「零れ舞う雪華」パユ_include
属性補正
炎属性
200%
水属性
100%
風属性
50%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「仲間になってくれてありがとうございます。これからよろしくお願いしますね。」
パユ「うふふ、ええ、よろしくねっ。でも、握手はごめんなさい?わたしが触ると、凍っちゃうから。」
主人公「えっ!?」
パユ「ふふふっ、だからわたしに触らないでね。せっかく冬になって降りてこられたのに、一緒に旅をする人ともうお別れなんていやだもの。」
主人公「ええと、パユさんって・・・・・・、雪山に住んでたとは聞いてたんですけどもしかしてなにか事情がある感じの・・・・・・?」
パユ「あっ、いけない。そういえば言ってなかったかもしれないわ。うふふ、ごめんなさい。」
パユ「暖かい生き物とこうして直接お話しすることってあんまりないから、浮かれっちゃってついつい忘れちゃう。」
パユ「なんだったかしら、ええと、そう。呪いなの。」
主人公「の、呪い?」
パユ「あとはいろいろ忘れちゃった!でも呪いってことだけは覚えてるの。不思議!」
パユ「ううん、そうでもないわね。だって呪いって、たったの3文字だもの。3文字なら覚えてたっておかしくないわよね。」
主人公「そういう問題!?」
パユ「なんにせよ、呪いなの。それ以外のことはさっぱりなの。だって、どれだけ生きているかも覚えてないんだもの!」
パユ「あらあら、だけどそもそも私って生きてるのかしら。それとも雪のようにそこにあるだけ?ねえ、どっちだと思う?」
主人公「えっ、それはええと・・・・・・、」
パユ「呪い~、で~、氷の体~に、なっちゃったの~♪わた~し~は、いきてるの~♪」
主人公「いきなり歌って踊りだした!?まさか鳥族!?」
パユ「なんだかいきなり歌って踊りだしたくなったの。うふふ、どっちでもいいわよね。」
パユ「だって私はこうして踊って、笑って、遊んでいられるんだもの!」
パユ「それ以外は知るべきことなんてあるのかしら!それ以外に覚えているべきことなんてあるのかしら!ねえ、暖かい生き物さん。」
主人公「主人公ですよ。」
パユ「まあ、主人公!素敵な名前ね!」
主人公「あ、ありがとうございます。」
パユ「それほどそう思ってないけど。」
主人公「ならなんで言ったの!?」
パユ「うふふ、ごめんなさい。誰かに名前を教えてもらったら一度そう言ってみたかったの!」
パユ「それからそれから・・・・・・、」
パユ「あっ、いけない。暖かい生き物と出会ったらやりたいことリストは山肌に書いたから持ってこれないんだった!」
パユ「まあいいわよね。じゃあ、とりあえず踊りましょうよ!」
パユ「私、暇なときはとりあえず踊ることにしてるの!氷の上を滑って、風に乗るってとっても楽しいのよ!ほら!」
主人公「紹介所の床が氷漬けに・・・・・・!」
パユ「暖かい生き物たちもよく凍った湖の上で滑ってるでしょ?私もあれ、だあいすき。」
パユ「うふふ、まだ誰も滑ってない氷の上をすべるのってなんだかわくわくしない?ほら、私が1番乗り!」
主人公「あああっ、ちょっと待ってください!あんまり散らかすと紹介所のお姉さんに怒られ・・・・・・、」
パユ「ららららら~♪主人公も滑りましょうよ!」
主人公「・・・・・・、わかりましたよ!怒られるときは一緒ですからね!」
主人公(・・・・・・この人には過去も未来もないのかもしれないな。あるのは、現在だけ)
主人公(・・・・・・いつか、俺たちと別れる時が来ても、少しでも俺たちのことを覚えてくれてたらいいなあ)
備考
関連ユニット