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高須 らいむ(STORY続き)

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※ここはCHUNITHM PARADISE LOST以前に実装されたキャラクターのページです。

  • このページに記載されているすべてのスキルの効果は、CHUNITHM PARADISE LOSTまでのものです(限界突破の証系を除き、NEW以降で入手・使用できません)。
  • 専用スキル装備時に名前とグラフィックが変化していたキャラクター(いわゆるトランスフォーム対応キャラ)は、RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。

高須 らいむ」のSTORY全文が長文になるため、容量の都合で分離したページです。

STORY(EPISODE8以降)

EPISODE8 モクヒョウ「超えるべき壁、慈文! らいむの叫びが、スケミンたちを奮い立たせる」

 「らいむよ! どこへ行こうというのかね!」

 「お父様こそ普通に来られなかったの!?」

 「旦那様、これで今年5回目ですよ」

 「今年!? っていうか初めてじゃなかった!?」

 「どうしてそこまで家から出ようとする? 家が嫌いになったのか?」

 「何度も言ってるのだ! スライムの可能性を世界に知らしめたいのだと!」

 「スライムというのは、そこで溶けているやつのことか?」

 「え?」


 慈文に指差した先――そこには天井が壊された衝撃の余波で潰れているものと、陽の光によって蒸発しそうになっているのが数匹がいた。

 それほどまでに圧倒的な闘気ッ!


 「スケミーン!? くそぅ、天井から落ちてきたのはこれが狙いだったのか……!」

 「ただの偶然だと思われます」

 「やはり、そんなもののために外へ出すわけにはいかん!」

 「わからず屋めー! 今度こそお父様にスライムのすごさをわからせてやるのだ! そしてユリアたむを我が物にーっ!」

 「結局は女の子じゃあないか。そうだ、新しくメイドを雇おう。らいむ好みの子だ!」

 「えっ、ほんとに!?」

 「揺らいでますよ」

 「ハッ!? お父様め、卑怯な手を!」

 「お嬢様がチョロ甘すぎるのです」

 「イネさんはどっちの味方なのだ!」

 「どちらかと言えば旦那様ですね。お給料をいただいているので」

 「裏切者ーっ!?」

 「痛み入ります」


 その場で地団太を踏み、慈文を睨みつける。


 「だいたい、お父様は過保護すぎるのだ!」

 「な、なにィ!?」

 「確かに今まで引きこもって好き勝手やって、お父様たちには迷惑をかけた……それでも大切にしてもらってきた……それは感謝してる!」


 持っているスケミンをすべてボールから解き放つ。

 先ほど残骸となっていたスケミンも、元に戻っていた。


 「だけど、わたしだってもう15歳! 本当ならピッチピチの女子高生! 叶えたい夢の1つや2つあるのだ!」

 「……うぐぅ!」

 「だから、その夢を叶えるためにわたしは、スケミンたちと旅に出る! そう決めたのだ!」

 「フォロロロロロ!」

 「す、スケミンが喋って……あ、イネさんを倒してレベルアップをしたのだ!」

 「夢を叶えたい、か……言うようになったじゃないか、らいむ。お父さんは嬉しく思うぞ。だが!」


 慈文は上半身の衣服を脱ぎすてると、ドンッ!

