【白猫】ゲオルグ(茶熊)・思い出
紅蓮の生徒会副会長 ゲオルグ・ランディル 青春の謳歌に燃えるドラグナー。 副会長に任命され、生徒会を切り盛りする。 | ||
2016/03/25 |
茶熊学園2018 Story
思い出1
おはようございます!
おはよう、ゲオルグ。じーーっ……
どうした、キャトラ君。自分になにか?
……ねえ、ゲオルグって何歳――
聞くなッ!
きゃあ!?
言われずともわかっている!この歳で学生服を着るなど……!
あ、自覚はあったのね。
無茶は百も承知だ……だが、これは我が国のためでもあるのだ。
国家レベルなの!?
あの学園の運営には、<竜の国>も共同出資している。
自分と姫様が入学したのは、現地の視察という意味もあるのだ。
そういうことだったんですね。
ゆえに自分は、陛下の代理として、皆の模範とならねばならない。それに――
それに?
……身に余る光栄だが、このたび<生徒会副会長>の任を拝命した。
新入生のアンタが?まー、適任っちゃ適任かもだけど。
このような大役を任された以上、自分も死地に向かう覚悟で学園にのぞまねばなるまい。
ん~……ちょっと気負いすぎじゃない?
何事も準備と心構えが肝要だ。
髪は短めに整え、ヒゲも剃った。最近の若者の流行も部下たちから教わった。
今の自分は、身も心もまごうことなき学園生徒だ。
な、なるほど……
もはや一片のぬかりもない。自分はこの任務で、必ずや青春を取り戻す!
おっと、本音が漏れたわね。
……はっ! いや!今のは言葉のあやでだな……!
だからそんな気合入ってたのねえ。
うぐっ!…………否定は、しない。
青春の汗、流したい?
……ああ。
夕日に向かって走りたい?
ああ!
女子たちとイチャイチャしたい?
ああ!!ってそれは違うぞ!不純異性交遊は許さん!
女の子が苦手なの、克服できるといいわねぇ。
キャトラ君……からかわないでくれ……
ゲオルグさん、学園生活を満喫してるみたいね♪
思い出2
お前たち! 教室では静かに騒ぐなら外でやれ!
あ!鬼の副会長だ~!
お、鬼だと!?自分は皆のためと思ってだな……!
じゃ、言われたとおり、外いってくるねー!
待つんだ!話はまだ終わってないぞ!
***
ふう……提出する書類はこんなものか。
副会長~、あたし飯いくから、あとよろしく。
なっ! 会長!性懲りもなくまた……!
副会長、すまんがこの書類にも目を通してもらえるか。
あ、ああ、了解した!会ちょ――くそ、逃がしたか……!
ゲオルグ、大変よ!不良たちが暴れて――
すぐに行くッ!
…………
……
はぁ……疲れたな。生徒会がこうも忙しいとは……
くっ!このままでは、また青春を逃してしまうぞ……!
どうぞ~。
ん? これは爛酒……自分は頼んでいないが?
あちらのお客様から、あなたにって。
このような場所で奇遇ですね、副会長殿。
イサミ殿!
晩酌に付き合っていただければと思いまして。ご迷惑でしたか?
い、いや……そういうことなら、ありがたくいただくとしよう。
<ゲオルクとイサミは、互いの盃をかかげ、乾杯する>
……学校とは難しい場所ですね。
む……と言うと?
私はどうにも頭の固い人間でして。人の輪に入るのが不得手なのです。
それに、生徒の皆様も若い世代の方ばかりですしね。
まあ、私としては己のことより主のことが気がかりではあります。
主……確かシズク殿のことだったな。
これを機に、人並みの幸せを得て欲しいと願うばかりです。
……自分も主君がいる身ゆえ、イサミ殿の心中、深くお察しする。
エクセリア殿ですね。慈愛の心にあふれる方だとお見受けしました。
ああ。まだ未熟なれど、きっとよき女王になられるに違いない。
ふっ……私たち、どこか似ているのかもしれませんね。
……確かに。これ以上ない親近感を感じる。
……副会長殿。
ゲオルクでいい。ここは酒の席だ。堅苦しいのはなしにしよう。
では、私のこともイサミ、と。
ならば、イサミ。今夜はとことん呑むぞ。――我らの出会いを祝してな!
