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「揺らがぬ焔智」ラヴィエチル

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ゲストユーザー
最終更新者: まーく

「揺らがぬ焔智」ラヴィエチルの基本データ

出身雪の国
年齢60歳
性別
レアリティ★5
属性
成長タイプ平均
武器治療拳鍔
武器種別回復
同時攻撃数2体
攻撃段数4段

初期体力初期攻撃力
2,5883,188
最大体力最大攻撃力
5,1766,376
覚醒体力覚醒攻撃力
7,9519,826
スキル進化体力スキル進化攻撃力
--
移動速度攻撃間隔
462.59
リーチタフネス
13561
DPS総合DPS
24624924
覚醒DPS覚醒総合DPS
3,7947,588
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
--

進化-
-
スキル1-
-
スキル2-
-
追加日2018.06.30
7月新ユニット追加フェス2018
入手方法レターピース・各種ダイヤスカウト他
-


属性補正

炎属性

 150%

水属性

 100%

風属性

 100%

光属性

 110%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

村のお姉さん「いたたたた!いたーい!」

村のお兄さん「だ、大丈夫か!?」

お姉さん「大丈夫じゃないー!もう駄目、産まれる……!」

お兄さん「えぇええええ!?ここから助産師さんの家は遠すぎるし……、ど、どうすればいいんだー!」

ラヴィエチル「よう、落ち着きな。嫁さんを不安にさせたかないだろう?」

お兄さん「え……?」

ラヴィエチル「ちょっと診るぞ。……ふんふん、たしかにもう産まれそうだな。おい、ちょっと手伝ってくれ。」

主人公「は、はい!何でも言ってください!」

ラヴィエチル「助かる。この近くに紹介所があっただろう?受付の姉ちゃんに頼んでスペースを確保してほしい。あと、できるだけ水もいるな。頼めるか?」

主人公「大丈夫です!行ってきます!」

お姉さん「うう……!」

ラヴィエチル「安心しな。お前さんも、お腹の中の子どもも、みんな助けてやる。だから気をしっかりもつんだ。」

お姉さん「は、はい……。ありがとうございます。」

ラヴィエチル「よし、それじゃあ行くぞ。出産は時間との勝負!早急に、それでいて焦らずにだ!」

お兄さん「あ、あんた……いったい何者なんだ?」

ラヴィエチル「あん?そんなの決まってるだろう。」

「医者だ。」


(場面変換)


お兄さん「もう随分経つ……。」

主人公「だ、大丈夫ですよ!ラヴィエチルさんは、すごいお医者さんですから!」

お兄さん「あ、あぁ、そうだな。うん、そうだ、絶対に大丈夫だ……。」

主人公「……。」

「おんぎゃあ!おんぎゃあ!」

主人公「う……、」

お兄さん「産まれた!」

ラヴィエチル「ふぃー、終わったー。」

お兄さん「せ、先生!」

ラヴィエチル「二人とも元気だ。今は受付の姉ちゃんが見ててくれてる。」

お兄さん「よ、良かった……!先生、ありがとうございます!本当に……!」

ラヴィエチル「はいはい、後で聞くから。ほら早く会いに行ってやんな。」

お兄さん「は、はい!」

ラヴィエチル「……。」

主人公「お疲れ様です、ラヴィエチルさん!やりましたね!すごいですよ!」

ラヴィエチル「おう、ありがとさん。どうした、随分テンションが高いじゃないか。」

主人公「だ、だって!今この瞬間に新たな生命が生まれたと思うと、なんだかわぁーってなっちゃって……!」

ラヴィエチル「フッフッフ、若いねぇ。その感性は大切にしな。大事なもんだ。」

主人公「お、落ち着いてますね。赤ちゃんをひとり取り上げたばっかりなのに……。さすが、歴戦の癒し手って感じです!」

ラヴィエチル「よせよせ、職業柄慣れてるだけだ。これが初めてだったら、こんなに落ち着いちゃあいられんよ。

んー、しかし疲れた……。ちょっと外の空気でも吸ってくるかな。1時間ぐらいしたら戻ってくるから。」

主人公「わかりました。お疲れ様です。」

ラヴィエチル「おう、お疲れちゃん。」

主人公「あれ?ラヴィエチルさん、何か落としていったぞ。これは…手紙か?

