「秋統べる藍翅」ギフティペペ_include
属性補正
炎属性
185%
水属性
100%
風属性
54%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「仲間になってくれてありがとうございます!これからよろしくお願いしますね。」
ギフティペペ「ふふふ。ああ、よろしくお願いするよ。」
主人公「そういえば、ギフティペペさんって双子の妹さんと一緒に妖精の国で秋の森を治めてるんですよね。」
ギフティペペ「そう、飽食と贅沢が許される、実りの季節。だけど、最も冬の息吹を感じる季節でもある。そんな秋を、ぼくたちは司っているのさ。」
ギフティペペ「ふああ……、それにしても今日はずいぶんと寒い。ねえ、僕の妹。」
主人公「えっ、妹さん、来てたんです!?」
主人公「はっ、まさか小さすぎて気づかなかったのか……!す、すみません、そうとは知らずに……、」
ギフティペペ「ああ、違うんだ。いつも翅が触れ合うほどの近さにいたから、つい呼んでしまって……。」
ギフティペペ「妹とはしばしお別れなんだ。だから、ここにはぼくだけさ。」
ギフティペペ「ああ、落ち着かないな。ぼくたちは対の片翅だものな。」
主人公「な、仲がいいんですねー……。」
ギフティペペ「生まれた時からずっと一緒だったからね。何をするにも一緒だよ、眠る時だって。」
ギフティペペ「ふああ……、そういえば眠いんだった。今日は寒いから。寒いと眠く、なる……。」
主人公「うわっ!?ちょ、だ、大丈夫ですか!?」
ギフティペペ「ああ、受け止めてくれてありがとう。つい眠気にまけてしまって……。」
主人公「妖精って寒いと眠くなるんですか……?」
ギフティペペ「ううん、他の妖精たちは知らないけれど。ぼくたちは冬になると、一日中ベッドの上でまどろんで過ごしているから。」
ギフティペペ「それで寒い日には、すっかり眠くなるようになってしまったんだよ。」
主人公「一日中ベッドでだらだら……。す、すごい贅沢だ……!」
ギフティペペ「ふふふ、そうだろう。ぼくたちの仕事のひとつさ。贅沢と飽食を味わい、愉しむこと。」
主人公「いいなあ……。」
主人公「い、いや!他に仕事とか責任とかがあるんですよね!?そうですよね、そうだと言ってください!」
ギフティペペ「そうだよ。」
主人公「ですよね!よかった、俺の心が荒まずにすんだ……。」
ギフティペペ「でも冬の間、仕事はすべてベッドの上さ。召使いが仕事道具を持ってきてくれるから、妹とベッドの上で寝ころび、おしゃべりしながらね。」
主人公「徹底してベッドから出ないんですね……。」
ギフティペペ「凍える冬は眠って通り過ぎるのを待つのがぼくたちのやり方なんだ。冬を越すさなぎのようにね。」
ギフティペペ「ふふふ。秋の森は妖精の国で2番目に冬が訪れるところ。」
ギフティペペ「2番目に長い冬の間、ベッドでまどろみつづけていると、だんだんわからなくなるよ。」
主人公「わからなくなる?」
ギフティペペ「ぼくが妹だったのか、妹がぼくだったのか。さなぎの中でゆっくりとろけて、まざりあって、春には1匹の蝶になって羽化するような。」
主人公「それ、寝すぎて寝ぼけてるんですよ。」
ギフティペペ「主人公くんには情緒がないなあ。秋は音楽の季節。豊かな感性で詩を奏でる季節だよ。」
主人公「な、なんかすみません。」
ギフティペペ「ああ、でも、やっぱりぼくと妹は妹とぼくのままの方がいいなあ。」
ギフティペペ「春の日差しに目覚めた朝、隣に広がる翅の紅で、この瞳を彩ることができるから。」
ギフティペペ「ふああ……、でも今日はひとりか。よいしょっと。」
主人公「当然のように人のポケットの中に入ってきますね。」
ギフティペペ「主人公くんは、ぼくにひとりで凍えて眠れというのかい?」
主人公「いや、いいですよ。俺のポケットで寝てても。でも今日は、午後から出発の予定ですよ。」
ギフティペペ「ふふふ、大丈夫。ぼくはベッドの中から仕事をするのは慣れっこなんだから。」
主人公「俺のポケットから杖だけ出して、適当に魔法を撃つのはやめてくださいね。」
ギフティペペ「……。」
主人公「やめてくださいね。」
ギフティペペ「ぐう。」
主人公「ずぼらの王!」
備考
入手方法
ダイヤスカウト