「睥睨の風雲児」やまぶき_include
属性補正
炎属性
89%
水属性
89%
風属性
89%
光属性
100%
闇属性
150%
モデル
ストーリー
メルク「それにしても、やまぶきさんが文通から始めるなんて、なんだか以外なのですよ。」
やまぶき「ふ、これまでの苦労を思えば、みおぎが俺に何か返してくれるだけで心満たされる・・・・・・。」
やまぶき「・・・・・・そ、それに、なんだかんだと今までみおぎと直接会話したのは数えるほどしかないのだ。い、いきなり夫婦になっても、その、き、緊張するだろう!」
メルク「い、意外と純情なのですよ。」
メルク「そういえば、前まではどんなにアタックしても贈り物は受け取ってもらえないし、手紙に返事ももらえなかったの聞いたのです。」
やまぶき「うむ、そうなのだ。」
やまぶき「だが、それも理由あってのこと。もしそれさえなければ、とっくにみおぎの心は俺のものになっていたに違いないな。」
メルク「そうなのですよ!?い、いったいどんな女心をわしづかみにするアプローチを・・・・・・!」
やまぶき「そうだな・・・・・・、俺は店に入れなかったからくろとびに代理をさせたんだが・・・・・・。まずは櫛を贈った。」
メルク「櫛なのです?たしかに女の人は喜びそうなのです。どんな櫛を贈ったのですよ?」
やまぶき「どんな・・・・・・、というか、みおぎの好みがまだわからなかったからな。櫛屋の櫛を全部買い占めてくろとびに持っていかせたのだ。」
やまぶき「櫛に押し潰されそうになっていたが、やはりあいつも一流の忍び。見事、みおぎのもとに送り届けてくれた。」
やまぶき「・・・・・・まあ、受け取れんと突っ返されて、よろよろになって戻ってきたんだがな。」
メルク「・・・・・・。ほ、ほかにはどんなことをしたのですよ?」
やまぶき「他か・・・・・・、そうだな、歌を贈ったな。」
メルク「歌なのです?和の国伝統のワカというやつなのですよ?」
やまぶき「ああ、初めは和歌やら川柳やらを贈ってみたのだがな。やはり今ひとつ反応がよくなくてな。おそらく他の男も同じようなことをしていたのだろう。」
やまぶき「そこで外つ国の書物をいくつか調べたのだ。そして俺は知った。」
やまぶき「外つ国では好きな女の部屋の窓の下から小粋な舞踊を踊ったり、洒落た歌を歌ったりして愛を告げるのだとな。」
メルク「い、一体なんの本を読んだのですよ・・・・・・。」
やまぶき「こんなハイカラな告白の仕方など、俺しかすまい。これでみおぎも俺にめろめろになるはずと、まずは徹底的にくろとびに踊りを覚えさせた。」
メルク「・・・・・・!」
やまぶき「お前たちの国では、あいどる、という者がいるのだろう?踊りはその者たちのものを参考にさせてもらった。なかなか見たことのない激しい踊りだな。」
メルク「そ、それ・・・・・・、くろとびさんが・・・・・・?」
やまぶき「うむ。」
やまぶき「だが、これもみおぎには気に入ってもらえなかったようだ。」
やまぶき「それから外つ国風の歌を作ってはくろとびに歌わせたり、いっそ合わせ技ではどうかと、歌いながら躍らせたり、伴奏としてよすけに楽器を弾かせようとも思った。」
やまぶき「ま、いろいろあったが、今はこうしてみおぎと文通のできる仲だ。結果としては最高だな。さすがは俺の忍びだ。」
メルク「(・・・・・・こ、ここまで信頼されてるのは幸せなはずなのに、くろとびさんの苦労を思うと、どうにも素直に祝えないのですよ・・・・・・)」
備考
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト