「猜疑の慈愛者」ラチェレ_include
属性補正
炎属性
92%
水属性
92%
風属性
92%
光属性
100%
闇属性
130%
モデル
ストーリー
メルク「ラチェレさんが仲間になってくれてうれしいのです!これからよろしくなのですよ~!」
ラチェレ「う、うん!私もうれしい……、こちらこそよろしく、ね!」
メルク「そういえば、ラチェレさんは主人公さんに誘われたときに断ったと聞いたのです。どうして仲間になってくれる気になったのですよ?」
ラチェレ「えっ?そ、それは……、その、メルクちゃんがいたから……。」
メルク「つまり……、はじめは一緒に旅をする仲間に女の子がいないと思っていて、男の人ばかりだと居づらくて断ったのです?」
ラチェレ「あ、ううん、そうじゃなくて……。その、今からすごく失礼なこと言うけど、いい?」
メルク「と、とりあえず聞いてみるのですよ。」
ラチェレ「わたし……どうしても主人公くんが信用できないの。」
メルク「みゅっ!?それはどうしてなのですよ!?」
ラチェレ「主人公くんが男の子だから。」
メルク「つまり……、男の人ならだれでも信じられない、ということなのですよ?」
ラチェレ「うん……。ごめんね、メルクちゃんと主人公くんが仲がいいのは見てわかってるんだけど……、」
メルク「では、はじめに断った理由は、主人公さんが男性だったからなのですね……。」
ラチェレ「そう。それで、引き受けた理由は……、メルクちゃんが心配だったからなの。」
メルク「そうだったのですね……。」
ラチェレ「こんなこと言われて、あんまりいい気分にはなれないよね。わかってるんだけど、どうしても心配で……。」
メルク「なにか男性不信になる原因があったのですよ?」
ラチェレ「うん……、前にね、すごく好きな男の子がいたの。会うたびにわたしのことをかわいいって褒めてくれて、うっとりした瞳で優しく見つめてくれた……。」
メルク「その人はラチェレさんのことが好きだったのですね~。」
ラチェレ「わたしもそう思ってた……。」
ラチェレ「……でも、見ちゃったの。彼が他の女の子にも同じように甘い言葉を囁いてる姿を……!」
メルク「二股なのですよ!?」
ラチェレ「そうですらなかったの。彼には、そもそもわたしを口説くつもりなんか全くなかった……、天然タラシだったの……!」
メルク「天然タラシ……!」
ラチェレ「それ以来、男の人が言ってることは一切、信用できなくなっちゃった……。」
メルク「な、なるほど……。その人とはどうなったのですよ?」
ラチェレ「今では友だちだよ。」
メルク「……!?」
ラチェレ「悪い人ではないし、優しいのは確かだから。まあ、わたしにとってこの世で最も信用できない人だけど。」
メルク「な、なるほど……?男の人が嫌いなわけではないのですね……!」
ラチェレ「思わせぶりなことを言って、責任を取らない人は嫌いだけど、でも、信じられないだけで、好きな人はいるよ。」
ラチェレ「だから、主人公くんのことも嫌いじゃないの。ただ、信じられないだけで……。」
メルク「最後の一言が重いのですよ……。」
備考
「巻角の槍士」ロメオに不信感を抱いている