「鎧慕う剣闘士」メルーシュ

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主人公「はあ……、はあ……、メルーシュ、足が速いな……。」

ここの前は時間経過してます。入れ忘れました。

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メルーシュ「きっと、それがプロメテンドだから。」

主人公「わ、わかった。」

メルーシュ「ありがとう。メルーシュ、主人公とてもなかまになれてよかった。」

メルーシュ「メルーシュのしゅぎょーがおわったら、またあそぼ、主人公。」

メルーシュ「よるをいきてるものの、ごっこあそび。とってもたのしくて、さいきょーのあそび。プロメテンドごっこでまたあそぼ。」

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メルーシュ「ちがうよ。プロメテンドはじぶんでいなくなった。とても、つよくなったから。」

メルーシュ「ミスティカおねえちゃんが、そういってた。」

主人公「自分で……？」

メルーシュ「そう、じぶんで。でもきっと、またあえるってメルーシュしんじてる。」

メルーシュ「あえたら、そのときは、プロメテンドに、でしいりする。メルーシュ、さいきょーのさいきょーをめざす。」

メルーシュ「ねえ、主人公。もし、おおきなよろいがあるいてたら、メルーシュにおしえてくれる？」

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メルーシュ「このよろいもおかーさんとおとーさんが、メルーシュがしゅぎょーがんばったからって、まほうのくにから、とりよせて、もようをかいてくれた。」

メルーシュ「メルーシュのかほう。これをきてれば、メルーシュもプロメテンドにちかづけるから。」

メルーシュ「でも……、」

主人公「ん？どうした？」

メルーシュ「あのね、主人公。プロメテンド、やしきからいなくなっちゃった。どこにいったかわからない。」

主人公「えっ。誰かに運び出されたってことか。」

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メルーシュ「メルーシュ、うまれたとき、からだがよわくて、おかーさんとおとーさんがたくさんしんぱいしたっていってたから。」

メルーシュ「だから、つよくなりたい。プロメテンドみたいになっておかーさんとおとーさんを、あんしんさせたい。」

メルーシュ「メルーシュ、どりょくする。いま、あそんだから。このあとしゅぎょーする。」

主人公「そっか。メルーシュは頑張り屋だな。」

メルーシュ「そうだよ。メルーシュ、がんばりや。」

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主人公「きょうだいがいるって、聞いてなかったけど……。」

メルーシュ「ちがうよ。ミスティカおねえちゃんは、おかあさんのいもうと。メルーシュのこと、いいこいいこしてくれるから、すき。」

メルーシュ「でもメルーシュ、ミスティカおねえちゃんとおなじくらい、プロメテンドがすき。つよそうだから。」

主人公「えっと、メルーシュは強い人がすきなのか？」

メルーシュ「うん。つよいもの、すき。あこがれる。」

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主人公「大きくてかっこいい鎧？」

メルーシュ「そう。ミスティカおねえちゃんのやしきにあった。」

メルーシュ「ミスティカおねえちゃん、いってた。『このコはプロメテンドっていうの』って。」

メルーシュ「メルーシュ、プロメテンドのこと、とってもつよそうでかっこいいとおもった。これが、ぞくにいう、ひとめぼれ。」

主人公「そ、そうだったのか……。それほど魅力的な鎧だったんだな。」

主人公「ところで気になったんだけど、ミスティカお姉ちゃんっていうのは、メルーシュのお姉さんなのか？」

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メルーシュ「主人公も、にげあしがはやい。メルーシュ、びっくりした。でも、とてもたのしかった、まんぞく。」

主人公「そ、そうか。」

主人公「なあ、メルーシュ。ききたいことがあるんだけど……、プロメテンドって一体なんなんだ？」

メルーシュ「え？プロメテンドはプロメテンドだよ。」

主人公「いや、そうじゃなくて……、ずどーんとかばこーんとか言ってたから、モンスターの名前なのかなって勝手に思ってたんだけど……。」

メルーシュ「ちがうよ。プロメテンドは、おおきなよろい。とてもかっこいい、よろい。」

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メルーシュ「ちがう。とても、たのしい、さいきょうのあそび。プロメテンドごっこだよ。」

メルーシュ「プロメテンドごっこをしたら、みんなしあわせになれる。」

主人公「そ、そうなのか……。」

メルーシュ「よし……。」

メルーシュ「わがなは！プロメテンド！」

「ってもう始まってるのか！？」

「ずどーん！ずどーん！ばこーん！」

「ひいっ……！」

「まてー！ずどーん！ずどーん！」

主人公「はあ……、はあ……、メルーシュ、足が速いな……。」

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メルーシュ「主人公もくりかえしてみて。プロメテンド役になったときのれんしゅう。はい、せーの。」

主人公「わ、我が名はプロメテンド！」

メルーシュ「うん、とてもいいかんじ。そしたら、メルーシュがこういいながら、主人公をおいかけるから。」

メルーシュ「ずどーん！ずどーん！ばこーん！」

メルーシュ「主人公はメルーシュからにげて。メルーシュにタッチされたら、次は主人公がプロメテンドになる。」

主人公「えっと、メルーシュ。それって鬼ごっこっていうんじゃ……、」