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Honor of Kings@人物百科事典

【HoK Wiki】ヒーローデータ:大司命(ダイシメイ)

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作成者: 上官激推しbot
最終更新者: 上官激推しbot

【掲載日:2026年1月22日(木)】
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本Wikiと併せて、よろしくお願いいたします。


Honor of Kingsに登場する大司命(ダイシメイ)についてのデータを載せています。

ヒーローデータ


大司命(ダイシメイ)

入手方法

ステラ13888
バウチャー588

プロフィール

種族身長
魔族186cm
系統本拠地
魔法雲夢山地
所属身分
巫神祝神巫:巫神祝のリーダー
好きなもの嫌いなもの
独りで過ごすこと
遠くを眺めること
過去を詮索されること
幼少期からのトラウマである暗闇・幽霊
特技日本語CV
雲夢語を話すこと
雲夢語の唄を歌うこと
名村 幸太朗
(なむら ゆきたろう)
ストーリー
祈(チー)は心優しい少年で、その人生は太陽の光のように明るいものになるはずだった。しかし、枯災により一夜にして家族や友人を失ってしまう。心に痛みを負いながらも、祈は戈を握り過去を断ち切った。生と死を掌握してこそ、この地の災いに終止符を打つことができる。そうして彼は無情な大司命(ダイシメイ)となったのだ。

バックストーリー(翻訳済み)

▼ タップ・クリックして展開 ▼
簡略バージョン
祈の人生は、本来であれば陽光と喜びに満ちあふれていたはずだった。彼は温厚で人懐っこく、笑顔と笑い声に満ちた若者であった。
しかし、突如として彼の故郷を「枯災」が襲い、一夜にして彼の友は皆失われた。祈は心の痛みを背負いながら歩みを続けた。

彼は戈を振るい、過去を断ち切り、沢に身を落ち着けた。そこにいるのは、もはやかつての少年ではない。

いまや彼は「無情の大司命」として、生と死をも掌握する冷酷なる高位の祭司となった。彼こそが、あの枯災を終焉へと導ける唯一の存在なのだ。
詳細バージョン①


彼は万人に畏れられる「大司命」であり、また、使命を一人で背負い歩む孤独な「祈」でもあった。
幼き頃、祈は桐の祖母と共に森森堂に暮らしていた。やがて彼は「枯災」で居場所を失った少女・縁(エン)を救い出し、二人は行動を共にするようになった。二人は「巫神祝(ふしんしゅく)の一員になって森を守ろう」と誓い合い、共に未来を夢見た。

しかし、再び故郷を枯災が襲い、森森堂は炎に呑まれ、祖母の祈りの場は焼き尽くされた。

その後、祈は師匠に引き取られ、巫神祝となるべく修行に励み、縁との誓いを胸に進み続けた。
陽光に満ちていたあの祈は、戈を振るうたび、巫語を唱えるたび、そして亡者を送還するたびに、少しずつ消えていった。
日ごとに彼は外から戻る際、照(しょうえい)淵を覗き込み、そこに映る大切な者たちのが一つ、また一つと消えていくのを見つめるのが習慣となった。
師匠は言った。
「池からすべてのが消えたとき、お前は大司命となる。大司命は決して情を抱いてはならぬ」

──やがて、その時が訪れる。情を捨てよと説き続けた師匠自身が、ついに執念に囚われて悪霊へと堕ちたのだ。祈は涙の中で戈を振るい、師匠の霊を斬り払った。その瞬間、彼の中に深い哀しみが押し寄せ、帰る場所を失うことこそが大司命の宿命なのだと悟った。

祈が再び目を開いたとき、双眸には異なる光が宿り、天地は様変わりしていた。世界の鼓動は静止し、燃えていた心は冷え切っていた。

終わりなき悲劇──枯災も、天穹(てんきゅう)の裂け目も──すべてを終わらせるのは自分だ。九神巫が空を繕うその時、すべてを終結させるのだ。

祈は忘憂(ぼうゆう)沼沢を後にし、歩みを進める。山川はせめぎ合い、俗世は騒然と渦巻く。
そこに「祈」はもはやいない──あるのはただ一人、巫神の頂点たる「大司命」だけだった。
詳細バージョン②「帰路祈望」


