「黒衣の術士」エトーレ_include
属性補正
炎属性
59%
水属性
170%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
}
100%
モデル
ストーリー
エトーレ「……。」
エトーレ「にしし。」
エトーレ「しゅばっ!」
エトーレ「さっ。」
エトーレ「しゅたたたたた。」
エトーレ「にんにん。あ、まちがえたまちがえた。」
主人公「エトーレ……?なにしてるんだ、こんなところで。」
エトーレ「ぬわっ!?しまったでござる! あ、まちがえた。なにやつでござる! あ、またまちがえた。」
主人公「ええっと……?」
エトーレ「にしし、みつかっちゃった。やっぱり主人公はいい勘してるなあ。」
主人公「みつかっちゃったって。まさか隠れてたつもりだったのか?というかさっきの奇妙な動きはいったい……、」
エトーレ「しーっ!」
主人公「むぐっ!?」
メルク「エトーレさん!?いきなりなにをするのですよー!?」
エトーレ「内密に。内密に。異国から仕入れてきた秘術の鍛錬なの。不用意に話したらだめなんだよお。」
主人公「な、なるほど……。その小脇にかかえてるやつを参考にしたのか……?」
エトーレ「む……。」
主人公「なんだか和の国の読本みたいな装丁だな。表紙からはただの小説のようにしかみえな……、」
エトーレ「しーっ!」
主人公「あがっ!?」
エトーレ「もう。秘伝なんだから。秘伝。秘密にしないといけないの。わかった?さもないとその口を縫ってもらわなくちゃなんだよお。」
主人公「……っ!?」
エトーレ「わかった?」
主人公「……っ、……っ!」
エトーレ「にしし。ならはなしてあげるね。」
主人公「はあ、はあ……っ。だ、だけど、こっそり修行したいなら、どうしてこんなところでやってるんだ?」
エトーレ「だってわたし黒子だし。気配を消したり、身をひそめたり。人目を忍ぶための訓練をしているの。」
エトーレ「まわりにだれかいてくれないと、わたしがうまくやれてるのかわからないでしょ?」
主人公「いわれてみれば、そうなのか。でもやっぱりまわりには気づかれただろ?」
エトーレ「なんで?わたし、だれにも話しかけられなかったよ。主人公がくるまで、ばれてなかったはずだけど。」
主人公「ええっと、まあ。はたからみれば話しかけづらい雰囲気だったからな。」
メルク「たしかにエトーレさんを知らなければちょっと近寄りがたかったかもなのですね……。」
エトーレ「なんなのー!」
主人公「うーん。黒子にしてはやたらと存在感があるというか……。」
エトーレ「ううっ。」
主人公「そうだ。さっきの秘術、もういちどみせてもらってもいいか?」
エトーレ「うん、わかった。」
エトーレ「やるよお。」
主人公「ああ。」
エトーレ「……。」
エトーレ「しゅっしゅっ!」
エトーレ「すたたたた。」
エトーレ「どろん!」
主人公&メルク「……。」
エトーレ「なんなのその目……。」
主人公「と、とりあえず声はおさえるべきなんじゃないか?いまの様子だとあんまり裏方に徹しきれてないというか。身振り手振りがおおきいからよけいに……。」
エトーレ「そんなこといわれたって。秘伝の書では、みんなそうやってるの。」
主人公「へえ、かわった内容だな。やっぱりただの小説のような気がしてきたけど。」
主人公「まあ、黒子としてはちゃんと働けてたみたいだし。むりにこれまでとやりかたをかえる必要もないような……。」
エトーレ「そ、そうだけど。うう、せっかくがんばっておぼえたのになあ。」
メルク「みゅ、秘伝はともかくとして、いつもはどのような鍛錬をしていたのです?エトーレさんがよければみてみてみたいのですよ~。」
エトーレ「うん、いいよ。せっかくだから、みせてあげるね。」
エトーレ「やるよお。」
エトーレ「……。」
エトーレ「すすすすすすすすす。」
エトーレ「そろりそろりそろりそろり。」
エトーレ「ひたひたひたひたひたひたひたひた。」
主人公&メルク「……。」
エトーレ「……。」
メルク「ええっと。さっきとなにもかわらな……、」
エトーレ「ち、ちがうからあ!秘伝の書のせいでへんなくせがついちゃっただけなのー!」
備考
「薔薇の大剣士」リムリーに仕えている