「懐郷の月珊瑚」カナカエイア_include
属性補正
炎属性
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175%
水属性
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100%
風属性
}
58%
光属性
}
100%
闇属性
}
100%
モデル
ストーリー
メルク「カナカエイアさん、仲間になってくれてありがとうなのですよ~!」
カナカエイア「ふふふ~、お礼です。メルクさんたちには助けてもらいましたから。」
カナカエイア「それに、メルクさんには親近感を感じます。」
メルク「それは私も感じていたのですよ。というか、ちょっとキャラがカブって……、」
カナカエイア「おそろいですね。」
メルク「……。」
カナカエイア「おそろいですね。」
メルク「わかったのです、それで押し切るのですよ。」
メルク「そういえば、ビンを運んでくれているモンスターは、初めてカナカエイアさんに会った時に、主人公さんが癒したモンスターなのですよ?」
カナカエイア「ふふふ~、そうなんです。一緒に海を泳いだりして仲良くなったんですよー。前に旅をした時も、手伝ってくれたんです。」
メルク「そうだったのですね~!よかったのです、私も嬉しいのですよ~!」
メルク「それにしても、カナカエイアさんは前にも旅をしたことがあったのですね~。その時はどこに旅したのです?」
カナカエイア「その時は国から出ずに、海沿いの町や村を転々と回っていましたね~。特に目的地は決めずに。」
メルク「のんびりしたたびだったのですね~。素敵なのですよ!」
メルク「でも、海沿いだと天気が心配ではなかったのですよ?」
カナカエイア「大丈夫です。私、ほとんど晴れた海しか見たことがないので。その旅で初めて嵐の後で虹のかかった海を見たほどです。」
メルク「そうなのです?カナカエイアさんはすごい晴れお姉さんなのですよ!」
カナカエイア「ふふふ~、私が、というより血筋かもしれませんねー。」
メルク「みゅ?血筋というと……、」
町のお姉さん「はあ、どうしたらいいのかしら。」
メルク&カナカエイア「……、」
メルク「なるほど……、好きな相手の故郷が遠くの地方で、それで告白するか悩んでるのですね~。」
町のお姉さん「そうなのよ。彼には大事な役目があって、故郷から離れられないのはわかってるの。」
町のお姉さん「でも、私だって故郷を離れたくないし……。はあ、どうしたらいいのかしら。」
カナカエイア「それなら……、1度、相手の故郷へ旅をしてみるのはどうでしょう?」
メルク「どういうことなのです?」
カナカエイア「故郷を離れて暮らしていけるかどうか、相手の住んでいる場所でのんびり観光でもしながら、考えてみるんです。」
町のお姉さん「ものは試しってことかしら。一理あるわね……。」
メルク「でも、うっかり相手に会ったりしたらどうするのです?気まずいというか、心の準備ができてないというか……、ちょっと困りそうなのですよ。」
町のお姉さん「たしかに……、」
町のお姉さん「で、でも、かなり広大な地方だもの。会う可能性は低いわよ。恋愛小説なら別だけどね。」
カナカエイア「ふふふ、意外と現実もときどきびっくりするようなことが起きるんですよ。」
カナカエイア「出発しようとしたら乗り物が壊れて、困っていたところに声をかけてくれた人が好きな方だった、なんていう偶然とか。」
町のお姉さん「それはさすがにないわよ。でも、そこまで行くと逆に、運命を感じちゃうかも。旅をする必要もなくなるのかしら。」
カナカエイア「いえ、その時は知らない人のふりをしましょう。」
町のお姉さん「せっかく運命を感じたのに!?」
カナカエイア「その代わりに、その方を旅に誘ってみるのはどうでしょう。」
町のお姉さん「ええっ!?」
カナカエイア「運命を感じましたから。」
メルク「まさかの一緒に旅に出る運命だったのですよ。」
カナカエイア「一時の激しい感情で心を決めるより、ちゃんと考えて、後悔しない方を選びなさい……。これは私たちの家系でよく言われている言葉です。」
町のお姉さん「な、なんだか重みがあるわね。」
町のお姉さん「でも、あなたたちのおかげで心が晴れてきたわ。ありがとう! アドバイス通り、旅に出てみることにするわ!」
カナカエイア「あの方、うまくいくといいですね~。」
メルク「なのですよ。それにしても、さすが晴れお姉さんなのです!頼りになるのですよ~!」
カナカエイア「いえいえー、ちょっと経験があっただけですよ。」
メルク「みゅ?もしかして、カナカエイアさんが前にしてた旅の理由って……、」
カナカエイア「ふふふ~。恥ずかしいので、内緒です。」
メルク「もうわかっちゃったのですよ~!逃げ出さずに自分の気持ちを見極めようと旅に出たなんてあのお姉さんもカナカエイアさんも勇気があるのですよ!」
カナカエイア「いえ、私は……、ずるいだけですよ。」
カナカエイア「(そう、本当に勇気があるなら……、あの人の気持ちを口ではなく絵で推しはかろうだなんて、思うはずもないのだから)」
カナカエイア「(あの人はどんな絵を描くだろう。いつも通りの絵ならば、いつも通りのお金を払おう。だけど、もしそうでないのなら)」
カナカエイア「(……ずるい私も覚悟を決めて、対価を払おう。結婚した彼女がそうしたように)」
備考
入手方法