宛先……『愛する娘、ジュブラーへ』。……え?」


(場面変換)


ラヴィエチル「ふぅー…王国の夕方は色とりどりだねぇ。」

主人公「ラヴィエチルさん……。」

ラヴィエチル「おう、主人公。お前も外の空気を吸いに来たのか?」

主人公「その、これ…落ちてました。」

ラヴィエチル「……!」

主人公「……すみません。宛名を、見てしまいました。」

ラヴィエチル「……そうか。」

ラヴィエチル「いや、気にするな。こんなにでかでかと書いてたら、嫌でも目に入るわな。」

主人公「……。

あの、ジュブラーにこのことは……?」

ラヴィエチル「知らん。もちろん、この手紙にも俺の名前はない。あの子が辺境調査隊に来たのも、ただの偶然だ。」

主人公「どうして、ですか?どうしてジュブラーに黙って……、いや、そもそもなんで離れて……?」

ラヴィエチル「俺が、医者であり続けるためだ。」

主人公「……。」

ラヴィエチル「主人公、俺は今日みたいに何度か出産に立ち会ったことがある。初めて立ち会ったのが……ジュブラーの出産だった。」

ラヴィエチル「今日みたいに突然のことでな。助産師を呼びに行く余裕もなく、俺がやる他なかった。幸い知識はもっていたが、初めての出産……しかも相手は自分の嫁と娘だ。柄にもなく、震えちまったよ。何とか取り上げたのは良かったが、今度は産まれたてのあの子が、あんまりにも軽くてよ。触ったら壊れるんじゃないかって、本気で思った。割れ物を扱うみたいに抱いてたら嫁に笑われたよ。でかいくせに、臆病者だってな。

……あぁ、全部思い出せる。あいつの笑顔も、腕の中のジュブラーの重さも。何もかも、全部だ。幸せな、時間だった。」

主人公「……。」

ラヴィエチル「わからないってツラだな。無理もない。」

ラヴィエチル「嫁が妊娠したって知った時も、これからは二人を守りながら医者をやるんだろうって根拠もなくそう思っていたもんだ……。だが、現実はそうじゃなかった。

ジュブラーを抱いた瞬間に理解したよ。俺は、家族のためにすべてを犠牲にするだろうと。嫁と娘を天秤にかけるだろうと。

仮に世界中の人間が同時に病にかかったら、俺は他を見捨て、真っ先に家族を助けるだろう。

それはもう……医者じゃない。男、女、赤ん坊、老人、同郷、異国人、善人、悪人、誰であろうと平等に患者として扱う。それが医者だ。だが、ジュブラーを抱きかかえた瞬間に、俺はそれが、出来なくなった……。」

主人公「……。」

ラヴィエチル「そういうわけで俺は選択を迫られた。医者の道を捨てて父親になるか。父親の道を捨てて医者を続けるか。

ハッ、迷ってる時点でどうなんだって話なんだけどな。」

主人公「そして、医者の道を選んだんですね……。」

ラヴィエチル「……どうしても、駄目だった。難病に苦しんで、医者からも匙を投げられ、ただ苦しむために生きていた、嫁のかつての顔が、頭から消せなかった。世界にはそんな奴らがまだまだいる……。俺は、そいつらの苦しみを無視して、自分の幸福を謳歌できる自信はなかった。」

主人公「……奥さんは、なんて言ってたんですか?」

ラヴィエチル「『さすがは、私の愛するラヴィさんです』。

ジュブラーのことも心配するなと言われたよ。きっと、貴方が誇れる子に育ててみせる。貴方の枷にはしません……ってな。

……それを、どんな顔で言ってたかはわからん。顔は……見れなかった。」

主人公「すみません。俺、関係ないのに、踏み込んで…‥。」

ラヴィエチル「謝らないでいい。悪いのは迂闊だった俺と、不器用極まるかつての俺だ。むしろ聞いてくれてありがとよ。お陰で間違わないで済んだ。

あいつがあまりにしあわせそうだったから、ついつい手紙を出そうなんて思っちまったが……、ハッ、今まで連絡しなかった癖に調子が良すぎるな。」

主人公「えっ、出さないんですか?」

ラヴィエチル「あぁ、この手紙はあの子を怒らせることしかできないだろうさ。今更何を、都合の良い時だけ父親面するなってな。ジュブラーにとっての俺は……、自分と母親を捨てた、最低の男に他ならんよ。」

主人公「そ、それは、違います……!」

ラヴィエチル「は……?」

主人公「ジュブラーって、自分の能力を褒められると、嬉しそうに言うんです。『父親に似たからだ』って……。

顔も知らない相手なのに……、嘘も、卑下も、悲しさも何もない瞳で、本当に誇らしげに言うんです。」

ラヴィエチル「……。」

主人公「今の話を聞いて、他の人がどう思うかはわかりません。だけど…だけど、これだけは間違いないんです。

他の人が否定しても、ラヴィエチルさん自身が否定しても。ジュブラーにとっての、貴方は‥…、誇れる父親なんです。」

ラヴィエチル「……。」

主人公「ラヴィエチルさんの決意を知ったうえで、『家族に戻るべき』だなんて言えません。でも、それでも‥…その手紙は、出すべきだと思います。ジュブラーもきっと、喜ぶはずです。」

