営業報告・石槌のてこ
山童の石槌はどれだけ重いんだ!?
確認出来ている店:菓子屋
頭に角が生えた白髪に一つ目の少年が慌ただしく菓子屋に駆けこんできた。「店長、饅頭1個!」すると、うっかり右足を左足に引っ掛け、「ドン」と転んでしまった。手に持っていた巨大な石槌が「バン」とカウンターを打つ。重たいカウンターが浮き上がり、ゆらゆらと揺れ、今にも倒れそうだ――
そいつを倒すな!【完了】
《派遣式神》は倒れそうになったカウンターを慌てて両手で支え、そのまま押してカウンターを元の位置に戻した。
少年は慌ててはい出し、しきりに謝った。「わあ、ごめんなさい、ごめんなさい。ケガはなかった?」
***
そいつを倒すな!【大成功】
《派遣式神》は倒れそうになったカウンターを支え、腕に力を込めてゆっくり元の場所に戻した。
「ごめんなさい!」はい出してきた少年は申し訳なさそうに頭を掻いた。「慌てすぎちゃった。ケガがなくてよかった……」