メッセージ・失われた香

最終更新日時 : 2021/11/04 02:30

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空桑総動員

天香白冀：降仙香、できたよ。

若：ここ数日君が寝食を忘れていたのは、このためだったんだね

雪霽羹：降仙香？瀛州の香の処方じゃないみたいだけど

若：最近彼に世間の香の処方の古書を送ったんだ。この香はきっと本に記載されていたやつだ

天香白冀：まさに本に記されていた。

天香白冀：この香は名前が残っているだけで、香の処方は失われていた。檀香を零陵香をあわせ、およその「異香芬馥」の美を再現できる。

雪霽羹：はは、古香を再現したのか。道理で数百年便りを寄越さなかった天湘がこんなに話すわけだ

雪霽羹：本当に「香りバカ」だ

揚州炒飯：降仙の香、感動的な名前だ

えび餃子：仙女の香り～♪ってどんなの？

天香白冀：もし……嗅ぎたいなら、部屋に来るといい

5分後

雪霽羹：みんな……やっぱり来ないのか

雪霽羹：天湘の香を作る能力が最近また上がったせいか、練り上げた香は純粋で、この香りの精神を和らげる効果は格別に優れている

雪霽羹：天香はもう眠っている、私も少しくらくらする……

3分後

えび餃子：＠雪霽羹、あそこはどう？

えび餃子：雪？

若：……。

若：雪と聞香に来たみんなが、ふらふらして寝ちゃった……

若：えび餃子、来ちゃダメだよ。香を消して、彼らをぐっすり眠らせてあげよう。

若：この香の伝承がどうして途絶えたかわかったよ……

―――話終わり―――

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