「茶会の甘党娘」リナシュア_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
67%
風属性
150%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「お、メルク。あんなところにリナシュアがいるぞ。」
メルク「みゅ、ほんとうなのです。」
メルク「でも、様子がおかしいのですね。ずいぶん落ちつきがないというか……?」
主人公「ああ、うん。なんか頭のうえにのってないか……?」
メルク「みゅっ、小鳥さんがのっているのですよ!」
主人公「ちょっとはなしかけてみるか。」
主人公「おーい、リナシュアー!」
「はあんっ!」
リナシュア「はああ~っ!いってしまったのですわ!」
主人公「リナシュア……?」
リナシュア「主人公さん!」
主人公「は、はい!」
リナシュア「せっかく小鳥さんがわたしの頭にとまってくださったのに!主人公さんのおかげでぜんぶだいなしですわっ!」
主人公「ご、ごめん。なにやってるのかなと思って、つい……。」
リナシュア「寄せ餌のいちごもなくなりましたわ!ケーキのいちご、ひとつだけのこしていましたのに!」
メルク「みゅ。いちごを餌に小鳥さんを誘惑してたのです?ですが、どうして頭のうえに……?」
リナシュア「たかいところにとまるのが小鳥さんの本能ですわ。それに、地面においたらよごれてしまいますもの。」
リナシュア「そんなことより、主人公さんっ!わたしのいちごがムダになったのですわ。きちんと責任をとってもらいますわ!」
主人公「まあ、べつにいいけど。そこの町で買えばいいのか……?」
―――――――――――場面転換(紹介所)―――――――――――
リナシュア「あまいですのっ。おいしいですの~っ。」
主人公「うう。まさかケーキをホールで買わされるなんて……。」
紹介所のお姉さん「たいへんだったわね。私はご相伴にあずかれてなによりだけど。ふふ、ちょうどおやつの時間だったのよね。」
リナシュア「主人公さん。いつまでもくよくよしていてはダメなのですわ。」
リナシュア「そういうときは、あまいものを食べてわすれるのがいちばんですの!」
主人公「いや、俺はもういいかな。リナシュアの淹れてくれたミルクティーも、ちょっとあますぎて、飲みきれるかどうか。」
紹介所のお姉さん「たしかに、あまいわね。茶葉はいいものをつかってるみたいだけど……、」
リナシュア「とうぜんですわ。お茶会のために仕入れたものですの。」
リナシュア「ふたりとも、舌がおこさまなのですわ。こんなにあまくておいしいお茶ですのに。いちごのケーキともよくあうのですわ。」
リナシュア「おっと、こちらはまだなのですわ。小鳥さんのためにのこしておくのですわ。」
紹介所のお姉さん「リナシュアちゃん?どうしていちごだけよけているのかしら。もしいらないのならかわりに食べてあげるわよ?」
リナシュア「ですわっ!」
紹介所のお姉さん「きゃっ。」
リナシュア「あ、あぶないところだったのですわ。紹介所のお姉さま、いちごはダメなのですわ。小鳥さんを誘惑するために必要なものですの!」
紹介所のお姉さん「誘惑って……。リナシュアちゃん、小鳥と仲よくなりたいの?」
リナシュア「ですわ。さっきは失敗しましたけれど、こんどこそ懐柔してみせるのですわっ。」
紹介所のお姉さん「ふうん、そうだったの。でも鳥の餌なら、たしか倉庫にあったわねぇ。」
紹介所のお姉さん「ちゃんと日持ちするし。きっといちごよりも食いつきがいいはずよ。」
リナシュア「ですわっ!?ぜ、ぜひゆずってほしいのですわっ!」
紹介所のお姉さん「いいわよ。ただし、いちごと交換ね。」
リナシュア「ひ、卑怯なのですわっ!?わたしだって食べたかったのですわ。でもっ、小鳥さんのために我慢したのですわ!」
紹介所のお姉さん「ふふ、私もいちごが食べたいわ~。ねえリナシュアちゃん、いっしょに食べましょう?」
リナシュア「う、ううっ。わ、わたしはおとなの甘言にだまされないのですわ~!」
―――――――――――場面転換(平野)―――――――――――
主人公「あ、リナシュアだ。」
メルク「みゅ、ほんとうなのです。ずいぶんとあわてているようなのですが……?」
「はあああ~んっ!」
メルク「みゅわわわっ!?小鳥さんたちがリナシュアさんにむらがっているのですよ~!?」
主人公「リナシュア。けっきょくあのあと、取引に応じたんだな。」
メルク「みたいなのです。たしかに、すごい食いつきなのですよ。」
「い、いたっ、いたいですの~っ!わたしの頭を突かないでほしいですの~!」
主人公「でも、やっぱり餌は頭にまいたんだな。」
メルク「なのですね。」
備考