「空舞する踊子」コルザ_include
属性補正
炎属性
89%
水属性
89%
風属性
89%
光属性
100%
闇属性
150%
モデル
ストーリー
コルザ「え?あたしに取材?」
メルク「そうなのですよ~。知り合いの新聞記者の女の子に頼まれたのです。」
メルク「巷で人気の踊り手、コルザさんのインタビューを新聞に載せたいそうなのですよ。ちなみに座長さんから許可はもらってるのです!」
コルザ「そうなんだ。えへへ……、あたしも有名になっちゃったのかな~!」
コルザ「いいよ。メルクちゃんとあたしの仲だしね!」
メルク「ありがたいのですよ~!」
メルク「では、さっそくなのですが、コルザさんと言えば、その黄色い舞台衣装!」
メルク「そのひらひらの可愛い衣装は座長さんからもらったものだとか……。」
メルク「そこで、コルザさんと座長さんのエピソードを聞かせてほしいのです!」
コルザ「い、意外と知られてるんだなぁ……。」
コルザ「その通り、この服は座長がプレゼントしてくれたんだ。あたしが舞台に立つことが決まった日に、これが舞台衣装だって。」
コルザ「あたしの羽の色に合わせて黄色にしてくれたんだよ!」
メルク「素敵な座長さんなのですよ~。」
コルザ「まあね。えへへ。」
コルザ「でもさ、座長ったらあたしが初めて踊りを見せたときに、退屈な踊りだ、って言ったんだよ!」
メルク「それはひどいのですよ……!」
コルザ「だけど、一座の人たちを見てると、座長の言ってることもなんとなくわかってきたんだ。今じゃ、舞台に出してもらえるようにもなったしね。」
コルザ「座長は誤解されやすいときもあるけど、本当は誰より一座のことを考えてる人なんだよ。」
メルク「コルザさんは座長さんのことが大好きなのですね~。」
コルザ「そりゃ、やっぱりあたしたちの座長だからね。尊敬してるし、嫌いじゃないよ。」
コルザ「ま、退屈な踊りって言われた時はムカ!ってきたけど。」
コルザ「だから、お客さんのたくさんの拍手と同じくらい、舞台後の座長の、よかった、って言葉に嬉しくなるんだよね。」
コルザ「見たか!あたしはこんなに成長したんだぞ!ってさ。」
コルザ「……もしかしたら。あたしが舞台で踊ってる理由は、座長にあたししか見えないくらい素敵な踊りだったって、言わせるためっていうのもあるのかもしれないなー……。」
メルク「コルザさん……、」
コルザ「……えへへ、なんてね!」
コルザ「そのくらいすごい踊りを踊れるようになって、お客さんを楽しませて、それでたっくさんの拍手をもらうんだ!」
コルザ「メルクちゃんももし時間があったら、見においでよ!ちょっと割引してあげるからさ!もちろん記事を読んでくれてる読者さんもね!」
コルザ「……って、宣伝しても大丈夫だった?」
メルク「もちろんなのです!私もいつか必ず見に行くのですよ!」
コルザ「やったあ!えへへ~、記事ができるのが楽しみだなぁ~。」
メルク「私の威信にかけて、とっても素敵な記事にしてみせるのですよ!」
コルザ「うん!じゃあ、任せるね!」
メルク「よーし、後はさっきメモしたコルザさんの会話を渡しに……。」
メルク「……『座長にあたししか見えないくらい素敵な踊りだったって、言わせるためっていうのもあるのかも』……。」
メルク「……この一文は消しておいたほうがいいかもなのですね。これは新聞で座長さんが知るべきことではないのですよ。」
メルク「みゅわわ、もうこんな時間なのです!早く渡しに行かないと、発刊に間に合わないのですよ~!」
備考
関連ユニット