 力強い四股を踏む。

 それは屋敷全体を震わせるほどの闘気を発していた。


 「外に出ることは認めん! どうしても出たいというのであれば、この父を倒して見せるのだぁ!」

 「あっ、あれは……旦那様の本気……極みの構え!」

 「初めて聞くのだ!? というか脱ぐ必要性は!?」


 溢れる闘気で、慈文の周りの空気が揺らめく。

 ビリビリと肌も震え、らいむは唾を飲み込んだ。


 「わたしだって1分1秒、成長しているのだ! スケミンたちだって……っておぉぉぉぉぉい!?」


 見れば、慈文の闘気によって全員が床にべちゃりと広がっていた。


 「らいむよ、それで終わりかぁぁぁぁぁ!」

 「あばー! 絶対に諦めないのだーっ!」


 残骸をかき集め、元の姿にせっせと戻す。


 「一緒に行くのだ、スケミン」

 「フォルルル……」

 「フォロロロ……」

 「大丈夫、わたしは絶対に勝つのだ!」


 足元に集まるスケミンたちは、うなずいたような動きを見せる。

 そんなスケミンたちを見て、らいむは小さく微笑んだ。


 「さぁ、こんなところで止まってられないのだ!」

EPISODE9 親と娘の愛情の行方「らいむ VS 慈文! 強敵を前に、ニチャァと不敵な笑い声」

 らいむは自信満々にサムズアップした次の瞬間、スケミンたちは呼応するように小さく震えると、互いに体をぶつけ合わせて四散する。

 その一部がゴーグル型になって、らいむの顔へ飛んだ。


 「スケウター! 装、着!」


 高須慈文 Lv.55

 CATEGRY:ボス系

 PLACE:高須家屋敷

 RARE:★★★★★★

 HP:6575/6575

 MP:656/656

 弱点:花粉、納豆、娘の笑顔

 『高須家当主。

  超一流の医療技術を持つスゴウデの現役医師。

  その鍛え抜かれた筋肉から放たれる強力な攻撃は、

  まさに極みの一撃。』


 「そしてお父様の弱点はわたし! お父様ー!」

 「なんと愛らしい笑顔だ! 我が娘よ!」

 「今なのだ! いけーっ、スケミン!」


 らいむの笑顔を堪能していた慈文。

 その隙にスケミンを投擲しようとするが、らいむの腕にへばりついて離れない。

 勢い余ったらいむは、ヘッドスライディングをかましてしまった。


 「あだだだだだだ……」

 「だ、大丈夫からいむ!」

 「い、今なのだ!」


 らいむはキャリーバッグからロケット花火を取り出し、スケミンたちに差し込む。


 「これぞスケミンロケットなのだ! いけーっ!」


 花火に着火し、勢いに乗ってスケミンたちが飛んで行く……はずだった。


 「あばばばば!? 花火が貫通したのだ!?」


 勢いに耐えることなく、筒だけが射出される。

 残ったのはさっきまでスケミンだったもの。

 ご愁傷様である。


 「遊びも終わりにするぞ、らいむ!」

 「あばーっ! なんのーっ!」


 迫る慈文に、1体のスケミンを投げるが、そのスケミンは細切れにされてしまった。


 「なんでメスなんて持ってるのだ!?」

 「これはメスではない。アルミホイルだ」

 「どれだけ研いだのだ!?」

 「いえ、あれは本当に幼稚園児の工作レベル。半裸になった旦那様なら、それくらい可能かと」

 「何で!? でも、切っても意味ないのだ!」


 細切れになったスケミンは、一瞬で元の姿へと戻る。

 それを見た慈文は、静かにメスを投げ捨てた。


 「ならば拳で語るのみっ!」

 「身ひとつならなんとかなるはずなのだ! スケミンたちよかかれー!」


 慈文に飛び掛かるスケミン。

 次の瞬間にはスケミンは吹き飛ばされ、壁一面に飛び散っていた。

 今まで散々やられているのだ。当たり前である。


 「お、お父様……本当に人間……?」

 「らいむも昔、私の筋肉にぶら下がって喜んでいたじゃあないか!」

 「そんな物騒なもので遊んだ記憶はないのだ!? 威力はすごくても所詮は素手! やっちゃえー!」

 「ふんッ!」


 慈文がそう叫ぶと、周囲に闘気が解き放たれる。

 それは周りの熱量をあっという間に上げて――


 「全滅!? あれだけのスケミンが……たったの三十秒で!?」


 さっきまでスケミンだったものが辺り一面に広がっている。


 「さぁ、もう満足したろう! 部屋に戻るんだ!」

 「くっ……くくく……」

 「らいむ、何を笑って……」

 「アレは使いたくなかった……けど、使わせるお父様が悪いのだ……」

 「なんだと!?」

 「これでわたしの勝ち! アキハバラへと行くのだ! スケミン、奥の手!」


 らいむがそう叫ぶと、スケミンの核……ツナ子が光を放った。

 その瞬間、周りのスケミンの残骸が1つに集まっていく。

 なんと、スケミンたちの様子が……!?


 「なん……だと……?」


 現れたのは、2メートルを超える巨躯。

 その胴体の中にはツナ子の頭がコアのように浮かんでいた。


 「これが……G・スケミン!」


 スケミンは、緑色の巨大なはにわへと合体したのだ!

