まほやく辞典【魔法使い】
魔法使い
生まれつき魔力を持ち魔法を操ることができる人。人間から1万分の1の確率で生まれ、親が魔法使いであってもその子も魔法使いであるとは限らない。人間とは明確に区別されており、人間が魔法使いになることはできない。古くは崇拝の対象とされていたこともあり、また忌避や侮蔑・恐怖・弾圧の対象となる一方で、人間離れした能力で重宝されるなど、人間からの扱いは地域・時代によって様々である。人間よりも遥かに寿命が長く、数千年も生きることがある。魔力の大きさは生まれつき様々であるが、他の魔法使いの指導を受けたり魔法を学ぶことによって、魔力を大きくしたり制御したりと、自在にコントロールできるようになる。魔法には魔法使いの心が影響するため、自身の心情に素直なものが多く、そのため人間には気まぐれで自分勝手な印象に受け取られることもしばしばである。魔力が最大に達した時点で成長・老化が止まり、死ぬまでその姿を保ち続ける。死亡すると身体が石化して砕け散る。
魔法使いと約束
魔法使いは心で魔法を操るため、自らの心に反する言動をすると魔力を失ってしまうとされている。約束・契約・誓いなども、それを破ることは自らの心に反することであるため、破る/破られる可能性がある軽率な約束事は滅多に行わない。魔法使いが約束をするのは命がけである。