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鬼火緑・物語

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最終更新者:皮蛋納豆丼

一 色あせない・壱

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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鬼火緑

「〇〇、〇〇、早くこっちに来て僕の新しい絵を見て!」

「この洞穴では、もう僕の絵が収まらなくなる。絵がいっぱいになったら新しい洞穴を掘ってもいい?」

「この点では空桑はやっぱり僕の故郷とちょっと違うね。あそこの洞穴は一つ一つがつながっていて、迷宮のようにおもしろいんだ!」



【選択肢】

・ホームシックになったの?

・君は遊びたいだけでしょ?

選択肢

ホームシックになったの?

鬼火緑

「空桑に来たばかりのころは、あそこの洞穴に僕の絵がまだたくさん残されていると思っていた!」

「妖怪だと思われていた頃を思い出すこともある。でも実をいうと、妖怪の立場も、なかなかおもしろいんだよ。色々と刺激的な遊び方ができるし。」


君は遊びたいだけでしょ?

鬼火緑

「へへッ、当時僕は洞穴の中でしか暮らせなかったのさ。もちろん色々と工夫して、飽きないように、何か刺激になるものを見つける必要はあったけど!」

「迷宮探検は、僕が一番よく遊んだゲームだ。洞穴の中でよく、光るキノコとか、おもしろい物を見つけたんだ!」

「あっ、そうだ。洞穴の中には時々、迷子になる人間が現れたよ!でも彼らは僕を見るなり叫び声を上げて逃げていく。僕は彼らに、道案内をしてあげようと思っただけなのにね。」



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鬼火緑はまた何かを思い出したように、体の向きを変え、岩壁を少しまさぐり、そのあと、壁の絵に向かって笑い始めた。


鬼火緑

「ほら、これだよ。当時僕がやりたいと思いながらやれなかったことだ。僕はグラフィティを使って、絵で記録を残しているんだ!」


目の前のグラフィティは、3人の子どもと、もう1人の少し大きな子どもで構成され、その少し大きな子どものそばには青緑色の鬼火が漂い、まさに恐ろしい形相で、前の3人の子どもを追いかけていた。




【選択肢】

・この絵はどこかで見たことがあるような気がする

・これは君の故郷の洞穴の中のあの絵じゃないの?

選択肢

この絵はどこかで見たことがあるような気がする

鬼火緑

「忘れたの?僕の故郷の洞穴の中にも同じものがあったでしょ!」

「これは僕が初めて君に会った時に描いたものさ。あの時、君は、特徴的な絵を描いてるねって褒めてくれたよね!」


これは君の故郷の洞穴の中のあの絵じゃないの?

鬼火緑

「ハハッ、でも全く同じ絵ではないよ。これはぼくが空桑に来てから描いたものさ!」

「これは僕と君の出会いを表現したものだから、僕にとっては記念碑的な意味があるんだ!」



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鬼火緑

「それからこの絵。これは村人の目の前で僕を守った君!」

「これは僕と一緒に悪人を懲らしめた君!」

「それからこの絵とあの絵は……」


鬼火緑はすらすらと石壁のグラフィティを紹介し、談笑している間も二人が出会った時の思い出を、ゆっくりと、詳しく話している……





明・清の時代

雲南の山間部には妖怪が人を食べるという伝説が盛んに伝わっていた

空桑の若様が調査に向かうことになった





村長

「食魘?いやいや、ここで騒動を起こしているのは鬼火妖怪だよ。」

「やつは村の裏山の洞穴で暮らしている。夜になると洞穴近くで鬼火がきらめき、人々を驚かせている!だから今は、村人たちはあの山道を上がることができない。」

「だが、奴に近づかなければそれで終わるわけではない。あの妖怪は、しょっちゅう村に来ては子どもを捕まえて食ってしまう。ちょっと目をはなした隙に、子どもたちは奴に連れ去られてしまう。誰もそれを防げない!」




【選択肢】

・私が山に入って調査しよう

・私が子どもたちを救い出してくる

選択肢

私が山に入って調査しよう

村長

「よかった。何か手伝いが必要なら、気兼ねなく頼んで欲しいな!」

「もしあなたがあの妖怪を退治できれば、あなたはこの村にとって大恩人だ!」


私が子どもたちを救い出してくる

村長

「子どもを救い出したあとは?根本的な解決にはならないのでは?」

「後顧の憂いを断つため、やはり……あの妖怪を徹底的に退治すべきだね。」



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村長の目には「妖怪」に対する恐れがなかった。それどころか嫌悪と謀略に満ちた表情でこちらを見ていた。


何かあやしい……徐々に疑念がわいてくる……


夜、山道に向かうと、やはり村長が言っていたとおり、鬼火があらわれた。


青緑色の鬼木は山道全体を不思議に照らし、まるで冥界への道案内をしているかのようであった。


???