ラヴィエチル「……。そうか、……そうかぁ。

ありがとよ、主人公。」

主人公「いえ、俺は何もしてませんよ。」

ラヴィエチル「……。なぁ。モンスター郵便は、まだ間に合うかね。」

主人公「ええ、もちろん。でも急がないと。もうすぐ閉店の時間です。」

ラヴィエチル「そうか……。よし、走ろう!」

主人公「はい、行きましょう!」

ラヴィエチル「おうよ!気が変わらないうちに、とっとと出しちまおう!ハーッハッハッハッハ!」

ラヴィエチル「(ありがとなぁ、アシュー。お前はジュブラーを本当。立派に育ててくれた。俺の妻がお前で、心から良かったと思える。

そして……ありがとな、ジュブラー。こんな親父を誇りに思ってくれて……。俺もお前を、心から誇りに思っている!)」

「ハハッ、ハハハハッ!そうとも、誇りだ!お前の全てが俺の自慢だ!

心の底から愛してるぞ、ジュブラー!」


備考



※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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コメント (「揺らがぬ焔智」ラヴィエチル)
  • 総コメント数32
  • 最終投稿日時 2018年07月06日 18:34
    • さすらいの癒術師さん
    32
    6年まえ ID:f0gsx8c4

    ラヴィオルとちょっと名前にてるなーと思ったのは私だけかww

    • さすらいの癒術師さん
    31
    6年まえ ID:stkgb0op

    これ奥さんの実装来ません???

    • さすらいの癒術師さん
    30
    6年まえ ID:hcbft8zw

    >>29

    拳で回復する60歳

    • さすらいの癒術師さん
    29
    6年まえ ID:r0dfeidt

    もちろん回復するで?…拳で!

    • さすらいの癒術師さん
    28
    6年まえ ID:al4cm3dq

    >>4

    まあイベント見た感じトラスト割とジューブラの家庭事情把握してそうですよね。

    だとするとトラストとラヴィエチルの関係ちょっと萌える。

    • さすらいの癒術師さん
    27
    6年まえ ID:gdb8krd3

    >>26

    お疲れさまです、反映しました。

    よし、まだ夜バト終わってない。

    • さすらいの癒術師さん
    26
    6年まえ ID:a3tj1x61

    >>10

    以上です。長くなりましたが、反映お願い致します。

    • さすらいの癒術師さん
    25
    6年まえ ID:a3tj1x61

    >>10

    ラヴィエチル「(ありがとなぁ、アシュー。お前はジュブラーを本当。立派に育ててくれた。俺の妻がお前で、心から良かったと思える。

    そして……ありがとな、ジュブラー。こんな親父を誇りに思ってくれて……。俺もお前を、心から誇りに思っている!)」

    「ハハッ、ハハハハッ!そうとも、誇りだ!お前の全てが俺の自慢だ!

    心の底から愛してるぞ、ジュブラー!」

    • さすらいの癒術師さん
    24
    6年まえ ID:a3tj1x61

    >>10

    主人公「いえ、俺は何もしてませんよ。」

    ラヴィエチル「……。なぁ。モンスター郵便は、まだ間に合うかね。」

    主人公「ええ、もちろん。でも急がないと。もうすぐ閉店の時間です。」

    ラヴィエチル「そうか……。よし、走ろう!」

    主人公「はい、行きましょう!」

    ラヴィエチル「おうよ!気が変わらないうちに、とっとと出しちまおう!ハーッハッハッハッハ!」

    • さすらいの癒術師さん
    23
    6年まえ ID:a3tj1x61

    >>10

    ラヴィエチル「……。」

    主人公「今の話を聞いて、他の人がどう思うかはわかりません。だけど…だけど、これだけは間違いないんです。

    他の人が否定しても、ラヴィエチルさん自身が否定しても。ジュブラーにとっての、貴方は‥…、誇れる父親なんです。」

    ラヴィエチル「……。」

    主人公「ラヴィエチルさんの決意を知ったうえで、『家族に戻るべき』だなんて言えません。でも、それでも‥…その手紙は、出すべきだと思います。ジュブラーもきっと、喜ぶはずです。」

    ラヴィエチル「……。そうか、……そうかぁ。

    ありがとよ、主人公。」

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ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
  • iOS
  • Android
カテゴリ
  • カテゴリー
  • アクション
    ストラテジー
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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