「炎盤の投擲者」メチレア_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
67%
風属性
150%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
メチレア「はあ……。」
主人公「メチレア?どうしてこんなところで掃除なんかしてるんだ。」
メルク「あの、まさかとは思うのですが、紹介所のお姉さんの機嫌を損ねたりしたのです?」
メチレア「ん……?」
メチレア「なんだ、あんたらか。いや、そういうわけではないが……。」
メチレア「まあいい。ちょうどいいところにきたな。どうせなら、主人公もやってくか?」
主人公「やってくって、掃除を……?」
メチレア「ああ……心が洗われるようだぞ……。」
主人公「そんな気だるそうにいわれても。まあ、別に手伝うのはいいんだけど……。」
メルク「でも、いったいなにがあったのです?」
メチレア「……。」
メチレア「あたしってほら。散らかしたら散らかしっぱなしだろ。そのうえあとかたづけが苦手でしかたない。」
主人公「ああ。そういえば、前にそんなこといってたっけ……。」
メチレア「だからその、あたしも心をいれかえてだな。いいかげん、かたづけくらいできる女になってやろうと。」
主人公「いやもちろん、いいことだと思うんだけど。なんていうか、そんなすさんだ目つきでいわれても……。」
メルク「ひとまずメチレアさんが我慢していることはわかったのですよ。」
メチレア「……。」
主人公「いたっ。」
メチレア「……。」
主人公「あいたっ。あの、ちょっと、いきなりなにを!?」
メルク「ええっと、メチレアさん……!?どうして丸めた紙くずを投げつけてくるのですよ!?」
メチレア「あ……。」
メチレア「また散らかしてしまった……。これだからきりがないんだ、掃除ってやつは。」
主人公「……。」
メチレア「かたづけてもすぐにこのありさまだ。やはりこういった仕事は向いてないな……。」
メルク「メチレアさんは掃除ができるようになりたいのです?」
メチレア「まあ、それなりにな。いつもだったらうちの助手にまかせるところなんだが。」
メチレア「どういうわけか、ここ数日連絡がとれない。あいつも堪忍袋の尾が切れたのかもしれないな。」
主人公「なるほど。メチレアにそんな経緯が……。」
メチレア「だからここにきたんだ。あたしは今後どうすればいいのかと、紹介所のお姉さんに相談しようと思って……。」
主人公「まあ、せめて身の回りの世話くらいはできるようになっておいたほうがいいんじゃないか?」
メチレア「あんたもそう思うか。紹介所のお姉さんもおなじことをいってたぞ。」
メチレア「そして相談していたはずが、気づけばあたしはここで掃除をする羽目になっていたんだ。」
主人公「それはなんていうか、ていよく仕事を押し付けられたような気が……。」
メチレア「まあな。だとしても、いいんだ。あたしが掃除とかちゃんとできるようになったら、助手だって考えなおしてくれるかもしれないだろ。」
主人公「ああ、そういうことか。だけどメチレアがそのつもりなら、だちらかというと手癖をなおしたほうが……、」
メルク「みゅ。怒るとすぐにモノを投げるのは、私もあんまりよくないと思うのですよ~。」
メチレア「……。」
主人公「あ、ほら!さっそく紙くずを丸めた……!」
メルク「メチレアさん!ここは我慢するのですよー!」
メチレア「……っ。」
メチレア「そ、そうだったな。あやうく手間をふやすところだった……。」
メチレア「ただ無心で掃除をするんだ。今日はうちのにゃんこもいないんだ。あたしさえしっかりしていればこの程度……。」
主人公「ええっと、にゃんこって……?メチレアは猫と暮らしているのか?」
メチレア「ああ。あたしのたいせつな相棒だぞ。ちなみに研究所を荒らしていた主犯格でもある。」
メルク「そうだったのです?私はてっきりメチレアさんの手癖によるものかと思っていたのですよ……。」
メチレア「誤解もはなはだしいな。まあ飼い主に責任があるといわれれば返す言葉もないが。」
主人公「それならそもそも研究所にまで猫をつれて入らなければよかったんじゃないのか?」
メチレア「そ、それもであたしは、にゃんこのそばを離れたくなかったんだ……。」
メルク「メチレアさん……。」
メチレア「とはいえそのおかげで重要書類を引き裂かれたり、貴重な調剤を培養瓶ごと床に落として割られたり。さすがの助手もにゃんこには頭をかえていたようだ。」
主人公「……。」
主人公「まあ、なんていうか……、」
メルク「それは愛想尽かされてもおかしくないような気がするのですよ……。」
メチレア「……。」
主人公「あいたっ!?」
備考
関連ユニット
画像 | ページ名 |
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「共盤の涙助手」ヒスミル |