営業報告・人形愛好者
猫又のお客さんは突然人形に興味を持ち始めた……
確認出来ている式神:蛍草、金魚姫、かぐや姫、大天狗、酒呑童子
確認出来ている店:花信風
幼い猫妖は棚に並んでいる桃の花人形を夢中になって見ている。《派遣式神》が近づくと、「ねえねえ、この人形さんのお話が聞きたい~」と、《派遣式神》の服を引っ張った。
お客さんに物語を聞かせられる?【完了】
《派遣式神》は考え、店内の桃花人形たちが花見をしに逃げ出し、店員たちが散々な目に遭った話をした。
猫又のお客さんはそれを聞いて、笑いながら言った。「まさかこの人形たちが自分の意志を持っているなんて……よし、十体買って。花見に連れて行こう!」
***
お客さんに物語を聞かせられる?【大成功】
《派遣式神》は辛抱強くお客さんに桃花人形の物語を語った。「あるところに桜林があったそうな。毎年春になると空を覆わんばかりの桜が咲いたが、桜林の中には、弱々しい桃の木が1本あって……」
猫又のお客さんはそれを聞いて、目を光らせて言った。「うわぁ……決めた! 桃の花人形と結婚するぞ!」……なぜこうなったのやら?
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お客さんに物語を聞かせられる?【失敗】
《派遣式神》は物語を語るのがあまり上手ではない。仕方なさそうに頭を振る。
猫又のお客さんは少しがっかりして、振り返り桃の花人形に言った。「大丈夫、お人形さん! あなたになんの物語がなくても、やっぱり大好きだから」。