【白猫】ガレア(茶熊)・思い出
不運を奪うライダー ガレア・アリスイ ひとりの学生として入学した幸運の神。 今日も相棒のバイクと共に学園の門をくぐる。 |
メインストーリー
思い出1
<――さわやかな朝の空気を切り裂いて、腹の底まで響くような重低音が聞こえてきた。>
なにこれ?!なんの音?!
……どんどん近づいてくるわ……
あれは……ガレアさん……?
あ、ほんとだ。ガレアー!
フン……お前たちか……
おはようございます、ガレアさん。
……ああ。おはよう。
ね、ねえねえ。もしかして、それが<バイク>ってヤツ?
そうだ。これが俺の愛車――相棒だ。
おっきいわね……それにすっごいピカピカ。
きれいに磨かれてて、大切にしているのがよくわかります。
あと、このドドドドってお腹に響く振動が……なんかいいわね!
猫でありながらバイクの良さがわかるか……キャトラは見どころがあるようだ。
ふふん♪ま、アタシはただのカワイイ猫ちゃんじゃないのよ。
バイクの魅力だって、理解できちゃうんだから。
ほう。この振動……バイクの鼓動を感じて、共に風となる幸福をも理解するか。
……幸福……しあわせですか?
スピードという世界をマシンと一体になり全身で感じる。それがビクの魅力……
これを知ることを幸福と呼ばず、なんと呼ぶのだ。
……ほんとうにバイクがお好きなんですね。
まあな。まだまだ話したりないが……
こうしていると学園に遅刻する。そろそろ俺は行くとしよう。
え……あっ!ホントにホームルームまで時間がないわ!?ガレア!アタシたちも乗せて!
それはできん。三人と一匹乗りは違反行為だ。
お前たちが遅れず到着することを祈っているぞ。
あぁ……いっちゃった……
しょうがないわよキャトラ。それより、急ぎましょ。走ればまだ間に合うわ。
そうね!主人公、アイリス、いくわよーー!!
思い出2
幸運と風になる者
その他