「おばあちゃん、人は死んだらどこへ行くの?」
幼き祈の問いに、祖母は答えた。
「人は死ねば忘憂沼沢へ行くの。あそこは多くの魂が還る場所だよ」
「じゃあ、忘憂沼沢へ行けなかった人は?」
祈が重ねて問うと、祖母は厳かに告げた。
「夜道を徘徊する厲鬼(れいき)となり、行き交う者を襲うのさ。だから祈、お前は遊び疲れても必ず家に戻るんだ。ママやパパのようになってはいけない。おばあはいつでも家でお前を待っているから」
祈は遊び好きだったが、どんなに遅くなっても必ず帰宅した。なぜなら、祖母が待っていると知っていたからだ。祈は幼い頃から暗闇も幽霊も怖く、夜道を一人で歩くことができなかったため、いつも祖母に付き添ってもらっていた。祖母がそばにいれば恐怖は消え去った。彼にとって、「森森堂」──祖母と過ごすその場所こそが、何よりの「帰る場所」だった。

しかしある日、枯災が襲い、森森堂は炎に呑まれ、祖母も縁も仲間たちも、何もかもがすべて失われた。その日から、外で遊んで帰るべき家はもう存在しなかった。



縁との「森を守る巫神祝になる」という約束を胸に、祈は上代大司命に師事を願い出る──森森堂の悲劇を二度と繰り返さぬために。
雲夢(うんむ)山地には執念から生まれた悪霊が跋扈し、生者の感情を喰らい、新たな死者をも怨嗟のまま悪霊へと変えていく。大司命とは、生と死の守護者であり、悪霊を討ち、魂を安らかに導く存在であった。

やがて祈は忘憂の渡し場で、初めて「悪霊」と対峙する。
「祈......私の祈を見ませんでしたか......」
そこにいたのは──昼も夜も渡口を彷徨い、狂ったように同じ文言を新たな魂に問いかけ続ける老婆だった。烈日の熱にも、寒風の刃にも、孤独の痛みにも耐えながら、彼女は渡らずに留まり続けた。
「祈、怖がらないで。おばあはここで待っている。すぐに一緒に行くからね」
それは他ならぬ祖母の魂、祈を待ち続ける執念が悪霊へと変じた姿だった。祈は涙に崩れた。初めて目にした悪霊が、最愛の祖母だったのだから。
やがて理性を失った祖母の霊は、新たな魂へと飛びかかる。祈は呆然と立ち尽くすしかなかった。その刹那、上代大司命が無情に戈を振り下ろした。刃が振り下ろされた瞬間、祖母は慈しみに満ちた笑みを浮かべた。
「祈、言っただろう? ずっと待っていると──」

祖母の霊は粉々に砕け、天地に散り消えた。忘憂沼沢に帰ることも、新たに生まれ変わることも叶わず、二人は永遠に再会できなくなった。
その時、祈の耳に甦ったのは、あの星空の夜に祖母が語った言葉。
「祈、悲しまないこと。果てなき旅に、別れぬ魂などないのだから」
──しかし、今やすべては水面の波紋のように消え去り、祈はただ、舵を失った小舟のごとく人世の海に漂う孤独を噛みしめるしかなかった。

「祈、司命は決して情を抱いてはならんのだ」
傍らで師匠は冷然と告げた。
祈にとっては、祖母と共に過ごした森森堂こそが「帰る場所」であった。だが、雲夢の民にとっては、忘憂沼沢こそが魂の帰処である。沼沢が存在する限り、人々は「必ず愛する者と再会できる」と信じ、孤独な放蕩の魂とならずに済むのだ。
祈は願った。誰もが帰る場所を失わぬように。祖母のように跡形もなく消え去ることがないように。すべての魂が安らぎを得られるように。

「私が大司命になります」
祈は師匠へと、揺るぎなき決意を告げた。
詳細バージョン③「司命無情」
大司命を目指し修行に励む日々、師匠は常に祈へと告げていた。
「司命たる者、情を抱いてはならない。いつかお前は巫神祝を率い、枯災を終わらせねばならん。その時、もし誰も従わぬのならば、戈を執るのはお前だ。なぜなら、生死を掌握する大司命はお前なのだから」