ふっ……喜んでお付き合いしますよ、ゲオルグ。
う~ん、青春だね~♪
思い出3
生徒会の増員?
ああ。生徒会も忙しくなったからな。臨時でメンバーを増やすことにしたんだ。
了解した。学園の意向とあれば自分に異存はない。
(確かに異存はないと言った……だが、この人選は……!)
臨時書記のカスミよ。……よろしく。
臨時会計のアイリスです。よろしくお願いしますね。
臨時広報のソフィです。PR活動ならおまかせください!
臨時庶務のシズクと申します。短い間ではありますが、よろしくお願い致します。
み、みみ皆!よろしく頼む!せせ、生徒会副会長のゲオルクだ!
存じています。
あ、ああ!そうだろうとも! ははは……
ところで、会長は?
か、会長は不在だ……またどこかでサボっているのだろう……
サボリって……まあいいわ。さっさと仕事をすませましょ。
りょ、了解した!み、みみ皆!よろしく頼む!
それはもう聞きましたよ。
あぐっ!!
<その後もゲオルクは、緊張のあまり些細なミスを繰り返してしまう。
作業が遅々として進まぬまま、その日の生徒会業務は終了となった……>
はぁ……なんということだ……これでは副会長として失格だ……
お疲れ様です、ゲオルグ様!よろしければお茶をどうそ。
ソフィ殿!?そ、そのようなことをせずとも……
ふふ、そんなにかしこまらないでください。前からお話したかったんです。
じ、自分とですか?
エクセリアさんから聞きました。とても実直で尊敬できる殿方だと。
姫様が……
ゲオルグさん、その……あまり気に病まないでくださいね。
アイリス君…………カスミ君とシズク殿は?
お二人は、委員会と部活にいかれました。
そうか……彼女たちには悪いことをしてしまったな……
そんなことはありませんよ。ゲオルグ様が大変なことはみんな知ってますから。
しかし、自分は……
困ったときは頼っていいんです。生徒会はみんなの生徒会ですから。
ソフィ殿……
(不思議だ……話しているだけで緊張が解けていくのを感じる……
これが女性の持つ<優しさ>というものか……)
ゲオルグ様、よろしければ、もう少しお話していかれませんか?
あ、ああ、もちろんだとも。自分も<氷の国>について聞かせて欲しいと思っていた。
まぁ、そうなんですね!でしたら――
ゲオルグさん、元気が出たみたいでよかった……
思い出4
久しぶりに時間ができたな……
よし、これを機に生徒会のメンバーと交流を図るとしよう。
それに、先日の失態も謝罪しておかなければな……
カスミ君は図書委員だったな。ここにいればいいのだが……
……私になにか用?
うおぉ!?力、カスミ君!じ、じじじ自分は……!!
ちょ、ちょっと……図書室では、静かにして。
ゴ、ゴホン! 失礼した……
副会長は見回り?会長があんな調子じゃ、休むヒマもなさそうね。
まったくだ……正直、手に負えない。暴れ竜のほうがマシなくらいだ。
私たちも、できる限りフォローするから。
カスミ君……?
一応、書記だしね。副会長ほど役に立つとは思えないけど。
いや、そんなことはないぞ!協力感謝する、カスミ君!
そ、そう……
***
見回りですか、副会長?
シズク殿……!
そ、そんなところだ。君は部活中のようだな?
はい。
あー……こ、この間の活動では、つまらぬ失態を繰り返し、皆に多大な迷惑を……
はい。
(や、やりずらいな……会話の糸口が見つからん……!)
……は、話は変わるが、先日、イサミと酒場で一緒になってな……
はい。イサミから報告は受けています。
そ、そうだったか……
副会長のことを嬉しそうに話していましたよ。
そうなのか?
