ハルカ(魔法学園)・思い出
一途なる志の乙女 ハルカ・グレイヘヴン CV:大空直美 一番を目指して頑張る、白魔術士兼魔法少女。 忘れかけていた初心を思い出す。 |
メインストーリー
思い出1
見つけたわっ!!ちょとあんたたち、手伝って!
え、いきなり来て、なにっ!?手伝うってなにをよ?!
魔物の退治とかですか?
違うわ! 今度、魔法学園で年期魔法発表コンペティションがあるのよ!
えっと……それってなに?
簡単にいえば、年に一回の魔法発表会ね。
この一年の研鑽や勉強の成果を魔法って形で発表して誰が学園で一番かを競うわけね。
ほうほう。そういうのがあるのね。
反応が軽いわ!この発表会で一番になるって、スゴイことなんだからね!
そうなんですか?
ええ! この発表会のために学園の外からもたくさんの人が集まってくるの!
だから、これで一番になれたら、テストでの順位なんて目じゃないわけ!
つまりその発表会で、ハルカは一番になりたいわけね。
そう! だから、みんな協力して!
オッケー。いいわよ、協力してあげる。
ホントっ!?自分でなんとかしろって断られるかもって思ったんだけど。
ま、普通はそうなんだけどね。アンタの意気込みもわかったし、お祭りみたいだからね!
私たちでよかったら、お手伝いしますよ。
ありがと、みんなっ!
これで今度こそ、一番になってみせるわっ!!
思い出2
ところでハルカ。アタシたちはなにを協力すればいいわけ?
それなんだけど、なにか困っている人を探してほしいのよ。
困っている人をみつけて、ハルカさんはどうするんですか?
もちろん、その困りごとを私が解決するのよ!
え~っと……それが発表会と、どうつながるわけ?
発表会ってテーマが決められてて、今回は『人の役に立つ魔法』を発表することなのよ。
生活を便利にする魔法を作ったり、今あるものを改良したりして、その成果を発表するってわけね。
ほうほう。それでアンタは、どんな魔法を発表するの?
まだ決めてないわ!
なんで決めてないのに胸はってんのよっ?!
ふふん。私がなにも考えてないわけないじゃない!
どういうことですか?
最初に決めていても、その魔法で一番になれるかわからないでしょ。
だから困っている人を探して、それを魔法で助けるの。
あぁ~……うん。それで?
一番たくさん感謝された魔法を発表したら、私が一番になれると思うわけ!
なるほど。アンタにしては、よく考えたわねぇ。
そうでしょ! ん……あれ?今の褒められてなくない?
はいはい。方法が決まってるなら、ささっと困っている人探しにいくわよー。
あ、ねぇ?! ちょっと待ってよ!私の話聞きなさいよー!
思い出3
町娘
ありがとうございます。助かりました。
い、いいのよ。気にいないで。
ハルカ! 次はコッチよー。
***
つ、つかれた……
はい。おつかれさん。がんばったじゃない。
町のみなさん、とても感謝してましたよ。
それはそうだけど……そうなんだけどぉ~……なんか私の考えてたのと違うのよ!
あの……どう違うんですか?
私はみんなが困っている難題を、強力な魔法でズバーンッ!って解決するつもりだったの!
だけどやったのは、掃除や荷物運びじゃない!こんなんじゃ発表会で一番になれないわ!
街人
ああ、ここにいたのかい。お礼の品を持ってきたんだ。ほら、受け取ってくれ。
き、気にしなくていいわよ。そんなたいしたことしてないし……
いやいや。あんたらにはずいぶん助けられた。みんな感謝しとる。ありがとよ。
っ……う、うん。
喜んでもらえてよかったですね。
ま、まぁね。私の予定とは……違ったけど。
そんなこと言うわりには、アンタもうれしそうじゃない♪
い、いいでしょ!ほら、次! 次探すわよ!
思い出4
……困ってる人、見つからないね。
ま、あらかた助けちゃったから、仕方ないんじゃない?
待ってよ! このままじゃ、私が困るんだけど!?
つまり……困りごとは探さなくても、ここにあったわけね、ハルカ!
冗談じゃないんだけど?
まあ、まあ、落ち着きなさいよ。軽い子猫ジョークだか……ら……っ!
どうしたの、キャトラ?
あっち! 火事みたいつ!
空に黒い煙が見えるし、アタシには騒ぎの声も聞こえたわ!!
っ!! いくわよ、みんなっ!
ちょっと、ハルカ! アンタ――
わかってるわ。私の目的は二の次!
だけど私にも、なにかできる事があるかもしれないでしょ!
……ごめん。疑って悪かったわ。
いいわよ。私はヒトデナシになるつもりはないだけ! ほら、急ぐわよ!