枯災は目に見えぬうちに広がり、悪霊の数は増し続けた。祈は苦悩の中で、本来悪霊となるはずのなかった魂たちに戈を向けざるを得なかった。師匠はただ冷然と見守り、一切介入しなかった。
春去り秋来たり。祈は次第に一人前の司命となり、心は凍り、情は消えていった。

だが、師匠が世を去る日、予期せぬ惨事が起こった。祈は目の前で、師匠が執念に囚われ悪霊へと堕ちる姿を見てしまったのだ。
祈には理解できなかった。なぜ「動情は許されぬ」と言い続けた師匠の心に、なおも放ち難い執念があったのか。なぜ常に冷たく突き放してきた師匠が、いつの間にか自分にとって最も親しい存在となり、忘憂沼沢そのものが師匠の姿と重なるほどの「帰る場所」になっていたのか。
師匠が命尽きたその瞬間、抑え込んできた祈の情は溢れ出し、生涯で最も激しい悲嘆となって噴き出した。祈は戈を掲げたが、突如襲った強烈な情に囚われ、心は空虚に沈み、動けなくなった。
司命たる存在が悪霊へと堕ちた時、その力は他の悪霊とは比べものにならず、破壊の規模は想像を絶した。その刹那、無数の生が無惨に断たれ、彼らは怨嗟の悪霊となって祈へと襲いかかった。新旧二代の司命の孤独と枯寂が絡み合い、雲夢は荒廃、草木は枯れ、万物は凋落した──それは、司命自身によって引き起こされた「枯災」であった。

祈が我に返った時、あたりには悪霊の群れが荒れ狂っていた。その日こそが、祈が真に大司命となった日であり、同時に取り返しのつかぬ罪を背負った日でもあった。師匠は執念に堕ち悪霊となり、自らは情を抑えられず無数の命を奪った。
祈はついに悟った──「大司命は情を抱いてはならぬ」とは、このためであったのだと。
彼は深い愧憾を抱き、第三代大司命となった──その誤ちを永遠の戒めとして。

以後の歳月、祈は一貫して「司命無情」を守り続けた。
青椎崖(せいついがい)にて、祈は上代巫神から巫神祝の重責を受け継いだ。



温厚な性を持つ彼は古びた典籍を読み、そこに記された「補天(ほてん)」の記録を見出す。
それを読み終えたとき、祈はようやく師匠の執念の正体を理解した。師匠は「補天に失敗したのは己の一念の仁による過ち」と信じ続け、後に起きた枯災も、雲夢の悲劇もすべて自らが情を抱いたゆえの咎と背負い込み、ついには自責に苛まれて悪霊と化したのだ。だからこそ、師匠は祈へ「情を捨てよ」と教え続けた。
祈は静水のような心で全てを読み終えると、瞳に悲哀を宿すことなく書を閉じ、黙然と立ち去った。そこにあったのは、もはやかつての祈ではなく、大司命としてのであった。

その頃、祈は「既に死んだはずの少女」との再会を果たす。目の前の女性は記憶の中とは大きく異なっていたが、祈は確信した──彼女こそ「縁」であると。しかし、彼女は祈を認識しなかった。仮面を戴き「無情」を貫く大司命の姿は、彼女にとってもはや見知らぬ存在であり、彼の瞳には一片の動揺すら映らなかった。

祈はまた、巫神祝に東神城を観測させるよう命じた。東皇太一が全能者を称し自立した時より、両者の対立は不可避のものとなっていた。無情の大司命は理のみをもって事にあたり、雲夢と天穹を前に一歩も退かぬ理由を持っていた。彼は知っていた──いつか必ず両者は刃を交えると。しかし、九神巫はいまだ揃わず、行動の時ではなかった。東皇太一もまた、己の機を待っているのだろう。
枯災はなお広がり、悪霊は増え続ける。大司命の道は尽きない。彼は知らない──終わりがいつ訪れるのかを。しかし、彼は知っている──その時がいつか必ず来ることを。