イサミの友人になっていただき、ありがとうございます、副会長。
どうかこれからも、良き友としてイサミとお付き合いください。
シズク殿……ああ、もちろんだ。
(……よき主を持ったな、イサミ)
カスミ君にシズク殿、それにソフィ殿にアイリス君……皆、すばらしい女性たちだ。
……女性が苦手と避けては、逆に彼女たちに失礼だ……!
ここは男として、自分が皆を支えなければ……!
思い出5
! なんだ、今の音は!
何かが割れるような音がしましたが……
もしかして、事件……?
会議は中止だ! 現場へ急行する!
***
風紀を乱す不良どもめ!貴様らの好きにはさせんぞ!
……ちょっと数が多いわね。
私たちだけで戦えるでしょうか……
…………
皆は下がっていてくれ。奴らは自分が引き受ける!
ゲ、ゲオルグさん!無茶しないでください!
心配無用だ。自分が、皆を……守り通す!
うぉぉぉぉぉぉぉ!
せあああああああ!!
くっ!キリがない……!だが、彼女たちを守るには……ッ!
<わずかに体勢を崩すゲオルグ。
その隙を突くように、背後から不良たちのー撃が迫る!>
しまっ……!
! 君は……!
主人公!
<不良たちは、加勢に来た主人公に狙いを定めた!>
させない……!
なんという阿吽の連携……見事だ……!
副会長、私たちもやりますよ。
シズク殿!だが、君たちは――
女子を守ろうと奮起するのは立派ですが、私たちも柔ではありません。
フォローするって言ったでしょ。加勢するわ、副会長。
カスミ君……
私たちも戦います!ゲオルグ様!
…………
……生徒会、各員に告ぐ!
自分に――力を貸してくれ!
了解!
思い出6 (友情覚醒)
助太刀、感謝する!生徒会を代表して礼を言うぞ。
それから皆……本当にすまなかった!!
ゲオルグ様!?
じ、実は……自分は最初、女子である君たちと、どう接すればいいのかわからなかった……
ああ、なるほど。それであのような……
君らに歩み寄るために、自分なりに道を模索したつもりだったが……
どれも空回りするどころか、あまつさえ迷惑をかけるような真似を――!
……ゲオルグ様、どうか顔をあげてください。
し、しかし自分は……!
多少の失敗など、私たちは気にいたしません。
ここは飛行島と同じです。みんなが助け合う仲間なんですよ。
これからも生徒会で、一緒にがんばりましょう、ゲオルグ様!
…………
皆、ありがとう……!君たちの心遣い、決して無駄にはしないぞ!
ふっ……それでこそ副会長です。
ごめ~ん、遅れた~。あれ、もう力夕ついたかんじ?そゆことなら、あたし帰――
この軟弱者がっ!!
うぇえ!?
会長ともあろう者が、部下より出遅れるとは何事か!!
い、いやあ、その……起きたらもう昼だったし……二度寝したら放課後だった的な……
このたわけがっ!少しは彼女たちを見習え!
臨時の役員にもかかわらず、こうして真っ先に駆けつけたのだぞ!
って言われても~、女の子は支度に時間かかるもんだし~……
そういう問題ではない!そもそも会長には女らしさなど微塵も――む、待てよ……
な、なんなの……
いい機会だ。今日から会長には、<女性らしさ>のなんたるかを学んでもらうぞ。
は!?意味わかんないんですけど!
今の生徒会には、女性の美徳をかねそなえたすばらしき者たちがいる。
彼女たちを手本に、会長には心身ともに更正してもらおう!
僣越ながら副会長に賛成です。
悪いけど異議なし。
私もがんばってご指導いたしますね♪
うぎぎぎ……かくなる上は……逃げるが勝ちだし!
追撃しますか?
ああ、もちろんだ!総員、会長を捕獲するぞ!
了解!
皆!自分に続け!!うおおおおおお!!
すばらしき青春の血潮
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