<たくさんの野次馬の先では、すでに建物全体が炎に包まれていた。>
ちょっとコレまずいんじゃない!? 早く火を消さないと!
でも火の勢いが強すぎて、少し水をかけたくらいじゃ……
私にまかせて!
ハルカ、この火消せるの?!
私の一番強い魔法をぶつければ、たぶんいけるはずよ! ただ……建物も壊れるかも。
「ま、まってくれ! それは困る! まだ中に人が残っているんだ!!
ちょっとお?! それじゃ、魔法なんか使えないじゃない!
<主人公は、覚悟を決めると、燃え盛る建物の中へと飛び込んだ。>
主人公!!
「おおっ! 助け出してくださったのか!
無茶してんじゃないわよ! あんたまで出てこられなくなったらどうするのよ!
は、ハルカさん、怒るのもわかりますけど、今は抑えて……治療が先です。
わかったわよ。ほら、じっとしてなさいよ。
あの、私もお手伝いします。
ううん。いいわ。アイリスの魔法と私の魔術が、ヘンに干渉してもマズそうだしね。
……わかりました。お願いします。
ええ。まかせて!
<七の天光 四の霊耀 一の破暁>
<我が身のほむらを矩火となし>
<もって汝に燈し置かん>!
<ハルカの白魔術の光が主人公たちを包み
ケガもヤケドも癒やしてゆく。>
やるわねハルカ。全部キレイに治せてるじゃない。
当然でしょ。私は白魔術士なんだから! このくらいは出来て当たり前よ!
「あ……ありがとう……本当にありがとう……
ううん。無事でよかったわね。
えっ、ちょっ!? な、なに?!
そ、そういうのいいから拍手とかいらないから!
まぁまぁ、感謝されてるんだし、素直に受けておきなさいよ♪
♪
あ、あんたまでぇ……も、もう知らないっ!
思い出5
……はぁ……
ハ~ル~カ~? 元気ないわね。どしたのよ?
ちょっとね、少しへこんでるだけよ……
へこんでる……んですか?
そ。ほら、火事があったじゃない? あれでちょっとね。気づいちゃったの。
なにに?
私のダメさ加減によ。
あ、アンタに自分を見つめ直すなんてことが出来るなんて……
ちょっと!? それどういう意味よ!
ジョーダンよ。元気あるじゃない。
……みんなさ、私が白魔術士になった理由覚えてる?
たしか……小さい頃、病弱で家族に薬代とかで迷惑かけたのよね。
だから自分で白魔術士になって、たくさんの病気を安く治せるように研究と勉強してるんじゃなかった?
うん。そう! そうなのよ!
私さ、魔法少女もやってるけど、そのことは忘れてないつもりだったわけ。
だけど発表会で頭に浮かんだのは、一番になること……それって、目的を忘れてたのと同じことよ……
私は……一番になるために、白魔術士になったんじゃないわ!
って、大事なことを忘れてたのを思い出して反省してたわけ……ほんと私、なにしてるんだろね……
ハルカさん……
はぁ……本当に反省しなきゃよね。
思い出6 (友情覚醒)
あ、ルーンの光……って、なんで?
だって今回は、私がちゃんと反省しなきゃいけない場面でしょ?
ま、そうなんだけど、アンタもう十分反省してるし、これ以上ヘコんでても意味ないわ。
それに私は一番を目指してがんばっていたことも、悪いことじゃないと思いますよ。
えっ? なんで?
たしかに目的は見失ってたかもしれません。でも――
一番になるためにした努力だって、ハルカさんの力ですから。
私の……力……私の……
アンタその力で、ちゃんと困った人を救えたじゃない。
火事で怪我した人、みんなハルカさんに感謝してましたよ。
あ……そっか。そうなんだ!
ど、どうしたのよ?
私、わかったわ。すごく簡単なことだったのに、考えもしなかった。
一番を目指してしてきた勉強も、白魔術を発展させる勉強も全部同じ勉強で私の力なのよ!
……いまさらすぎでしょ、それ。
う……だ、だって、しょうがないじゃない!
一番になりたくて得た力は、私の欲望でできた<悪い力>で、正しい目的には使えないって思ってたんだから!
あ~……そういうことね。なんとなくわかる気がするわね。
でも、目が覚めたわ。どんな形で得ても、全部私の力……大切なのは目的を忘れないこと!
うんうん。そうね。
そして初心を忘れなければ、一番を目指すことも悪じゃないんだわ!
……え?
そう! 私が一番になることと、白魔術を発展させる目的は、一緒に目指してもいいことなのよ!
それは……たしかにそう……ですけど……
そうとわかれば行動あるのみよ! みんな、また手伝ってちょうだいね!!
もぉーじぶんでやんなさーい!!
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