来るべき時のために、己のすべてを投げ打つ覚悟は既にできていた。
詳細バージョン④「忘憂無夢」
・その1
忘憂沼沢に雨が降ることは滅多にない。だが降る時は、決まって一人の未熟な少年が過ちを犯した時だった。
少年は生死を繋ぐ橋を渡り、沢に映る故人のを見た。しかし、そのは日に日に薄れ、今やほとんど見えなくなっていた。

橋の対岸には、青い傘を差した冷徹な青年が立ち、無表情でこちらを見つめていた。少年は笠を脱ぎ、恭しく頭を下げた。
「弟子、失手いたしました。どうか師匠のお叱りを」
「知っている」
青年は短く答えた。彼が掌を開くと、幽藍の破片が現れた。それは本来なら少年が斬り払うべき悪霊だった。青年は軽く手を振り、破片は忘憂の河に流れ去った。
「これで何度目の失敗だ、祈。お前は未来の大司命。決して手を緩めてはならぬ」
「彼は無辜を救うために命を捧げたのです。本来、悪霊になるはずがなかった」
少年は思わず口にした。
「生死に公平はない。『なるべき』も『ならざるべき』も存在しない。司命に課せられた責務はただ一つ──悪霊を斬ることだ」
師匠は冷然と告げた。
「祈、何度も言うように、大司命は情を抱くことは許されぬ。愛するものが増えれば増えるほど、その先に生じる禍いもまた大きくなるのだ」
・その2
祈は戈を捧げ跪き、師匠から歴代司命の面を受け取った。
「祈、今日よりお前が雲夢山地の第三代大司命だ。これからの雲夢の生死はすべてお前の手に委ねられる」

その最も輝かしい日に、世にはもはや温かな祈は存在せず、「無情の大司命」だけが残った。
大司命は忘憂の渡口に立ち、逝く者たちの往生を守護する。青々と茂る梢の上に佇み、風の脈動を観じ、忘憂沼沢の奥深くで神木の囁きを聞き、悪霊が現れる所に姿を現しては雲夢の静けさを守った。また静穏の日には、亡魂を送り出す典礼に臨んだ。



人々は彼を畏れ、同時に敬愛した。彼らは司命殿へ祈りを捧げ、「大司命が在す限り、生死は安らかに保たれる」と心から信じていた。
・その3
「祈、お前の一生は本来、陽光に満ちていたはずだ」
──夢の中で、祖母の声が響いた。



祈はあの日常へと帰ったかのように感じた。木々の葉の間から木漏れ日が降り注ぐ午後、少年の彼はズボンの裾をまくり、河辺で魚を突いていた。隣では縁が魚籠を抱え、手助けしている。
夕陽が落ちる頃、祈と縁は魚籠をいっぱいにして帰途についた。遠くには祖母や森森堂の仲間たちが、果物で満ちた竹籠を手に緩やかに歩んでいる。
もし枯災がなければ──祈の人生は今もこの平穏な日々であっただろう。
・その4
九神望祭の儀の日、雲夢各地に散っていた巫神祝が神明の泉に集った。



祈は正式に上代の巫神から重責を継ぎ、典礼を主宰した──この日より、巫神祝は第三代大司命を首領とする。
古を見透かす一人の神巫が祈へと告げる。
「雲夢の未来は、これよりお前に託される」
祈──大司命は頷き、古の祭器の前へ歩み出た。戈より生死の力が溢れ出し、威圧が場を包むと万物は静まり返る。その直後、もう一柱の神巫が力を重ね、せせらぎのような流れが草木を潤した。
二大神巫の下、女媧の神が顕現し、初代九神巫の面が次々と姿を現す。大司命は古き巫語の歌を唱えた。蒼く厳かな声が響き渡る。

「楽の歌、光のごとく放たれて、神々を呼び覚ます」

従う巫神祝は天生木(てんせいぼく)に感謝し、同じように唱和した。

天穹の息吹き渡り、森の木々を潤せり」

続いて自然の精気が噴き上がり、草木が四方へと広がり、万物が一斉に命を謳った。

「根は深く、葉は繁り、森と命と共に響きあふ」

袖を翻す女巫が歌を添える。

「楽の声、大地に満ちて、四方へ広がる」

やがて声は壮大から悠遠へ、そして静寂へと移ろい、古の祭祀は終焉を迎えた。
夜が訪れ、皓月が高く懸かる。大司命は祭祀の場で二つのことを宣布した。第一に、枯災に対抗するため未だ現れぬ神巫を探し出し、流の修練を強めるべきこと。第二に、天穹の衰えが進み、枯災が強まっているため、これを安定させることが急務であること。これは巫神たちの憂いであり、雲夢全体の懸念でもあった。
しかし、雲夢の人々は長く憂いに沈むことはなかった──彼らは巫神が必ず解決法を見出すと信じていたから。



