナ、こんなところでなにを?
トワ!そういうあんたこそ、こんなところでなにしてんの!探したんだから!
ごめんなさい。悪霊を祓うよう頼まれて……
だったら、あたしを誘えってば。
でも、家の事情もあるし……それにセツナは幽霊が苦手でしょ?
そうだけどさー……ここだって安全な場所じゃないし、その、心配したって言うか……
トワさん!後ろ!!
えっ!?
巫女パンチ!
トワ、気をつけなよ。
ありがとう、セツナ……
今、おばけ、殴ったわね。
こわがらなかったね。
アンタ、苦手だったんじゃないの?
いや、トワが危ないって思ったら、体が勝手に……
トワ、助けてええええ!
神火清明っ!
セツナはあいかわらずですね。
うるさいなー。……まあ、助かったけどさ。ありがと~、トワ~。
本当に仲がいいね。
二人だったら、おばけもへっちゃらね。
トワーーッ!こっちにもおばけーーッ!!
きゃああ! そっちにもーーッ!! って魔物じゃん! 驚かせないで! 必殺! 巫女パンチ!!
もう……セツナはしかたがありませんね。
でも、おばけの克服は難しそうね。
その他