「ひっひっひ~」


ふわふわと漂う鬼火からは奇怪な笑い声も聞こえる。その笑い声は、高くなったり低くなったり、急に消えたり、また声がしたり、薄暗い山道を、さらに薄気味悪いものにしていた。


???

「ひっひ~君が好きなのは赤色それとも緑色~?





【選択肢】

・赤と緑の組み合わせでもいい?

・どっちも好きじゃない

選択肢

赤と緑の組み合わせでもいい?

???

「うわ~~やっとセンスのいい人間がやって来たぞ!」

「君も青と緑の組み合わせが美しいと感じるんだね。君はセンスがいいから、食べないであげるよ~」


どっちも好きじゃない

???

「どうして赤色も緑色もダメなんだ?!」

「それより、どうして君は、そんなに落ち着いていられるんだ?普通は僕に驚くはずだ。」



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突然姿を見せたその「妖怪」は、赤と緑のシマシマ模様の短髪で、服装も全部、赤色と緑色を組み合わせて作られている。


それだけでなく、彼はかすかな光を放つ鬼火提灯を手にさげ、体の回りにも、青緑色の鬼火がふわふわ浮いている。


一般的には、かなり変わった装いであり、村人たちから「妖怪」と称されるのも無理はない。


【選択肢】

・君が鬼火妖怪でしょ?

・これだけ?

選択肢

君が鬼火妖怪でしょ?

???

「そうだよ。子どもを食べる妖怪とは、この鬼火緑のことさ!」


鬼火緑

「僕の名前を知ってて、それでも夜中に山を登ってくるとは、君は本当に大胆な人間だね。」

「へッへッへ。君はもう妖怪に捕まったんだよ。すぐに洞穴に連れていっちゃうからね~」


これだけ?

???

「なんだと!僕は人を食べる妖怪・鬼火緑だぞ!まだ見せてないけど、僕はほかにもたくさん、もっと刺激的な物を持ってるんだ!」


鬼火緑

「光る壁画を見たことあるか?どれも僕が鬼火を使って描いたものなんだ。間違いなく凄い代物さ!すごく刺激的だし!」

「きみが僕と一緒に妖怪の洞穴に行ったら、君はきっと驚くだろう!必ずだ!保証する!」



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少し話しただけだが、この妖怪の本性はもう分かった。彼は妖怪というよりは、世間知らずの少年だ。


幼稚な「妖怪」が、わざわざ自分から「巣穴」の場所を教え、「妖怪退治」に来た見知らぬ人を、自分の暮らす洞穴へ誘っているのだ。




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二 色あせない・弐

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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鬼火緑

「見て!ここはクールだし、すごいだろ?」

「ここのグラフィティはどれも僕が描いたんだ。山にはたくさんの怖い言い伝えがあるけど、僕が聞いた物語や、自分の経験談を、壁に描いているんだ!」


鬼火緑の洞穴の中には大小さまざまで、いろんな色の絵が、壁いっぱいに描かれていた。しかし絵のスタイルは、抽象的過ぎて、何を描いているのかは、ちょっとわかりにくい。


このグラフィティで最もめずらしいのは、これらの絵が光を放っているという点だ。かすかな光を放ち、洞穴全体を多彩に照らし、まるで童話の中に出てくる夢のトンネルのようだ。




【選択肢】

・確かに素晴らしい

・君はなかなかすごいね

選択肢

確かに素晴らしい

鬼火緑

「そうだろうそうだろう。これが芸術だよ!」

「そう言ってくれたのは君が初めてだよ。山のふもとの村人は、これを見ると、すぐにひどく怯えてしまうんだ。」

「彼らには絵心がないんだよ。僕の絵はどう見たって最高なのに!全然怖くないんだろ?」



君はなかなかすごいね

鬼火緑

「ハハッ。僕も自分自身、すごいと思うよ!」

「すごい画家はみんな、展覧会を開くのが好きなんだってさ。いつか僕も開けたらいいな!」

「見る人が多くなれば、君のように僕を褒めてくれる人も増えるよね?」




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鬼火緑

「他人がどう言おうと、僕は色あざやかで、キラキラした物が好きなんだ!」

「僕は自分の鬼火を、絵具に変えることができるんだ。こうやって描いたものが、光り出すんだ!」

「ちょっと待ってて。君にも絵を描いてあげるよ!」


そう言うと、鬼火緑は手を提灯の中に突っ込み、指につけた絵具を岩壁に塗り始めた。


彼はまず恐ろしい形相の子どもを1人描いた。その赤と緑だけを交互に使う配色は、一目で、この絵が彼が描いた作品だとわかる。


続けて、その子どもの前に、背の小さな子どもを3人描いた。子どもたちは転がったり、はったりしていて、どうやら、後ろの「彼」に追いかけられているようだ。


鬼火緑

「完成!」

「えっとね、おっ、この絵のタイトルは……「子どもを捕まえる妖怪」!」




【選択肢】

・どこが妖怪なの?

