営業報告・大鯨の甘味
たとえ鯨でも、お菓子の誘惑には抗えない。
確認出来ている店:菓子屋
「ドンドン」、誰かが窓を叩いているようだ。《派遣式神》が顔を向けると、1頭の巨大な鯨が窓の外に浮かんでいる。「お客さん?」《派遣式神》は窓を開け、頭を出した。大鯨はうなずいた。「何にしますか?」と聞くと鯨は体を動かし、店内で1人の客が味わっているあんみつに向かって胸びれを振った。
鯨のために大きなあんみつを作ろう!【完了】
◇大成功難易度:20
◇検定条件:体力
《派遣式神》は息を切らせて厨房から水を入れた桶をそれぞれ運んできた。仙草、寒天、みつまめ、果物を混ぜ合わせて桶に入れ、小豆を加えて桶にいっぱいのあんみつを作った。《派遣式神》は桶を抱えて窓辺へやってくると、桶いっぱいの甘味を大きく開いた鯨の口に放り込んだ。
桶いっぱいのあんみつを飲み込むと、鯨は大きな目をバチパチさせ、ゆっくりと身を翻して飛んでいった。物欲しそうに口をモゴモゴさせている。口に残ったあんみつの味を楽しんでいるようだ。
獲得:マホガニー*2、木材*4
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鯨のために大きなあんみつを作ろう!【大成功】
《派遣式神》は首をかしげて鯨の大きな体を眺めると、厨房から高さが人の背丈ほどもある大きなかめを運んできて、仙草、寒天、みつまめ、果物を入れ、滑らかで柔らかいあんこを投入して、鯨のための特別なあんみつを作った!《派遣式神》は両腕に力を込めてたっぷり入ったかめを窓辺に運ぶと、鯨の大きく開いた口の中に全部放り込んだ。
鯨は大きな口であんみつを飲み込むと、満足して歌を歌い、《派遣式神》に体の横のひれを振ると、大きな尾びれを揺すって悠々と去っていった。
獲得:マホガニー*3、木材*6