女児紅・手紙

最終更新日時 : 2022/01/24 14:55

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目次 (女児紅・手紙)

半分風雅
同袍同沢
以心伝心
金蘭之契

半分風雅

主人公名：

　　＜手紙と一緒に、新衣裳の入った袋がいくつか送られてきた。＞

　　僕が空桑に来てから数日、色々ご心配をかけようだ。君のご好意を受けたくないわけじゃないんだが、僕はただ……これ以上迷惑をかけたくないだけだ……

　　この新衣裳、僕が作ったもの、君にあげるよ。品質はわりと自信あるんだが、もし必要ないなら、市場に持っていい値段で売れると思うから。これは、今まで君がやってくれたことのお礼だ、遠慮はいらない。

呂泓

同袍同沢

主人公名：

　　乱世も治世も、僕は自分の力で生き延びてきたんだから、今になってもちゃんと生き残れる。僕のことは心配しないで。

　　はぁ……君っていう人は本当に分かりにくいんだ。

　　最近、君のサイズを推定してまた新しい衣装を作ったんだ。たぶんサイズは問題ないと思うから、忘れずに、僕の部屋へ取りに来てください。ついでに試着して、もし身丈に合わなかったら、ちゃんと僕に言ってね、修正してあげるから。

　　昔から、内気で人付き合いが苦手だと言われたことがあったな。皆さんと仲良くなる方法、僕は知らなかった。でも、君が望んでいれば、僕もこの新しい環境に溶け込めるように頑張ってみたいと思う。ただ……どうすればいいのか、教えてほしい。

呂泓

以心伝心

(主人公名)へ：

　以前、僕の本当の気持ちをちゃんと君に伝えると、約束したことがある……

　　空桑のみんなは、とても親切だった。君の助言のおかげで、僕はいろんな友達ができて、様々な面白い話も聞いた。たとえば大鷲に乗って江湖を飛び回る武侠のカップルの話とか、男性に負けず活躍する女性の物語とか。

　　それから、僕と同じく女性にやさしい王子にも出会ったな。その人、「香水」についていろいろ教えてくれたんだ。

　　忙しい僕を見て、君も安心できただろ。ちょうどおいしい棗糕を買ってきたんだ、あとで君にも届けてあげるね。

女児紅

金蘭之契

主人公名：

　　＜手紙と一緒に、虎のぬいぐるみと鴛鴦が刺繍されたハンカチが贈られてきた。＞

　　大昔の空桑に、たくさんの食魂たちが家族みたいに住んでて、いつも賑やかだったと言ったよね。昔の記憶はなくなったから、あの時のことはあんまり覚えてないんだ。だが、君と一緒に過ごしてきた時間、君がしてくれたすべてのことを思うと、過去の事を知りたくなってきた……今度会ったら、僕たちの物語を一から教えてほしい。

　　昔、ここに住んでた自分はいつも何をしてた？どんな性格だった？バカなこともやってた……君に迷惑をかけてなかった……そして、昔の僕に、君はどんなふうに思ってた？今の僕と比べて、何か変わったところでもあった……

　　僕が昔に贈った誕生日プレゼントが気に入ったと言ってたよね。あれは、少し古くなってるから、補修しても、もとの状態に戻すのは難しい。それで、もう一つ作ってあげたんだ。一緒に並べてみれば、ハンカチの鴛鴦のようによく似合ってると思うんだ。それに、そうすればあの子も寂しくはならないはずだ。

　　君にも……いや、昔も、今も、僕は……必ず君のそばにいて、君を守ってあげる。

女児紅

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