・君はどう見たって食魂だろ

選択肢

どこが妖怪なの?

鬼火緑

「だって村人たちが僕のことをそう呼ぶから。」

「君は僕が普通の人と違うって気づかない?僕は食魂なんだ!」

「村人たちから見れば食魂も妖怪も大差ないんだろうね。」


君はどう見たって食魂だろ

鬼火緑

「わぁ、君は見分けがつくのか?!」

「まさか君も食魂……僕の同類?」

「いや違うな、君は見たところただの人間だ!」

「でも構わないさ。同類でないとしても、僕たちはきっと友達になれるね!」



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鬼火緑

「僕はまだほかの食魂に会ったことがないんだ。彼らも人間たちに、妖怪だと思われてるの?」


鬼火緑は首を傾げ、質問しているようでもあり、独り言を言っているようでもあった。


彼の問いかけからは一切、恨みの念などはうかがえない。「明日雨降る?」程度の問いかけと変わらなかった。彼は、そういったことに無頓着なようだ。



【選択肢】

・明日一緒に何か刺激的なものを探しに行こうよ

・友達になろう、明日は君の助けが必要だ

選択肢

明日一緒に何か刺激的なものを探しに行こうよ

鬼火緑

「刺激?いいよいいよ!そんな面白そうなものがあるのかい?必ず連れて行ってよ!」



友達になろう、明日は君の助けが必要だ

鬼火緑

「いいよ!どんなことも任せてよ。君は僕以外に友達がいないのかな!」

「へへッ、初めて誰かに助けを求められたよ。結構ワクワクするもんだね!」



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二日目





鬼火緑

「どうしてこんな変装をして、村に紛れ込むんだ?村人たちに見つかったら……」


村人A

「ぎゃあっ!」

「誰かうちの狗娃を見なかった?うちの狗娃が見当たらないの!」


村人B

「まずいな!妖怪がまた村に来て子どもを連れ去ったんだ――!」


鬼火緑

「えっ?僕はいま来たばかりだよ。まさか僕以外にも妖怪が?」


村人A

「妖怪はここだ!やつの鬼火を見たぞ!」


村人B

「妖怪を逃がすな!みんなで捕まえるぞ!」


鬼火緑

「うわっ、どういうこと?どういうこと?すごくエキサイティングな展開だね!」




【選択肢】

・早く逃げて!

・すぐに村人に説明して!

選択肢

早く逃げて!

鬼火緑

「ハハッ。”鬼ごっと”をやるのかい?僕たちだけが鬼?」


すぐに村人に説明して!

鬼火緑

「何を説明するの?このほうがおもしろいよ!」



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一瞬の躊躇が災いし、二人は激昂した村人たちに囲まれてしまった。


村人A

「おい、妖怪!うちの子を返せ!」


村人B

「やっちまえ!やっちまえ!」


村長

「わしらはこれ以上、この妖怪に、この村で、災いを引き起こさせるわけにはいかん。亡くなった子どもたちのため、村の平和のため、この邪悪な妖怪は絶対に葬り去らなければならん!」


