「無瀬の旋嵐斧」 ガロデ_include
属性補正
炎属性
135%
水属性
100%
風属性
74%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
ガロデ「よう、邪魔するぜ。ちょいと近場に寄ったもんでな。」
主人公「ええっと、すみません。どちらさまでしょうか……?」
ガロデ「ん、なんだ。紹介所の姉ちゃんは留守か?」
主人公「あ、はい。用事ですこし席をはずしてます。いまは俺たちが代理でここをあずかってるんですけど。」
ガロデ「ふうん、そうだったか。」
ガロデ「せっかくこのおれが、とびっきりの口説き文句を用意してきてやったのによ。」
ガロデ「ま、いいや。やっぱりおれには縁がねえらしい。それがわかっただけでもじゅうぶんだ。」
ガロデ「おれはガロデ。よろしくな、2人とも。」
メルク「みゅ、ガロデさん?私にも気がついていたのですよ……?」
ガロデ「まあ、おれも仕事柄、ある程度は目利きができねえといけねえからな。」
主人公「よろしくお願いします。俺が主人公で、こっちはメルクです。」
主人公「これでも旅の途中なんです。ガロデさんがもし仲間を探しているなら、うちも考えてみてもらえれば……。」
ガロデ「へえ、考えてみるよ。」
主人公「(とまあ誘ってはみたものの……)」
メルク「(ガロデさん……。め、目つきが怖いのですよ……!)」
ガロデ「カカカッ。まあおれ、海賊だしな。」
メルク「みゅ!?聞こえていたのですよ!?」
ガロデ「世間をはばかりてえなら、もっと徹底しろよ。それにしても嬢ちゃん、変わり種だな。」
ガロデ「宝のにおいがする。常夏の国ではそうそうお目にかかれねえ、とびっきりのやつだ。」
主人公「ガ、ガロデさん……?」
ガロデ「おおっと、そんな身構えるなよ。海賊なんてろくな印象ねえかもしれねえが、おれはおまえらをどうこうしようとは思ってねえ。」
主人公「そう、なんですか?」
ガロデ「考えてもみろよ。そんなことしたら紹介所の姉ちゃんにきらわれんだろ?くわえておれは、めずらしいもんにさほど興味ねえんだ。」
ガロデ「この世界にはな。宝よりずっといいもんが眠ってる。おれはただそれを求めて海をわたっていただけだ。」
ガロデ「生憎、宝なんかに興味ねえんだが。どういうわけか、むかしっから誤解されやすいタチでな。」
主人公「な、なるほど……。」
ガロデ「にもかかわらず、なんだ?気づけばおれは海賊の頭として、海軍に追っかけまわされてるわけだ。」
ガロデ「ふざけたもんだろ。おかげで港もろくに寄れやしねえ。」
メルク「海賊と決めつけられたときに、ガロデさんは否定しなかったのですよ?」
ガロデ「いや、なんども否定したぞ。まあ、あまりにも追跡がしつけえから、ちょいとばかし反撃してやったがな。」
メルク「みゅ!?たぶん反撃したのが問題だと思うのですよ~!」
ガロデ「ああ?いや、そうなのか……?」
ガロデ「こっちからしたら誤解ってえのか、そもそも不可抗力の正当防衛なんだがなあ。」
ガロデ「今回だってそうだ。たまたま立ち寄った町での話だが。座礁した船を住人たちが海にかえそうとしていた。」
ガロデ「だから手伝ってやったんだよ。なのにあいつらは、協力してやったこのおれを、取り押さえようと追っかけまわしてきやがった!」
ガロデ「まあちょっと匙加減をまちがえて、肝心の船を大破させちまったみたいだがな。」
主人公&メルク「……。」
ガロデ「そうして逃げだしたはいいものの、気づけばこんなところまできていたんだ。」
ガロデ「船員ともはぐれちまったが、あいつらならうまく切り抜けてるだろう。とはいえ、どっかで落ちあわねえとな。」
ガロデ「だから仲間を求めてきたわけでもねえんだ。もちろん、人手があるに越したことはねえが……。」
メルク「ええっと、それならどうして紹介所にきたのですよ?」
ガロデ「まあ、そこはなんだ。以前に口説いたときはあっさりフラれたもんだが、おれもあのころとくらべてずいぶん成長したからな。」
ガロデ「あらためて紹介所の姉ちゃんを口説き落とそうとやってきたわけだ。」
メルク「ちなみに以前というのは、どのくらいまえの話なのです?」
ガロデ「ああ?どうだったかな。おれがまだ10代のころだったと思うが。」
主人公「ああ、なるほど……。いまなら受けいれてもらえるかもしれませんね。」
ガロデ「カカカッ!おまえがそういってくれるってことは、俺も男として磨きがかかってきたわけだな!」
主人公「……。」
主人公「(紹介所のお姉さん、四の五のいっていられるような年じゃなくなってきた、ってぼやいてたし……)」
メルク「(なんだか誤解されてるみたいなのですが、とりあえずガロデさんには黙っておくのですよ……)」
備考
海賊団の団員に「深頼の砲撃手」リヴェーラがいる