月が樹梢を越える頃、人々は昔のように集い、見聞や生活の悩みを語り合い、杯を交わし、月へと静かに歌った。九神望祭は彼らにとって最も楽しき日であり、久しく会えなかった友と心を通わせる機会でもあった。
祈は一人、青椎崖の主殿へ戻った。そこには代々の巫神祝の遺した伝承と責務が受け継がれていた。月光が彼の肩を照らす中、祈は古き典籍を開き、幼き日に草屋で学んだ巫語の歌を思い出した。

「水沢は満ち溢れ、豊の実り、神の庇護に感謝す」

かつては夢であり、今は責務。人々が女媧と初代九神巫に祈りを捧げるこの特別な夜に、祈──大司命もまた、祈った。縁のように枯災に流離う者が再び現れぬように。祖母のように悪霊と化す者が出ぬように。師匠のように枯災のために命を捧げる者が二度と現れぬように。
願わくば、雲夢のすべての人々が安寧の中に生き、それぞれが帰る場所を持てるように。
それこそが生と死の循環であり──祈が守らんと誓ったものであった。

他のヒーローとの関係

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ヒーロー名解説

鬼谷子
・先輩
鬼谷子は二代目神巫の師であり、祈は二代目大司命の弟子である。祈は師匠と共に、この睿知の先達に会ったことがある。
先達はこの神巫を志す少年を見て、どうか異なる道を歩むようにと、ただ願うのだった。

・不誠実な森の民
鬼谷子の弟子であるは、序列的には祈よりも上の立場にある。
鬼谷子から、祈は優れた神巫だと聞いていた。
しかしその後、祈と話したは、自分とは何の共通言語もないその存在に驚き、祈もまたこんな妖怪よりもほら吹きがいることに驚いた。

白龍
・かたくなな乱入者
ここは龍でさえも越えることができない禁断の地。
しかしこの生と死の狭間にある巨大な湖の底に、龍族の失われた過去が隠されているというのは本当だろうか?
大司命はいつものように沈黙している。

東皇太一
・いずれ戦うであろう敵
異なる理念を抱く二つの勢力のリーダー同士は、互いに一歩も譲らない。
東皇太一は「巫神祝」の愚かさと浅はかさを嘲笑い、大司命は「全能者」の力の濫用を警戒する。
果たして雲夢の未来はどちらに傾くのか。
彼らはいつか必ず戦う運命にある。

雲中君
・敵対関係にある神巫
全能者と巫神祝の対立はもはや和解不能だ。
彼らはそれぞれの理念のために戦っている。
大司命はかつて、同じく神巫である雲中君が迷いから目覚めることを望んでいた。
だが、空を翔る雲中君は、自分が進むべき方向を知っていたのだ。

・引き渡せぬ存在
もし糾弾すべき相手がすでにこの世にいないのなら、溢れ出す怒りはいったいどこへ向けられるのか。
は目の前に立つ大司命を見つめ、荀(シュン)と似ても似つかぬその姿に、興奮を帯びた想像を膨らませていた。
だが、無数の生と死を引き渡してきた大司命でさえ、この時は迷っていた。
師匠から授けられた教えの中にはなかったのだ──生と死の狭間に揺らぐ存在を、果たしてどう導けばよいのかを。

少司縁
・旧識かつ部下
一方は、万人が畏敬の念を抱く神巫。
もう一方は、万人が親しみを寄せる巫祝。
二人は単なる仕事仲間のように見えるが──実は旧知の仲であった。
一方は使命ゆえに真実を明かせず、もう一方は死による永遠の別れだと思い込んでいた。
だが再び剣を交えるその時、過去の出来事が姿を現す......。

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