村長に煽られ、村人たちの怒りはさらに増大した。みな口々に鬼火緑に対して野蛮な言葉を叫んでいる。



【選択肢】

・鬼火緑の洞穴に子どもはいない

・この村の災いが鬼火緑の仕業だという証拠はない

選択肢

鬼火緑の洞穴に子どもはいない

村長

「何を言ってる。子どもたちは、奴に食べられてしまったからじゃろう……」

「見ろ。彼らの骨さえも、妖怪が鬼火に変えてしまったのじゃ!」


この村の災いが鬼火緑の仕業だという証拠はない

村長

「私たちの村のことを、よそ者にとやかく言われる筋合いはない。」

「わしら村人、一人一人の証言が確固たる証拠じゃ。」



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村長

「おぬしはなぜ妖怪の肩を持つ?まさかおぬしも妖怪の仲間か?」

「みなの物、すぐにこのよそ者と妖怪を捕まえるのじゃ!」


鬼火緑

「うわぁ。いっぱい追いかけてくるね。まずは逃げよう!」




鬼火緑

「ハハッ、今回はちょっと刺激が強すぎたね。なんとか無事に逃げられたけど!」

「僕を追いかけるよりも、早く子どもを探したほうがいいんじゃない?この村人たちは、何を考えているのかよくわからないな。」


ちょうどその時、近くの茂みから葉がこすれる音が聞こえた。


鬼火緑

「えっ?こんなすぐに追いつくの?」

「早く!まずはどこかに隠れよう!」


ずる賢い男

「子どもたちを、あの妖怪の洞穴に隠して大丈夫か?」


屈強な男

「問題ない。何度もやってるだろ!あの洞穴の中には、分かれ道がたくさんある。あの妖怪でさえ、俺たちがさらった子どもを、ここに隠していることに気づいていない。」

「お前たちは心配するな。子どもを売ったら分け前をやる。おとなしく待っていればいい!」


ずる賢い男

「わかった。兄貴、言うとおりにするよ!」


彼らの笑い声が遠ざかっていくのを確認し、鬼火緑は困惑した表情で茂みの中から立ち上がった。


鬼火緑

「ほんとかなぁ?!本当に僕の洞穴に子どもたちがいるの?」




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三 色あせない・参

◆主人公【男性】の場合◆

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翌朝早く、村中が赤ん坊の泣き声で目を覚ました。身なりはボロボロになってはいたが、この村から消えた子ども達が、村の入り口で泣き叫びながら、自分の両親を探していた。


村人A

「狗娃!うちの狗娃よ。うちの子が帰ってきた!」


村長

「どういうこと?」



【選択肢】

・失踪した子どもたちを無事に村に届けられたね

・鬼火緑が無実だと証明できたね

選択肢

失踪した子どもたちを無事に村に届けられたね

鬼火緑

「あの子たちは、悪党どもに口をふさがれ、僕の洞穴の一つに押し込められていたんだ。もう少しで、あぶなく売られてしまうところだったよ!」

「あっ、そうだ。あの悪党のリーダーは、この前、僕を捕まえようと躍起になって叫んでいた人だよ。これってつまり、「泥棒が泥棒を捕まえろと叫んでた」ってことだよね?」


鬼火緑が無実だと証明できたね

村長

「何じゃと?村の者がお前たちをさらったというのか?」


狗娃

「そうだよ。大牛おじさんがさらったの。おじさんは悪い人よ!うう……もうお父さんとお母さんに会えないかと思った……」




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村長

「なんと……真相はそういうことであったか……」


しばらく村は混乱状態であったが、それが収まると、救い出された子どもたちは、ようやくそれぞれの親たちと一緒に家々へと帰っていった。


村人たちも、子どもたちの口から「さらったのは妖怪じゃない。仲間だと思っていた村人が犯人だ」との真相を聞いた。


村長の対応は早かった。すぐさま村を封鎖し、大牛ら犯人全員を捕らえた。


村長

「二人のおかげで、子どもたちが無事に村に戻ってきました。」

「わしらには、人を見る目がないようじゃ。あなたを妖怪だと誤解してしまった……わしら無知な村人を、どうかお許しくだされ。」


鬼火緑

「ハハッ。実のところ、妖怪だと誤解されるのも、とても楽しかったよ!」

「もう事件は解決した。山に帰ってもいかな?」


村長

「もう少しわしらに時間をくだされ。今晩、村で厄除けの儀式を行います。お二人もお帰りになる前にぜひ参加してくだされ。」


鬼火緑

「儀式?なんだかおもしろそうだね!」


村長

「ええ、厄除けの儀式はにぎやかなもの。村の者がお二人のためにお礼の宴席を用意しております。どうかお越しください。」

「まだ時間がございます。私は先に儀式の準備をしてまいります。しばらく、ごうるりとなされてください。」


夜の帳が下りた――


儀式の時間が近づくにつれ、徐々に料理のにおいが辺りに漂い始めた。村長が杖を突きながら、ゆっくりと厨房に入っていく。その表情は見えないが、料理に注視しているようだ。