EPISODE10 親、越えし者「G・スケミン大勝利! 未知なる世界へ、レディ・ゴーッ!!」

 緑色の巨大なはにわへと合体したスケミンたち。

 どこぞのサボテンのようなポーズをしたそれを見て、慈文が鼻で笑う。


 「なぁぁぁぁぁにを! ふざけたことぉぉぉぉッ! この一撃でぇぇぇぇぇ! 沈めぇぇぇぇぇぃっ!!」


 岩をも砕く威力を持つ必殺の拳は、スケミンの巨体に突き刺さった。

 らいむはそれを見て、ニヤリと笑みを浮かべた。


 「ぬぉぉ! 取り込まれる!?」

 「G・スケミンのボディは無敵! 核を攻撃しなければ、ダメージは与えられないのだ! そのまま『のみこむ』のだ!」

 「ぬわーーっっ!?」


 スケミンの中で、慈文は脱出しようともがく。

 いくら動こうとも外に出ることはできなかった。


 「にゅははははっ! これでわたしの勝ちなのだ!」

 「いえ、まだ終わっていないようですわ」

 「あば?」


 慈文を取り込んだそれが、らいむに向かって突進する。

 間一髪のところで避けるが、G・スケミンはその勢いのまま壁に激突し、玄関を破壊してしまう。


 「あばーっ!? ど、どうしたのだ!?」

 「ズットキキタイライムノコエ。

 ココガオマエノイルベキイエ」

 「ラップ!?」

 「お嬢様もライムで対抗を」

 「や、やったらー!

  わたしの行くべき場所アキハバラ

  立ちはだかる敵皆マルハダカ」

 「言葉も出ないくらい酷い出来ですね」

 「ラップはどうでもいいのだ! それよりも、スケミンとお父様の意識が混ざり合ったみたいなのだ!」

 「あり得るのですか?」

 「それがありえるかも」


 こんなものができたのは予想外。

 スケミンと慈文の意識が混ざるのも想定外。

 頭を抱えている間にも、G・スケミンは玄関の壁に体当たりを続けていた。


 「げ、玄関が……わたしの家が……やめるのだー! わたしの帰る場所を壊さないでー!」


 らいむの声に、一瞬だがG・スケミンは動きを鈍くさせる。

 声が届くことを知り、らいむはひとつ閃いた。


 「そうか……そういうことなのか……」

 「何をするおつもりですか?」

 「ちょっといってくるのだ。大事な家族を救いに!」


 イネが止める間もなく、らいむは自らG・スケミンの中へと飛び込んだ。


 『起きて。らいむちゃん』

 「んにゅ?」


 気が付けば真っ黒な空間に全裸で居た。

 目の前には、ツナ子の頭部が浮かんでいる。


 「ツナ子!?」

 『ツナ子はずっと、らいむを見ていたツナ』

 「……ツナ子! ここはいったい……?」

 『ここは、心の世界ツナ。お父さんとお話するツナ』

 「らいむー!」

 「うわぁ! なんか出たのだー!?」


 慈しむような、慈文はそんな視線をらいむに向ける。


 「すまんな……ここまでやれるとは、思っていなかった」


 それに応えるように、らいむも意を決して口を開いた。


 「わたし……この家が大好きなのだ。たくさん守ってもらって、たくさんの愛をもらった。でも、やりたいことができたのだ。スライムをバカにしている人たちを見返して、可愛い女の子をありのままの姿にしたい」

