重陽糕・梅影探踪
目次 (重陽糕・梅影探踪)
ステージ 馬の飼いならしの妙術
厩であぐらをかき、姿が重陽糕を見つけた。彼は何をしているだろう――
◆主人公【男性】の場合◆
（逆の場合の差分は募集中）
若
「重陽糕？どうしてここに？」
農場を通りかかると、重陽糕が馬小屋の中であぐらをかいていた。おかしなことに、駿馬が前足を曲げて彼の胸もとを軽く踏みつけていた。彼は動かないどころか、嬉しそうに馬の足をぽんぽんと叩いていた。
若
「大丈夫？落馬したの？」
重陽糕
「ハハッ、何でもない。馬とじゃれてるんだ。」
若
「馬と、じゃれる？」
重陽糕
「お前はそんなこともわからねぇのか？馬は人間を見抜くんだ。人間が上から目線で家畜扱いしたら、こいつは決してなついてくれない。」
「実際、人間のどこが馬より偉いんだ？普段はおれがこいつに乗る。たまにはおれを踏みつけてもらう。馬だっておれたちが平等だとわかれば、嬉しいに決まってる。」
若
「こういう馬の飼いならし方は初めて聞いた……」
重陽糕
「信じられないだろうが、このやり方は効果がある……」
「こいつは別名「飛騨」。飛ぶように走るが、気性がとても激しいんだ。」
「今日はもともと蹄鉄をつけるつもりだったんだが、こいつの起源が悪そうだったんでな。でも見ろ、おれとしばらくいるうちに、なついてきた。」
若
「まったく……何があったんだ？」
その時、馬小屋にいきなり数体の食魘が現れ、突き飛ばされてしまった。そいつらは飛ぶように逃げ出し、追いつけそうもない――
重陽糕
「おいおい、ここで〇〇をいじめるとは。おれの存在は無視するのか？」
重陽糕は飛騨を放し、馬具もつけずに飛び乗ると、猛然と追いかけた――
戦闘
VS 餓鬼
若
「すごいなぁ。一発であの泥棒を仕留めた！」
重陽糕
「ハハハ、このかわいい飛騨のおかげだ。」
若
「さっきは息がぴったりだった、このおかしな飼いならし方には本当に効果があるのかも……」
重陽糕
「そうさ。ウソじゃなかっただろう？ハハハ、おれに習えば、お前だってそれなりの伯楽にはなれるさ。」
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