村人A

「村長、本当に毒を盛るのですか?彼は狗娃の恩人ですよ?」


村長

「恩人じゃと?この数年間、わしらが奴を、どんな風に扱ってきたのか考えてみよ。奴がわしらを恨んでおらんはずはない。」

「根源を絶てば、将来への憂いもなくなる!」

「覚えておくのじゃ。あれは妖怪じゃ。妖怪は恐ろしいものなのじゃ。」


村人A

「しょ、承知しました……」


しかし、そんな恐ろしい計画を実行しようとしているこの二人は、厨房わきのひと隅に、ある人が身をひそめていることには、気がつかなかった。


鬼火緑

「おいおい、厨房に盗み食いに行くのに、なんで僕を誘わないんだよ。おかげで僕はずっと君を探していたんだよ!」

「どんな感じだった?彼らの料理は美味しそうかい?」





【選択肢】

・絶対に彼らの料理を食べてはいけない

・村長がいた……

選択肢

絶対に彼らの料理を食べてはいけない

鬼火緑

「ハッハッハッ。ずいぶん変な顔をしているな!本当にそんなに、おいしくないのかい?」


村長がいた……

鬼火緑

「はははっ!つまり君は、村長に盗み食いがバレちゃったってこと?」

「君と一緒につまみ食いに行ったら、僕まで怒られそうだ。僕一人なら、そんな簡単にばれないよ!」



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鬼火緑

「でも儀式のメインは料理じゃない。さっき僕が、もっとおもしろい場所を調べておいたよ!」

「行こう。今から連れて行ってあげる!」


鬼火緑はすぐに行こうとしたが、服の裾をつかまれた。




【選択肢】

・村に残って暮らしたい?

・外の世界に行ってみたくない?

選択肢

村に残って暮らしたい?

鬼火緑

「そんなことはないさ。」

「村人たちは僕の絵をとても怖がる。村で暮らしたら、僕は好きに絵を描けない。」

「僕はやっぱり洞穴で暮らすのが好きなんだ。いま住んでいる洞窟が、絵でいっぱいになったら、またほかの洞穴を探すつもり!」


外の世界に行ってみたくない?

鬼火緑

「もちろん行きたい!世界各地に冒険に出かけたい。旅の先々でグラフィティを描きたいな!」

「君も一緒に行かない?最初に行くのはどこにしようか?」


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まだ村長の計略に全く気づいていない鬼火緑は、フワフワした表情を浮かべ、将来への期待に胸を膨らませている。


鬼火緑

「盛大な画展を開いてみんなに僕のグラフィティを見に来てもらいたい!」

「すべての人に知ってもらいたい。僕の絵は怖いものなんかじゃなく、とっても美しいものだ。じっくりと鑑賞するに値する芸術品だ!」


鬼火緑の目の奥底にめらめらと炎が見えた。彼は心の底から壁に描く絵を愛しているのだ。





【選択肢】

・一緒に帰ろう

・君を空桑に連れて行き、展覧会を開かせてあげる

選択肢

一緒に帰ろう

鬼火緑

「君は空桑で暮らしているの?伝説のあの空桑?!」

「行かない理由なんてない。君は僕の家を見たよね。今度は僕が君の家を見に行く番だ!」


君を空桑に連れて行き、展覧会を開かせてあげる

鬼火緑

「何?君があの空桑の若様?すごいね!」

「空桑は本当に、伝説のとおり、たくさんの食魂が一緒に暮らしているの?僕もそこに行けるんだね!そしてそこで展覧会を開けるんだね?」



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鬼火緑

「いつ出発する?待ちきれないよ!」


鬼火緑の説明を全て書き終えた。まるで初めて会った時のことを、もう一度追体験したような気分である。


鬼火緑の

「見て、この絵は僕を空桑に連れ帰る君!特別大きくて、すっごく頼りになる感じでしょ?」


このグラフィティで描かれている、赤と緑で配色された子どもは、もう恐ろしい形相はしていない。それどころか満面の笑みを浮かべていた。


その子の反対側に、彼よりもさらに頭一つ分大きい”巨大な”子どもがいた。この子も笑っていて、その笑顔は奥ゆかしく煌めいていた。無限の助力と包容を含んでいるような笑顔だった。



【選択肢】

・あの時こんな風に笑っていた?

・君の画風は変わったようだね。

選択肢

あの時こんな風に笑っていた?

鬼火緑

「だいたいこんな感じでしょう?」

「僕の記憶の中にいる君は笑顔が素敵で、まるで光を放っているようさ!」

「僕はそんな感覚を描きたいと思っていた……そして気づいたらこんな絵が出来上がっていたというわけさ。特別似ているわけではないけれど、絶対的な雰囲気はよく似ているでしょ?」



君の画風は変わったようだね。

鬼火緑

「君もそう思う?」

「ハハッ。最近は何を描くにも、昔よりもずっと、すらすらと描けるようになったんだ。やっぱり強くなったからかもね!」




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鬼火緑

「前はグラフィティを通してしか、興奮や喜びを表現できなかったけれど、今は違う!」

「まるで新しい色を手に入れたみたい。今の僕はもう過去とは明らかに異なる絵を描けるようになった。」

「〇〇、すべて君に出会ったおかげだよ!」




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