 「らいむ……」

 「できないかもしれない、難しいかもしれない。でも、だからこそ、お父様たちにも応援してもらいたいのだ……わたしが、ちゃんと成し遂げられるように」

 「……決意は変わらんか」

 「変わらないのだ。それがわたしのやりたいことだから!」


 らいむの溢れんばかりの瞳の輝きに、慈文は観念したように体の力を抜いて、らいむの頭をそっと撫でた。


 「おとう……さま……?」

 「……必ず、門限までには帰るようにしなさい」

 「うん! 約束するのだ!」

 「ワタシガカナラズ、ライムヲマモロウ」


 ツナ子の頭部から放たれた光に、2人は包まれる。


 「つ、ツナ子!」

 『らいむちゃん、お別れだツナ……」

 「え? 嫌だ! 嫌なのだッ!」

 『これからも……ずっと、近くで見ているツナ』


 一瞬。ほんの一瞬だけ。無機質なツナ子の表情が、笑顔になったような気がした。


 「ツナ子……それはないのだ」


 ガコン、と後ろから土偶で殴られたような、重い衝撃が走り――気づくとらいむは玄関に居た。


 「G・スケミンは……?」

 「先ほど崩れ、旦那様とお嬢様を解放なさいました」

 「お、お父様は……?」

 「どうやら気を失っているようです」

 「か、勝ったのだ! スケミンたちが居れば、わたしは無敵なのだ。だから……」


 らいむは大型のキャリーバッグを拾い上げ、慈文に向き直る。


 「お父様、高須らいむ、出発します! でも、必ずこの家に帰ってくるのだ!」


 そう言うと、らいむは外の世界へと駆け出す。

 その姿はだんだんと小さくなっていった。


 「いつの間にか、大きくなったのだな……らいむよ……」

 「旦那様、気づいていらしたのですね」

 「娘の旅立ちに、気絶してなどいられないさ」


 娘の成長を目の当たりにして、慈文は涙を流す。

 その涙は、どことなく喜びを帯びたものだった。


 父親の大きな背中を超えたらいむ。

 向かうは未知の大地――アキハバラ。


 「へくちっ! な、なんか寒いのだ……って服がない!?」


 残念ながら、振り出しに戻る。

EPISODE11 電車で行く「外の世界は女の子でいっぱい! らいむは無事に、アキハバラへ辿り着けるのか!?」

 服に着替え、気を取り直して外の世界へと繰り出したらいむ。

 アキハバラが墜落したビワ湖に向けて移動を始めていたのだが、道中の駅でとろけた顔をしていた。


 「にゅへへ……こんなに女の子がいっぱい……これならもっと早くに出てもよかったのだ……」


 道行く女の子たちを眺め続けて、早くも2時間が経とうとしていた。


 「どうしたの? 迷子かな?」

 「あばっ!?」


 そうしていると、セーラー服を着た少女が声をかけてくる。

 突然のことに焦るが、よく見ればその少女はユリアには劣るが可愛い部類。


 「にゅへっ……か、かわっ……あのあの、しゃ、ふへっ、写真撮ってもにゅふっ、いいでふか?」

 「え、あの……」

 「フォロロロロロ!」

 「きゃぁ!? なんなのよー!」


 突然スライムボールからスケミンが勝手に飛び出し、少女のセーラー服を溶かしてしまう。

 スケミンは少女に払いのけられると、地面に飛び散った。


 「あばっ!? スケミーン!? でもナイス!」

 「なんだ今の悲鳴は! 痴漢か!?」

 「あばばばば!? 戻れスケミン! 逃げるのだー!」

 「そこの君! 待ちなさい!」

 「追ってきてる!? どうしてこうなるのだ―!?」


 息を切らせながら、どうにでもなれという気持ちで停車中の車両に飛び乗る。

 その直後に扉が閉まると、電車は発車した。


 「な、なんとか助かったのだ……」


 息を切らせながら、椅子にドカッと座る。

 どこへ向かう電車なのかを確認すると、偶然にも乗る予定のものだったようで、らいむは安堵して大きく息を吐いた。

 電車に揺られ、ふと窓の外に視線を移す。


 「わたし、本当に家の外に出たんだ……」


 流れ、変わりゆく景色。

 今目の前に広がる世界に、らいむはワクワクを止められずにいた。


 「にゅへ、にゅへへ~……もう少しなのだ……ユリアたむの美しい肉体が、もう少しでわたしのものに……にゅっふふふふふふ」


 妄想を頭の中に思い描き、顔をとろけさせる。

 あと少しで念願が叶うかもしれないと思うと、興奮を抑えることはできなかった。


 しばらくすると、電車はひときわ大きな駅……梅田に到着する。

 駅の構内を眺めていると、お団子頭の少女が電車に飛び乗り、らいむの目の前の席に腰を下ろした。


 「かかかわかわかわわわ……!」


 突然の美少女出現に、らいむの思考回路はショート。

 ユリアに負けず劣らずのその美貌。

 瞬く間にらいむはその少女をロックオンし、スマホに叫ぶ。


 「いえす、らいむ! この美少女の情報をわたしに教えるのだ!」

 『わかりかねます』

 「あばー! 早く情報を出すのだ! チャイナっ娘はレアなのだー!」

 「――キサマも刺客アルか!?」

 「あばばばば!?」


 いつの間にか、らいむはお団子頭の少女に組み伏せられ、関節技をキメられていた。


 「吐くアル! キサマどこの機関アルか!?」

 「あばっ! あ゛っ! お゛ぁ! お゛ぉーっ!?」


 少女の言葉は、らいむの耳には入らない。

 初めて触れる女の子の体温、吐息、匂い、柔らかさ。

 そのすべてを一度に摂取したらいむ。


 「えへへぇ……ユリアたむぅ……」


 その目の奥には、久しく忘れていた大天使の姿が映る。

 そして幸せな気分のまま、白目を剥いて昇天した。

 早速前途多難である。

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